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米空軍の極超音速兵器基礎試験が3回目で成功 [Joint・統合参謀本部]

昨年末試験の予定が遅れ、4月と7月の失敗を経て
HACMにつながるHAWC試験です
北朝鮮より1週間はテストが早いです

HAWC.jpg9月27日付米空軍協会web記事は、米空軍とDARPAが共同で進めている空中発射型極超音速兵器の試験機(HAWC:Hypersonic Air-breathing Weapon Concept vehicle)のテストが、9月20日の週に3回目の正直で成功した模様だと報じていますが、細部については関係機関から全く説明がないとしています

米空軍は極超音速兵器として、ロケットで加速され自ら推進力を持たず射程が長くないB-52搭載をイメージしたARRM(Air-launched Rapid-Response Weapon:AGM-183A)と並行し、今回成功したHAWCを原型とする、推進装置を持ち射程の長い戦闘機クラス搭載をイメージしたHACM(Hypersonic Attack Cruise Missile)の開発に取り組んでいます

HAWC3.jpgただし、2020年末試験予定が2回の失敗を経て2021年9月まで遅れており、Kendall空軍長官が先日「開発スピードに満足していない」と不満を表明していたところです。中露に後れを取っている極超音速兵器分野では、米空軍は陸海軍に先行して空中発射型を2022年に配備すると公言しており、最優先事業として取り組んでいますが、これが現実です

米陸軍は車両搭載型で2023年頃の導入を、米海軍は艦艇発射型を2023年、潜水艦発射型を2024年導入を掲げていますが、今年7月に米海軍艦隊司令官が、共同開発中の海軍艦艇への発射機の搭載には更なる時間が必要で、バージニア級攻撃原潜への搭載も含め、搭載は2025年頃になろうと一歩後退発言をしているところです

米軍全体での極超音速兵器開発については、以下の記事で不確かな部分ありありながら、少しご紹介していますので、ご興味のある方がご覧ください
「最近の状況整理」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-08-27

本日は、3回目の正直で成功したらしい極超音速巡航ミサイルHACMにつながる空中発射試験に関する、細部不明な大本営発表をご紹介しておきます

9月27日付米空軍協会web記事によれば
HAWC4.jpg●DARPA報道官は9月20日の週に「free flight」を行い、スクラムジェットが機能する速度までブースターで加速され、その後「圧縮空気と炭化水素燃料混合状態に点火され、マック5以上の速度に飛翔体が加速した」と延べ、
●「飛行テストの主要目標である、飛翔体の融合、投射シークエンス、発射機からの投下時の分離、ブースター点火、ブースターによる加速、ブースター分離、スクラムジェット点火、巡航飛翔の目標は達成された」と説明した

●また報道官は「今回のHAWC試験を通じて得られたデータは、極超音速ミサイルの近未来における前線への展開を可能にするため、今後のシステム設計や製造段階において活用されるだろう」とコメントしている

HAWC5.jpg●同報道官はまた、DARPA担当責任者のAndrew Knoedler氏によるコメント、「本試験は、極超音速巡航ミサイルが有効なツールであることを示し、HAWCの次世代装備としての具体的要求取りまとめに一歩近づけてくれた」、「次の飛翔体を準備し、更なる試験を今年後半に実施する」を紹介した
●またKnoedler氏は、「パンデミックの中でも、米空軍とFA-18への搭載を検討している米海軍飛行試験チームの協力体制が維持されたことで、この成功が導かれた」と述べている
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試験結果やデータが「will help validate affordable system designs and manufacturing approaches」に活用されるとの段階で、更に7月の2回目試験の失敗原因が不明なままで、今年後半にも試験計画があり、まだまだ実配備には遠い感じがする開発案件ですが、とりあえず関係者の喜びの声をお伝えしました

中露が開発した装備の成熟具合が気になりますが、「Game Changer」となりえる装備で、日本にも配備の可能性がある装備ですのでご紹介しておきます

米軍の極超音速兵器開発
「最近の状況整理&米海軍が2段目ロケット試験成功」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-08-27
「米艦艇搭載は2025年頃か」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-07-24
「豪州とも協力」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-12-01
「今頃学会と情報収集枠組み」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-10-28
「3月の極超音速兵器テストは誤差20㎝」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-10-14
「3軍協力で極超音速兵器開発」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-08-15-1
「ボディー試験に成功」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-03-22
「空軍開発本格化」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2019-06-16
「攻防両面で超超音速兵器話題」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2018-09-08-1
「防御手段無し」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2018-03-21-1
「宇宙センサー整備が急務」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-07-31

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米空軍が艦艇攻撃用にJDAM改良中 [米空軍]

対地攻撃用JDAMは艦艇攻撃に適していない教訓
レーザー誘導ではなくGPS誘導で
艦艇の水中部分を含む攻撃目指す

F-15E GBU-31.JPG12日付Military.comは、米海軍研究所が中心となって8月26日に行われた2000ポンドGPS誘導JDAM(GBU-31)の艦艇攻撃用改修試験を取材し、その狙いや改修方向について取り上げています

レーザー誘導(GBU-24)ではなく、GPS誘導JDAM型をベースに改良に取り組むのは、今後ますます艦艇の防空能力向上が予期される中、爆弾が着弾するまで精密誘導のためレーザー照射を継続するのは困難との判断や、雲の影響を受けることは避けたいとの考慮があるようです

一方で、GPS誘導で艦艇の特定箇所に爆弾を精密誘導できるのか、記事は詳しく言及していませんし、開発担当の空軍幹部も言及を避けています

ただ、試験を行った少佐のパイロットは、細部への言及を避けつつ、従来米空軍の艦艇攻撃用JDAMはレーザー誘導型だったが、地上施設攻撃用レーザー誘導型では艦艇攻撃はうまくいかないだろうとコメントしており、何がどのように問題なのか気になります

12日付Military.com記事によれば
F-15E GBU-312.jpg8月26日の試験は、フロリダ州エグリン基地所属の第86試験評価飛行隊から3機のF-15Eストライクイーグルが参加し、ダミー爆弾にJDAMキットを装着して、様々な方法で停止及び移動目標両方に対する新たなJDAMの試験が行われた

9月10日のインタビューで、担当する米空軍研究所のAnthony Meeks大佐は、パイロットが海上脅威目標の様々な「目標ポイント:aim points」に爆弾を投下可能かを確認するために試験を計画したと述べ、艦艇の最も高い部分や喫水線部分や海中部分などが目標ポイントだったりすると語った
更にMilitary.com側から、それは艦艇の艦橋やブリッジや推進機関や燃料タンクや兵器庫などの重要部分を狙って攻撃可能な兵器を目指している言うことか?と尋ねたが、同大佐は開発中の兵器の性能については言及できないと答えた

F-15E GBU-313.JPG9月1日に米空軍は公式発表で、この開発が「低価格で魚雷のような破壊力を空中攻撃で目指すものだ」と説明しているが、水中に入ったJDAMは自身で推進力を持たない
ただし同大佐は、爆弾の先端部分を再設計し、水面で爆弾がはじかれずに水面下の目標地点に到達できるよう検討しているほか、従来の地上目標への誘導とは異なるGPS誘導が必要なのかを吟味していると述べている

またコストについて同大佐は、艦艇攻撃用JDAM完成版と従来型との価格差について現時点では不明としながらも、従来型JDAMとの部品共通化で、可能な限り価格を抑えたいと述べ、更に従来型JDAMが搭載可能な全ての航空機は、開発中の艦艇用JDAM搭載可能になると説明した
今後について同大佐は、米海軍のNaval Sea Systems Commandに試験結果を提供し、その効果や有効性について米海軍からの評価も得て改良の資とし、今後の方向性決める「military utility assessment」を2023年末か2024年初に予期していると語っ
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艦艇攻撃用の新兵器開発案件ですから、米海軍が中心になり、米空軍を巻き込んで進めているのかとも思いましたが、JDAMを開発した米空軍研究所が中心に動き、Naval Sea Systems Commandに協力をお願いしている構図のようです

F-15E JDAM.jpgJDAMに詳しい空軍研究所ががっつり絡むのは理解するとして、FA-18が参加しての試験ではなく、F-15Eストライクイーグルが使用されている点が、もしかしたら「みそ」なのかもしれません

対中国で米空軍航空アセットが活躍できるよう、米空軍自らの発案で始まったと理解するのが自然かもしれません。そうであれば、航空自衛隊も早めにしっかりと首を突っ込んで、F-15やF-35の働き場所を見つけた方が良いかもしれません

9月1日の米空軍公式発表
https://www.acc.af.mil/News/Article-Display/Article/2762723/f-15e-completes-first-successful-maritime-jdam-test/
昨年は、B-52からの投下試験も実施したようです

ACE構想のため完成弾JDAM輸送にもF-15E投入へ
「F-15Eを完成弾JDAM運搬用に改良試験」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-03-04

米空軍の戦力分散運用ACE関連
「GuamでF-35とF-16が不整地離着陸」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-01-28
「米空軍若手がACEの課題を語る」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-11-13
「中東派遣F-35部隊も挑戦」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-08-19
「三沢でACE訓練」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-03-21
「太平洋空軍がACEに動く」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-02-12

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米国防省が小型衛星核推進装置を求め企業募集 [サイバーと宇宙]

より小型化が進む衛星に搭載可能な核推進装置
9月23日まで企業提案募集し、3-5年でデモ装置開発へ
核熱推進やドッキング延命衛星など革新的新技術と並行し推進

n-powered propu.jpg9日、米国防省は衛星に搭載可能な新たな核エネルギー推進装置開発の提案を求める募集を開始し、3-5年間でデモ装置開発可能な企業がないか23日まで募集すると発表しました。

従来の衛星推進装置は太陽光発電やバッテリーをエネルギー源とした限定的な装置で、衛星位置や姿勢の微修正、宇宙ゴミとの衝突を避けるための一時的な軌道修正用の使用頻度の高くないもので、所定軌道に投入された多くの衛星では必要性は高くなく、能力は低いものでした

n-powered propu2.jpgしかし将来の宇宙環境を考え、宇宙ゴミ対処や敵脅威を避けるため、またより多様な任務や環境に対応するため、衛星により一層の機動性やそれを支えるパワーが今後は求められることになります

加えて最近、技術進歩により衛星の小型化が加速し、「cubesats」と呼ばれる手のひらサイズの衛星を大量に打ち上げる方式が実用化されるなど、従来のサイズの衛星推進装置が搭載困難な衛星使用のニーズが高まってきました

n-powered propu3.jpgこのため今回、最新民間技術を国防省に取り込むために国防省が設けたDIU(Defense Innovation Unit)が、軽量で、長期間使用可能な核エネルギー推進技術(nuclear-powered propulsion technology)を持つ企業を募集することになりました

募集は9月9日から23日まで行われ、関心ある企業は3-5年以内にプロトタイプ作成する計画を提出し、認められれば実験室レベルのデモ装置開発契約を結ぶことになります。そして結果が良ければ実際の飛行試験に進む構想となっています

n-powered propu4.jpg最近、核エネルギー利用の推進装置に関心が高まっており、従来ロケットの2倍以上の推進効率を持ち、現在約8か月必要な火星飛行を半分以下に短縮可能とも言われる熱核推進(nuclear thermal propulsion)システム開発に向け、4月にDARPAが3社(General Atomics, Blue Origin and Lockheed Martin)と契約を結んだところです

また従来型推進装置が燃料切れ等で機動不能になった衛星を復活させる手法として、2020年2月、SpaceLogistics社が「Mission Extension Vehicle」を老朽衛星にドッキングさせてる手法でインテルサット衛星の軌道修正に初成功し、革新的な技術として大きな注目を集めています

更には、ロッキードやグラマンの資金を得たOrbit Fab社が、「宇宙軌道上のgas stations」構築に取り組んでいるとも報じられており、衛星の新たな機動性確保や延命手法として関心を集めています
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n-powered propu5.jpg既に火星探査機などでは核エネルギー発電機が搭載されていると聞いており、素人なので関係あるのか不明ですが、今回募集の推進装置開発の参考になればいいなぁーーーとぼんやり考えております

原理的には過去に提唱されていながら、必要な材料確保や製造技術がなく実現できなかった手法が、現代技術で日の目を見ることを期待いたします。また、中国やロシアに技術情報が洩れないことも・・・・

米国防省がNuclear Thermal Propulsionに本格挑戦
1950年代提唱の夢理論を現在技術で実現目指す
「核熱推進システム設計を3企業と」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-04-14

SpaceLogistics LLC社がインテルサット衛星を革新的手法で
軍民両用の技術として大注目で、機動性付与にも
「画期的:衛星が推進力衛星とドッキングで延命へ」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-02-27

最近の宇宙関連記事
「大型軍事衛星打ち上げの露依存脱却へ」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-06-04-1
「中国の宇宙脅威を語る」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-04-15
「80トン物量を世界中に宇宙経由で1時間以内で」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-10-08-1
「ロシア衛星がなどの物体射出」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-07-24
「国防宇宙戦略を発表」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-06-19
「提案:宇宙兵器の6分類」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-05-28
「航空機からロケット発射で衛星を」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-04-14
「宇宙軍の最初の攻撃兵器」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-04-09

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空軍長官:B-21爆撃機を現在5機製造中 [米空軍]

今年1月時点では2機だったのに
決して楽観してはいないが、ここまでは順調

Kendall AFA2.jpg20日、Kendall空軍長官が米空軍協会の航空宇宙サイバー会議で講演し、今年1月に2機目の試験機製造開始が伝えられていた極秘プロジェクト次期爆撃機B-21について、「5機の試験機が現在製造されている」と語り、慎重な姿勢を見せつつも順調な開発状況を示唆しました

2016年2月に担当企業がB-2製造経験があるNorthrop Grummanに決定したB-21ですが、以下の基本方針のみが公表され、細部性能や状況は非公開で、秘密のベールに包まれたまま開発が続いています

・2020年代半ばに運用開始
・強固な防空網を突破可能な性能(ステルス等)
・80-100機製造で1機約600億円($550million)以下
・無人機もあり得る(正式にはoptionaly manned)
・既存成熟技術を活用し開発リスク局限

B-21 bomber.jpg担当企業決定後は、2018年12月に「重要設計審査:critical design review」終了との発表があり、2019年7月には米空軍副参謀総長が講演で「初飛行は863日後だ(2021年12月3日)」と語り開発の順調さをアピール、更に2019年秋に格納庫らしき場所で撮影された写真1枚が公開されました

2020年8月に米空軍迅速能力開発室(RCO:Rapid Capabilities Office)のRandall Walden室長は、コロナの影響はあるが、「全ての困難で重要な設計段階や、難しい製造問題は全て解決済みの過去の話となっている。現在は実際に機体を製造し、飛行試験に進むことに集中している」と状況を説明しました。

B-21 B-2.jpg2021年1月に同室長は、B-21開発がおおむね順調で、初号機を2022年初旬に受領し、2022年半ばに初飛行を予定していると述べていました。また、機体強度や耐久性試験を主目的とした2号機の製造も始まっているとその際明らかにしています

一方で機体調達数については、当初「80-100機」だったものが、最近では「最低でも100機」との表現を揃って空軍関係者が使用し、爆撃機部隊関係者は「178機」といった数字も主張し始めています。一方で無人機追求を示唆した「optionaly manned」との表現はいつしか消滅し、有人機のみで追求されているようです

そんな中でKendall空軍長官は20日
Kendall AFA.jpg●我々は数10年前の投資で得た爆撃機部隊に依存し続けてきたが、その様子は急激に変わり始めている
●私はこの場で、現在加州Palmdaleにある米空軍登録ナンバー第42工場で、5機のB-21爆撃機の試験機が製造ライン上にあることをお知らせする

●皆さんは、私がB-21について楽観的な話をするところを聞いたことがないと思うが、全ての開発計画はリスクと隣り合わせであり、B-21も例外でないからだ
●しかし、少なくともこれまでのところ、B-21開発は実配備に向け良い進捗状況にある(program is making good progress to real fielded capability)
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B-21 artistic.jpg米軍関連の開発兵器で、順調と言えるのはボーイング担当のMQ-25空母艦載無人空中給油機と、このB-21次期爆撃機だけと言っても過言ではありません

中露に後れを取り、3軍と国防省が最優先事業として協力して取り組んでいる極超音速兵器についても、同イベントでKendall長官は「進捗はしているが、もっとできるはずだ」と不満を口にし、大型のAGM-183だけでなく、戦闘機に搭載可能なより小型の「Hypersonic Attack Cruise Missile」についてもおしりをたたく発言をしています

米海軍のフォード級空母、次期SSBNコロンビア級、米空軍のF-35やKC-46、更に計画の存続すら危うい次期ICBM(GBSD)開発などなど、予算確保の段階から厳しい状況です。米空軍に関しては、老朽装備の早期退役を認めてくれれば資金確保は可能との主張が繰り返されていますが・・・

B-21爆撃機の関連記事
「下院軍事委員長も絶賛」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-06-07
「格納庫写真から大きさを推定する」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-03-06-1
「初飛行は2022年半ばか」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-01-17
「開発状況」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-08-15-1 
「2021年12月3日初飛行予告」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2019-07-29
「初期設計段階終了」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-06-30
「米空軍の爆撃機体制計画」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-02-17-2 
「2017年3月の状況」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-03-20
「B-21に名称決定」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-02-27
「敗者の訴え却下」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-02-17
「敗者がGAOに不服申し立て」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-11-07
「結果発表と分析」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-10-28

米空軍爆撃機の話題
「爆撃機管理は今後5-7年が多難」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-07-19-1
「B-52から重力投下核任務除外」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-01-20
「B-1早期引退でB-21推進?」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2019-09-19
「B-1とB-2の早期引退に変化なし」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2019-02-19
「2018年春時点の爆撃機構想」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-02-17-2
「B-52がNATO欧州加盟国の上空飛行」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-08-29-1

「弾薬庫航空機を継続検討中」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2019-11-05
「弾薬庫航空機に向け改修」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-08-13
「同構想とB-52」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-03-12
「B-52エンジン換装大論争」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2017-12-24

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米議会がレーザー兵器開発に懸念で調査要求へ [安全保障全般]

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大手Northrop Gの陸軍計画からの撤退を受け
50KWレベルの開発で火災事故連発
22年までに300KW、24年までに500KWを目指すも

laser high energy.jpg2日付Defense-Newsは、下院軍事委員会が2022年度国防予算関連法案に、レーザー兵器開発の重要サブシステムとなる出力&熱管理システム等の開発技術基盤について、2022年6月までに報告するよう国防省に命ずる案を作成したと報じています

この報告書要求案の背景には、米陸軍が進める車両搭載用50KWレーザー兵器開発において、開発契約を結んだ大手軍需産業の一つであるNorthrop Grummanが、昨年から今年にかけ2回試験中に出力&熱管理システム(power and thermal management systems)で火災を起こし、事業撤退を表明した件があります

laser high energy2.jpg国防省は「Directed Energy Roadmap」で、2030年までに1MW(1000KW)級のレーザー兵器開発を目指す方針を掲げ、段階的に予算要求をしているところですが、初期段階の50Kwでの大手撤退を受け、心配になってきたということでしょう

レーザー兵器は、連続発射が可能(弾薬の運搬&保管不要)、光速で目標に到達(同時多数目標に対処可能)などの利点から、無人機から地上火器対処、更には巡航&弾道ミサイルや極超音速兵器対処にまで大きな期待を集めていますが、「いつまでたっても完成まであと5年」と揶揄する専門家もいる分野でもあります

なお「Directed Energy Roadmap」での目標設定は
●2022年までに、150-300KW級の兵器化
 100Kwでドローン、小型ボート、ロケット、迫撃砲に対処可能
 300kwで巡航ミサイルに対処可能
●2024年までに、500KW級の兵器化
●2030年までに、1GW級の兵器化 

2日付Defense-News記事によれば
laser high energy3.jpgまだ最終決定ではないが、下院軍事委員会は2022年度国防予算法案に、エネルギー兵器開発の出力&熱管理システム(power and thermal management systems)等に関する軍需産業基盤状況や、今後の予算や投資計画を、2022年6月までに報告するよう国防省に命ずる内容を盛り込むことにした
Northrop Grummanが撤退表明した事業は米陸軍の50kWレーザー兵器開発(Directed Energy Mobile Short-Range Air Defense program)で、NorthropとRaytheonが競い合い、ハネイウェル傘下のRocky Research提供出力&熱管理システムを使用した車両搭載用レーザー兵器本体を試作する契約であっ

laser high energy4.jpg今年春の試作兵器の比較試験(shoot-off)に向け、Northropも準備を進めていたが、2020年末と2021年1月の試験で出力&熱管理システム付近から火災を発生させ、比較試験までに契約要求事項を満たすことを断念し撤退を表明したものである
まだ開発初期段階の50kw級開発での大手の撤退を受け、今後の開発計画に懸念を深めた米下院は、James Langevin議員 (D-Rhode Island)を中心に報告を求める法案をまとめた
なおレイセオン社は比較試験(shoot-off)で期待されていた成果を発揮し、ストライカー装甲車3両に搭載する次の段階のデモ確認に進んでいる

laser high energy5.jpg米陸軍は既に50kwを超える開発にも着手しており、100kw級開発を2019年の選定でレイセオン社を破った「Dynetics and Lockheed Martin team」チームに託している。ここでの出力&熱管理システムはRolls-Royce社が担当している
更に300kw級にも着手し、Dynetics社が担当して、Heavy Expanded Mobility Tactical Truckへの搭載を目指して開発に取り組んでいる
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本日の記事は米陸軍の話題ですが、米空軍では昨年夏ごろ、戦闘機搭載用の自己防御用レーザー兵器(敵の空対空ミサイルを撃退用)開発はハードルが高すぎるとして投資を中止し、基地防御用の無人機撃退用地上配備レーザー兵器に重点を移す決定をしています

5年ほど前に盛り上がったエネルギー兵器(レーザー兵器含む)開発ですが、ここ最近は明るい話題を聞くことがなく、予算の制約もあり「いつまでたっても完成まであと5年」・・・状態な気がしています

エネルギー兵器関連
「戦闘機防御用から撤退へ」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-07-01
「米空軍が無人機撃退用の電磁波兵器を試験投入へ」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2019-09-27
「米陸軍が50KW防空レーザー兵器契約」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2019-08-05
「米艦艇に2021年に60kwから」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2019-05-24
「F-15用自己防御レーザー試験」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2019-05-04
「エネルギー兵器での国際協力」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-06-27
「エネルギー兵器とMD」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-05-12
「レーザーは米海軍が先行」[→]https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-03-24
「無人機に弾道ミサイル追尾レーザー」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-12-17-1
「私は楽観主義だ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-09-23
「レーザーにはまだ長い道が」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-07-18
「AC-130に20年までにレーザー兵器を」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-07-06

国防省高官がレーザーに慎重姿勢
「国防次官がレーザー兵器に冷水」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-09-12
「米空軍大将も慎重」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-06-24

夢見ていた頃
「2021年には戦闘機に」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-02-21
「米企業30kwなら準備万端」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-03-17-1
「米陸軍が本格演習試験」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-05-14-1

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中国の莫大なICBMサイロ増設を数年目から察知 [Joint・統合参謀本部]

退役間近の米統合参謀副議長がBrookingsで語る
米露は核弾頭数1550発上限も、中国には制約なし
米国は400サイロに最短15年必要も、中国はあっという間に

Hyten.jpg13日、Hyten米統合参謀副議長がBrookings主催のWebイベントに登場し、おなじみMichael O’Hanlon研究員との対談形式で、目覚ましい速度で軍備増強を続けている中国の状況や米軍に必要な施策について語りました

退役直前の同大将は、7月末にエコノミスト誌がスクープとして商用衛星画像を基に報じた中国のICBMサイロ増強について、米戦略軍司令官当時(2016-19年)から把握していたが機密扱いで公言できなかったと暴露したり、、中国軍増強速度が一番の脅威で、米国の官僚的でリスクから目を避ける態度を改めなければ、あっという間に優位性は失われると警告しています

China ICBM silo.jpgまた、JADC2推進により、全軍種が攻撃力を必要時に集中できる態勢を整えるとともに、戦力を集中させることなく分散運用の方向を追求する重要性や、米軍作戦が大きく依存している宇宙アセットの脆弱性克服が10年前から指摘しているのに進捗していない点などを指摘していま

退役直前の講演で、様々な思いが交錯し、話が浅く広くになっていますが、これまで別々にお伝えしてきた話題を概観する機会でもありますのでご紹介しておきま

13日付米空軍協会web記事によればHyten副議長は
Hyten2.jpg最近商用衛星画像の報道で公になった中国が進めている前例のない規模の核戦力近代化とICBMサイロ建設を、私は米戦略軍司令官当時から把握していたが、極秘扱いであった。(同大将は極秘扱いの理由には言及しなかったが、情報収集手段や情報源との関係があると推測する)
Brown空軍参謀総長が述べているように、この事実は、米軍が求めているGBSD(次期ICBM)、B-21爆撃機、LRSO(Long-Range Stand Off missile)計画の必要性を証明してくれるものだ

中国は大量のICBMサイロを急造成しており、おまけに中国は米露の様に戦略兵器制限条約で縛られず核弾頭保有数は自由である。各ICBMが10個の弾頭持つ多弾頭型だとしたら、米露の上限である1550発など瞬く間に超えてしまうだろう
米軍が要望している次期ICBMのGBSD計画が極めて順調に進んだとしても、400個のサイロ建設には約10年を要し、ICBMを格納して運用可能体制になるには更に5年は必要で、早くても2035年頃にならざるを得ない。しかし中国はそれを瞬く間に完成してしまう勢いがある。それが一番の脅威である
China ICBM silo3.jpg中国は「核兵器の先制使用をしない」との方針を公言しているが、それなら、なぜそれほど大量の核戦力を急速に増強する必要があるのか・・・と問いたい

米国は2018年に国家防衛戦略を定め、対中国の戦略を固めた。しかし同戦略遂行への歩みは信じがたいほど遅く、官僚制とリスクから目を背ける姿勢に阻まれている
米国と中国は、暗黙のうちに全面軍事衝突を避けるように意識して行動していると(米側は)想定しているが、互いに十分に意思疎通を行っていないのが現実だ

非公開の「Joint Warfighting Concept」で想定されている中国の強みや弱点に言及することはできないが、我々が目指すべきところは、全軍種の全ドメイン打撃力を融合して集中させることであり、同時に生存性を高めるため戦力を分散して配置し、敵の攻撃目標を分散しつつも、米軍が一体となって作戦出来る体制を構築することである
JADC2は上記のような作戦指揮統制の中核をなすもので、防御と攻撃の両方にとって非常に重要だ

China ICBM silo2.jpg私が最も不満なのは、全米軍が通信や航法や敵探知で大きく依存している宇宙アセットの強靭性を高める取り組みが、10年前から訴えているのに遅々として進まないことである。10年前と同じ課題に今も向き合っているのが現実である
ただ、宇宙において我々が蓄えた優位性は、今後5-10年間は維持できるだろう。しかし中国の急速な戦力増強を見るに、そう長く維持できない点を肝の銘じておくべきだ。私が戦略軍司令官当時のシミュレーションでは、我が宇宙アセットが生き残るある程度の確信が得られたが、今やそんな状況にはない

米国の優位を維持するには、毎年3-5%の予算純増が必要だが、仮に旧式装備の早期退役を認められれば、前述の予算純増が毎年確保できなくても相当な対応が可能となるはず
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習近平は単純に、自国民だけでなく、世界中を核兵器の力でねじ伏せられる・・・と考えているのでしょう

習近平 愛される国.jpg退役直前の将官クラスは、後に残る現役兵士に配慮はしつつも、自分の思いを語ろうとする傾向があり、色々な話が聞けて興味深いケースが多いです

Hyten大将は、最終ポストである副議長になる直前、セクハラ疑惑で退役寸前まで追い込まれた苦い過去を経て今日を迎えている方ですが、人種問題が米国社会でクローズアップされてなければ、有力な空軍トップや宇宙軍トップ候補でした。お疲れさまでした

米空軍首脳が中国脅威訴え:ICBM増強や宇宙脅威を
「FOBSや衛星無効化兵器の脅威」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-09-21
「National Press Clubで国民に訴える」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-08-08-1

GBSD関連の記事
バイデン政権関係者やシンクタンクのICBMミニットマンⅢの延命措置提言に、米戦略軍司令官が真っ向反論
https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-01-07

Hyten大将の関連記事
「統合戦闘コンセプト推進を企業にも依頼」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-07-28
「コロナで国防省の環境は激変!?」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-05-25
「トランプと民主党の両方にチクリ」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2018-11-16

退役直前の大将の語り
「売国奴グーグル幹部に直談判する」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2019-03-23
「F-35調達機数に確信はない」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2017-05-27-1
「爆撃機が有人である必要があるか?」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2011-07-16-1

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空軍長官:中国が亡霊核兵器FOBS開発の可能性示唆 [サイバーと宇宙]

低角度で打ち上げ宇宙低軌道から敵地攻撃
高高度飛翔の弾道ミサイルより探知困難
冷戦時にソ連が一時配備もSLBM出現で破棄した歴史

Kendall SASC3.jpg20日、Kendall空軍長官が米空軍協会航空宇宙サイバー会議で基調講演を行い、急速に軍備増強を図る中国脅威対処について時間を費やして訴え、特に中国による宇宙関連兵器の脅威を取り上げ、冷戦時ソ連が一時配備したFOBS(Fractional Orbital Bombardment System)を中国が復活させようとしていること等について語りました

一般のICBMが垂直に近い角度で打ち上げられ、高度1000マイル以上の高度に達する弾道飛翔するのに対し、FOBSは低角度で発射され150マイル程度の宇宙低軌道レベルにしか上昇しない核搭載ミサイルで、一般のICBMが北米大陸北極海沿岸のICBM警戒レーダーで米本土着弾の30分前に探知されるのに対し、FOBSは低高度で探知されにくく、5分程度の対処余裕しかないとされていました

FOBS4.jpgまたソ連のフルシチョフはFOBSを南半球経由で米本土に指向し、早期警戒レーダー網の無い「米国の背後」から攻撃可能な兵器として配備すると米国を威嚇し、1969年8月に最初の部隊が運用を開始しました。しかしその後、潜水艦搭載のSLBMが開発され、1970年代後半に戦略兵器制限条約SALTⅡで弾道保有上限が議論され始めると、FOBSはその役割を終えました

FOBSとの名称の「Fractional Orbital」は、1967年10月発効の宇宙条約(Outer Space Treaty)が「宇宙の平和利用」を唱え、「核兵器など大量破壊兵器を運ぶ物体(ミサイル衛星等)を地球を回る軌道に乗せたり、宇宙空間に配備してはならない」と定めた第4条規定から言い逃れるためソ連がつけた名称で、「一時的にしか軌道上に存在しない」点を強調した呼び名です

専門的知識不足のため、中国が今になってFOBS導入を狙う背景を語ることはできませんが、そのほかにも「極秘情報」として米国防関係者が訴えたくても訴えられない中国の宇宙関連兵器開発が相当進んでるようで、今回の航空宇宙サイバー会議でも宇宙軍関係者から危機感を訴える発言が相次いでいますので、ご紹介しておきます

20日付米空軍協会web記事によれば
FOBS.jpg●Kendall空軍長官は「宇宙空間を利用した世界的攻撃能力を潜在的に保有する大国としての中国」が出現しつつあると危機感を訴え、「冷戦時代にFOBSと呼ばれた古いコンセプトの兵器であるが、宇宙に向かって撃ち込まれ、一旦軌道に入ってから、軌道を離脱して目標に向かうシステムだ」と中国が開発中であることを示唆した
●「この方式を使用すると伝統的なICBM飛翔弾道を描かず、(早期レーダー探知が困難な低高度を飛翔するため、)ミサイル警戒システムや防御システムによる探知を避けることが可能になる」とも同長官は説明した

●更に別の兵器について明確な表現は避けたが、実際に「宇宙に配備される潜在的な攻撃能力を秘めた装置」にも同長官は言及した
FOBS2.jpg●空軍長官は、既に中国がロボットアームを備えた衛星を宇宙空間に配置していることから、前述の「宇宙兵器能力のある装置」の技術的実現可能性に疑問の余地はないとも語った

●本件に関しては、2月に宇宙軍トップのRaymond大将が、ロボットアームで他国の衛星を捕まえ無効化する技術を中国が保有していると表現している
●1967年の宇宙条約は大量破壊兵器の宇宙空間配備を禁じているが、宇宙空間での攻撃能力の話題は宇宙軍では一般的になっており、この問題を国民的議論にするため、宇宙軍幹部は機密情報の機密解除に向け努力しているところである

FOBS3.jpg●Raymond大将は「中国が開発中の能力を知れば、米国の宇宙アセット無効化のためにやっていることだと容易に理解してもらえるだろう」、「絶対に中国にそうさせてはいけない。そうさせれば、米国は敗北する」とも語っている
●宇宙作戦コマンド司令官のWhiting中将は、「大気中では他国の領土上空を通過することは許可がないとできないが、宇宙空間には他国上空を許可なく通過可能との大きな利点が存在している。ただ逆に言えば、兵器が使用可能なゾーンに誰でも容易に侵入できる点で大きな弱点ともなる」、「だから我々は潜在的な攻撃に対して強靭な態勢を構築する必要があるのだ。そのためにここ数年努力しているのだ」と語っている
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FOBS解説の動画(約15分)


機密情報の「機密」部分をアピールし、中国の脅威をアピールしたいとの声は、予算が厳しい中、米軍の様々な方面から上がっています。中国の脅威や軍備増強を明らかにし、次期制空機NGADの必要性を訴えたいとの声も、その一つです

中国の宇宙開発は、月面着陸に成功し、宇宙ステーション設置にも着実に成果を上げています。ぜひとも「機密」解除を進めていただき、その実態を日本とも共有いただきたいと思います

WikipediaですがFOBS(部分軌道爆撃システム)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%A8%E5%88%86%E8%BB%8C%E9%81%93%E7%88%86%E6%92%83%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0

最近増加する中国宇宙脅威の訴え
「Hyten統参副議長が中国の宇宙脅威を」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-09-14-1
「米情報機関トップが中国宇宙脅威を語る」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-04-15
「国防宇宙戦略を発表」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-06-19
「提案:宇宙兵器の6分類」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-05-28

次期制空機NGAD絡みで中国脅威を語らせてくれ
「戦闘機族ボスが戦闘機のステルス性限界に言及」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-09-07
「次期制空機のデモ機を既に初飛行済」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-09-16

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米国防省が外国製ドローン購入ガイダンス示す [米国防省高官]

情報漏洩につながる中国製排除狙い
噂のDa Jiang Innovations (DJI)などが対象か

Hicks3.jpg10日、Kathleen Hicks国防副長官が、市場で販売されている市販ドローンを米軍や国防省関係機関が購入する際の「Guidance」を定めたと発表し、これにより米国安全保障の脅威となるドローン購入を防止し、同時に日進月歩で技術革新が進む無害で有用な市販ドローン活用を促進することができると説明しました

「Guidance」が具体的に何を示しているのかは公表されていませんが、米軍や国防省機関が市販のドローンを購入する際は、国防省CIO(chief information officer)と調達担当国防次官の承認を得ることが定められているようです

DJI Drone.jpgこのガイダンス制定の背景には、2019年に国土安全保障省が、中国企業Da Jiang Innovations (DJI)製造の小型drawを使用すると、関連運用データが中国側に送信される恐れがあると警告し、内務省がDJI製ドローン中止を決定した経緯があるようです

米国防省報道官は、過去にドローン関連で情報漏洩が発生したかどうかについて言及を避けたようですが、新ガイダンスにより外国製ドローン購入が厳格に規定されると語っています

13日付米空軍協会web記事によれば
DJI Drone2.jpg10日の国防省発表は、国防省組織がどの企業製のドローンを購入可能かについて管理することで、市販の全てのサイズのドローン購入を容易にするとともに、市販ドローン使用により中国のような国への情報漏洩につながらないようにするものだと新ガイダンスを説明している
新ガイダンスは同時に、国防省によって規制されない安全な市販ドローン購入をより自由かつ容易にするため、国防省機関による購入手続きを明確にするものだと国防省は説明している

DJI Drone4.jpg国防副長官は、2020年度国防授権法が定めた中国製ドローンへの規制を求めた指示に沿って新ガイダンスを定めた
今年7月23日に国防省は、中国DJI製のドローンが国家安全保障上の脅威になると明らかにし、「DJI製を含む小型ドローンの脅威を除去することは、国防省機関すべてにとっての最優先事項だ」との声明を出していたところである

DJI Drone5.jpg13日、Jessica Maxwell国防省報道官は、「国防省は機微な情報を守るため必要なアクションを執った。このガイドラインは国防省の市販ドローン購入をより明確に規定するものとなる」、「同時に民間企業の技術革新成果を有効に活用するための規定でもある」とコメントしている
なおトランプ前大統領は最後の大統領令の一つで、中国製電子部品やソフトがもたらすリスクを背景として米国製ドローン購入促進を指示しており、今回発表のガイダンスはこの大統領令に沿ったものだとも報道官は説明した
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10日付米国防省の発表
https://www.defense.gov/Newsroom/Releases/Release/Article/2770897/department-guidance-on-procurement-and-operation-of-dod-unmanned-aircraft-syste/

日本の経産省や国交省、もちろん防衛省にも注意していただきたいと思います

情報共有と漏洩防止のはざまで
「軍需産業との情報共有に乗り出す」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-01-05-1
「半導体での米国巻き返しを討論」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-08-25
「中国製部品排除に時間的猶予を」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-08-15
「上院による偽部品レポート」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-05-23-1
「米国製兵器は偽物だらけ!?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-03-29
「中国製にせ部品との戦い」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-11-10

危機に乗じた中国資本の米軍需産業への浸潤を警戒
「再びLord次官が警戒感」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-05-02
「米国防次官:中国資本の浸透警戒」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-03-26

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米豪2+2で駐留米軍増など更なる関係強化合意 [安全保障全般]

15日発表の米英による豪への原潜技術提供に続き
在日米軍削減とリンク可能性がある豪駐留米軍増強を表明

AUKUS2.jpg米英豪の首脳が15日に新協力枠組み「AUKUS」創設を表明し、その柱として米英の原子力潜水艦技術を豪に提供して豪が少なくとも8隻の原潜建造を目指し、AIやサイバーや量子技術でも連携強化する方針を明らかにされた翌日、米豪の2+2が開催され、豪への米軍派遣兵力方針が明らかにされました

バイデン大統領による15日の「豪への原潜技術提供」発表は衝撃的で、米国が英国にしか提供(1958年)していなかった最高軍事機密の対中国を念頭にした提供であり、また核兵器を保有しない豪の原潜保有決断であり、更に豪が仏と2016年に結んでいた通常潜水艦約4兆円契約の破棄でもある点で、ニュースが全世界を駆け巡りました

SSN X.jpgフランスは怒り爆発で、在米大使館で予定されていた「仏米軍事協力」祝賀会の開催を急遽キャンセルし、駐米および駐豪大使を召還しました。まぁ、約4兆円のビックプロジェクトで、経済「青色吐息」のフランスの怒りもごもっともですが、4兆円の通常潜水艦開発が難航して価格急騰だったことから、豪内でキャンセル論が高まっていたところでした

第28代アボット首相が「日本から潜水艦を買いたい」、29代ターンブル首相が「フランス潜水艦を買います」、そして30代モリソン首相が「アメリカとイギリスから原潜を買います」のどんでん返しですから、さざ波では済まないのかもしれません。でも同盟国豪州の戦力強化は対中国でプラスです。中国からの嫌がらせをものともせず、豪州には突進して頂きたいと思います

US and Australia4.jpg本題に戻って本日は、16日にDCで開催された、米豪2+2で豪への米軍派遣兵力や航空戦力増強方針が明らかにされた件をご紹介しておきます

取りまとめ発表が遅れている米国防省の全世界を見渡した「米軍再編:Force Posture Review」の一部をなすと考えられる、米軍の豪州派遣部隊(ローテーション派遣か)の増強がぼんやりと発表されていますのでご紹介しておきます。中国に近接してリスクの高い在日米軍の削減とリンクしている可能性がありますので、前振りも兼ねて・・・

16日付米空軍協会web記事によれば
●16日、米豪2+2会合後に4名が揃った共同記者会見でAustin米国防長官は、両国が演習、訓練、軍事技術共有をより強化していく事で合意したと述べ、在豪米軍兵力や米空軍派遣戦力の増強を明らかにした

US and Australia.jpg●Austin長官は「今後も継続して、より大規模に、より頻繁に、米空軍戦力の関与を深め、米軍地上戦力の豪での訓練演習機会を増やし、兵站面での強化も豪州で図りたい」と表現した
●同長官は、発表が遅れている「Force Posture Review」が発表されれば全世界の構図が明らかになるであろうことを示唆しつつ、豪駐留米軍の増強を明らかにし、「本日両国で、豪州への米軍アクセスとプレゼンスを増強することに合意した。これは更なる両国軍の融合と一体化方法を示すものである」と説明した

●豪州のDutton国防相はAustin長官の発言を受け、「私は両国が合意して米軍駐留兵力が増強されることを強く望んでいた。ローテーション派遣を通じ空軍力が強化され、我が海兵隊の能力が向上し、特定戦力の態勢が強化されることになろう」と会見で語った
●またDutton国防相は「両国はspace framework agreementに合意し、豪州の宇宙認知力や能力向上につながるだろう」と述べたが、Austin長官は細部への言及を避けた

U.S. and Australia3.JPG●中国のコロナへの初期対応等を豪が厳しく非難したことで豪中関係が悪化し、中国が豪のワインや農産物に制裁を課すなどしている状況を踏まえ、また「AUKUS」創設や今回の2+2合意を受け、中国から豪へのサイバー攻撃が増加するとの専門家予想等を踏まえ、
●Blinken米国務長官は会見で、「米国は豪州を孤立させない(will not leave Australia alone)」、「我々は公私にわたって、中国による経済的嫌がらせ行為に強い懸念を表明してきた」と豪州を支援する姿勢を改めて示した
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日米豪印のクワッドに加え、英国も加えた米英豪のAUKASとは、米国もいろいろ複雑で大変そうです。

US and Australia2.jpg豪州も原潜8隻を維持する予算は大丈夫なんでしょうか? これからは隠密性や残存性の高い潜水艦の時代なんでしょうか? 

ルトワック氏も「ラストエンペラー習近平」(奥山真司訳)で、西側にとっての潜水艦の優位性と空母の脆弱性を対比で訴え、返す刀でF-35をぶった切っていましたが、潜水艦の重要性を再認識する時かもしれません

Force Posture Review関連の記事
「米軍体制見直し開始を発表」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-02-06
「司令官が在日米海兵隊削減を示唆」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-09-25
「在韓米軍削減案報道に長官は」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-07-22
「9月末までに米軍再編検討を」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-01-14
「アジア太平洋で基地増設検討中」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2019-08-28

在日米軍基地は有事には
「米空軍はアジアで米海兵隊と同じ方向へ!」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-06-25
「西太平洋の基地防御は困難」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2019-09-23
「欺まんで中国軍を騙せ」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2019-12-21

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無人艦載給油機MQ-25がF-35C型へ初給油 [Joint・統合参謀本部]

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6月のFA-18、8月のE-2Dへの給油試験に続き
今後は冬からの空母上試験に向け機体調整へ
今年中にMQ-25飛行隊新設へ
2024年の運用開始に向け順調か!?

MQ-25 F-35C.jpg14日米海軍は、地上基地を離陸した無人艦載空中給油機MQ-25が、初めてF-35C型機への空中給油試験に13日に成功したと発表しました。MQ-24は6月にFA-18へ、また8月にはE-2C早期警戒機への給油試験に成功しており、これで主要空母艦載機への空中給油試験に成功したことになります

今後は、今冬からの空母甲板上での機体取り回しや空母からの離発着を伴う試験に進むため、これまでの試験結果を踏まえた機体改修などに入る模様で、2024年と言われている本格運用開始に向け順調なようです、なお、今年後半にはMQ-25受け入れ部隊が発足するようです

以下では、報道を基に、今回のF-35への給油試験を含め、これまでのMQ-25の空母艦載機への給油試験を並べてご紹介します。試験機はいずれも、ボーイングの開発拠点があるセントルイス空港から飛び立ち、陸地上空の試験空域で実施されています

14日付Defense-News記事によれば
MQ-25 FA-18.jpg●6月4日、初の艦載機への給油試験:相手FA-18
https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-06-08
--- 初めての空中給油試験は慎重に行われ、実際の給油前に数回、ドローグとFA-18の「カラ接続:dry connects」を行って問題ないことを確認
--- その後、高度やその他の条件を変えて2回、300ボンドと25ポンドの給油を実施

●8月日時不明、FA-18からMQ-25を操作するバーチャル試験
--- 通常地上や艦艇から指示を受け飛行するMQ-25だが、この間管制権を飛行中のFA-18が持ってMQ-25を操作するバーチャルでの試験実施
--- バーチャル空間でFA-18がMQ-25に対し、給油相手機との会合地点を変更指示する等の試験実施

●8月18日、E-2Dへの空中給油試験
--- MQ-25の試験機T1は、約6時間のフライトでE-2Dへの給油実施
--- E-2Dは従来空中給油を受けるシステムを装備していなかったが、MQ-25に備え2019年に空中受油能力付与改修
  (空母への人員物資輸送を担うE-2Dと同型型機のC-2輸送機改修は不明

●9月13日、F-35C型機への給油試験
--- MQ-25の試験機T1は、約3時間のフライトでF-35Cへの給油。チェイス機であるFA-18とともに空域の雲や気象状況を確認した後に試験実施
--- MQ-25のドローグを使用した空中給油は、高度1万フィート、速度225ノットで行われた

●その他地上試験や今後
MQ-25 F-35C 2.jpg--- 上記の空母艦載機を相手にした空中給油試験飛行以外にも、受けて側機の操縦に影響を与えるMQ-25後方の気流の乱れを把握する飛行や、様々な気象や飛行条件によるMQ-25の飛行特性を把握する試験、更に空母甲板上での離着陸前後の動作基準をつめるための離発着など、計36回の飛行試験を実施した

--- 3機種への空中給油試験を無事終えたMQ-25は、空母甲板上での取り回し用システム搭載などの改修に入り、今後冬季から予定されている空母上での試験に備える
--- 米海軍は8月、最初のMQ-25受け入れ飛行隊(VUQ:Unmanned Carrier-Launched Multi Role Squadron)として第10VUQを今年後半に立ち上げると発表し、その後時期未発表ながらVUQ-11とVUQ-12も編成する予定になっている
///////////////////////////////////////////////////

MQ-25からF-35Cへの空中給油機試験映像(35秒間)


MQ-25飛行隊の名称が「・・・Multi Role Squadron」となっていますが、空中給油だけでなく、将来的にはISR機や通信中継機として、更には兵器を搭載する可能性を匂わせています

まぁ、ここまでは順調なMQ-25開発ですが、この様子を見ると2014年前半くらいまでは可能性のあった無人艦載ステルス攻撃機X-47の夢も同時追求できなかったのか・・・との思いに駆られます

MQ-25にも搭載し着艦精度向上へ
「JPALSで同盟強化も」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-09-05

MQ-25関連の記事
「FA-18への給油に初成功」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-06-08
「MQ-25操縦者は准尉で処遇」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-12-23
「試験用空母確保難で3年遅れか?」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-06-11
「空母艦載機の2/3を無人機に」→https://holylandtokyo.com/2021/04/06/100/
「MQ-25地上から初飛行」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2019-09-20
「2019年6月の状況」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2019-06-04
「MQ-25もボーイングに」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-09-01-1
「NG社が撤退の衝撃」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-10-29-1
「提案要求書を発出」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-10-13
「MQ-25でFA-18活動が倍に」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-09-03
「MQ-25のステルス性は後退」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-03-27 

「CBARSの名称はMQ-25Aに」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-07-17
「UCLASSはCBARSへ?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-02-02
「UCLASS選定延期へ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-02-05-1

空母艦載の無人攻撃機構想がしぼむ様子
「組織防衛VS無人機導入派」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2014-08-01
「哀愁漂うUCLASS議論」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-02-17
「UCLASSの要求性能復活?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-11-14
「夢しぼむUCLASS」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-09-21

無人艦載攻撃機X-47Bの夢
「夏にRFP発出か:無人艦載機」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-03-28-1
「映像:空母甲板上で試験中」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-12-11
「映像:X-47B地上カタパルト発進」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-12-01
「X-47Bが空母搭載試験へ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-11-28-1

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米空軍ACC司令官がNGADとAWACS後継語る [米空軍]

8月16日のインタビュー記事
極めて慎重な語りぶりで驚く内容ではないですが・・・

Kelly4.jpg6日付Defense-Newsが、米空軍戦闘コマンドACC司令官Mark Kelly大将に行った8月16日のインタビュー概要を掲載し、同司令官の次期制空機NGADや老朽化が著しいAWACS(E-3)に関する言及ぶりを紹介しています

最近は中国に手の内を知られることを警戒し、新兵器開発や新装備導入については極力隠密で進める姿勢が貫かれており、同時に予算が良くて横ばいの実態から新装備導入の目途が立ちにくいことから、この種の話の歯切れが極めて悪いのですが、それはそれなりに「小さなことからコツコツと」積み上げていきたいと思います

次期制空機NGADについては、情報管理、コスト、コロナから色々難しいと語り、AWACS後継については、機体寿命から今後10年維持することは難しそうで、投資優先順位1番に近い装備だと述べ、候補機種についてもコメントしています 

6日付Defense-News記事によれば同司令官は
NGAD8.jpgQ:昨年9月に突然、既に初飛行実施済と発表され、関係者を驚愕させたNGAD(Next Generation Air Dominance)は、有人機と無人機の混合運用、新搭載兵器やセンサーなどで関心を集めているが、開発状況はどうか?
A:高度に情報管理されたNGADについて、何時、どの程度まで情報を公開できるかは私にもわからない。その要求性能や能力について広く知ってもらえれば、より多くのご支援やご理解を頂けると思っているが、その段階にはない

Q:Kelly司令官はNGADの強い推進者だが、その理由は? 
A:F-15やF-22を開発した当時、頭にある脅威はソ連やロシアであった。欧州戦線での基地運用や空域を念頭に、また当時の電磁スペクトラム環境からX-バンドセンサーを想定していた
Kelly3.JPGA:今我々は欧州戦線思考や80-90年代思考やシングルバンドセンサー思考を超える必要がある。ロシアは依然として脅威だが、我々は新たな脅威に直面しており、アジア太平洋地域における距離克服やより広い電磁スペクトラム活用や対処の課題に向き合う必要がある。より遠方を監視し、戦い、勝ち抜く必要があるからだ

Q:NGADの課題は? 
A:3つの「C」が思い浮かぶ。情報管理(classification)、コスト、コロナである。高度の情報管理を要求されており、従来であれば情報セキュリティーの整った小部屋で限定した関係者に対して秘密ブリーフィング等を行ってきたが、コロナ下で「密」環境を避ける必要もあり難しさを感じている。またハイテク装備は安価ではない。NGADも例外ではない点も容易ではない理由だが、敗北のコストと比べればはるかに安価だと思う

E-3.jpgQ:ACCにとって重要なISRアセット、E-8C JSTARS、E-3 AWACS、U -2、MQ-9、RQ-4の後継検討について聞こえてこないが、状況如何? 
A:ISRアセットも戦闘機クラスと同様に、最新のものはほとんどない。E-3やAWACSは旅客機B-707をベースとしており、既に利益を上げる必要がある商用機の世界には存在していない。世界で6800機が飛行しているB-737をベースにしたP-8とは、維持整備環境が全く異なっている

A:ISRアセットの優先順位について問われれば、AWACSと答えざるを得ないし、率直にいえば必死に考えなければならない状況(have to be wide-eyed)である。豪軍や英軍が保有のE-7A Wedgetailが備えるAMTI(air moving target indicator)機能を、我がAWACSが備えていないことを認めなければならない。
A:第5世代の兵器やAMTI能力を持つセンサーを合わせて運用しなければ、真の第5世代戦闘機運用者にはなれないと考えている。兵器とセンサーの能力向上は欠かせない

E-7 2.jpgQ:他の米空軍幹部で、豪軍や英軍保有のE-7A Wedgetailを強く推す声があるが、予算化の話を耳にしたことはない。AWACSの老朽化が進む中、どれくらい後継導入を先延ばしできるのか?
A:AWACSは単純な装備ではなく、前線の新人整備員から部品補給処のベテラン、更にはマテリアルコマンドのスタッフまで多数の空軍兵士の信じがたい努力と苦労の上で現在もなんとか運用している状態である。機体や翼の耐用年数から、あと10年作戦用に維持するのは難しいとみられる
A:AWACS後継機について、予算的に何時頃実現できるのか率直に私にはわからない。ただかなり明確に、戦力提供者の立場として、E-7A Wedgetaiは私のNo1要望にかなり近いと言える
///////////////////////////////////////////////

NGAD6.jpg情報セキュリティーの整った部屋(SCIF)が使用困難で、米議員等に説明が難して予算確保に障害の恐れ・・・との話は、辞任したRoper次官補もつぶやいていましたが、そんなに本質的なことなんでしょうか???

NGADの話で、F-15やF-22開発当時は「Xバンドセンサーだけを気にしていればよかったが・・」との話が出ていますが、中国正面では多様な周波数帯の防空網が構築され、誰かが「喉から手が出るほど欲しい」と言っていたF-22も、2030年から退役開始の立場なのでしょう

以前からの繰り返しですが、F-35の維持経費を冷徹に真摯に見積もり、1763機の調達機数を大幅削減しないと光は見えないと思います。日本も同じです

F-35のステルス性の限界を下院軍事委員長が示唆
「下院軍事委員長が再びF-35に噛みつく」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-09-01

NGAD関連記事
「戦闘機族ボスがNGADへの危機感」→https://holylandtokyo.com/2021/03/05/154/
「SCIF使用困難で戦闘機開発危機」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-12-12
「次期制空機のデモ機を既に初飛行済」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-09-16

戦闘機構成検討TacAir study関連
「近未来の戦闘機構想」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-05-16
「戦闘機は7機種から4機種へ」→https://holylandtokyo.com/2021/05/18/1496/
「戦闘機混合比や5世代マイナス機検討」→https://holylandtokyo.com/2021/02/22/266/

翌日、空軍参謀総長が結論時期尚早と火消し発言
「PACAF司令官がE-7Aおねだり発言」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-02-27

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米中央軍で対イランの動き2つ [安全保障全般]

アブラハム合意1周年記念!
第5艦隊に空海水中無人アセットTask Force
1日からイスラエルが正式に中央軍担当に

Israel.jpg911のタイミングに合わせたのか、アブラハム合意1周年記念なのか、中東の米軍に関する話題が2つ、特にイラン対処を念頭に置いた米軍の動きをフォローする記事がDefense-Newsに掲載されていますので、全く別々の話題ですがご紹介しておきます

一つは、中東地域の海洋作戦を担当する第5艦隊に、空海水中のドローン専門task forceを立ち上げるとの発表。もう一つは、これまで米欧州軍の担当地域とされてきたイスラエルが、9月1日に正式に欧州軍から中央軍担当地域に編入されたとの記事です

Vanilla2.jpg2つの記事とも、具体的な配備装備や作戦運用面での変化を説明する内容ではなく、特にイスラエルの中央軍担当移管記事は、イランの軍事活動やテロ支援活発化を訴える寄稿投稿で、イスラエル支援団体関係者によるものとと推察しますが、適当に「つまみ食い」紹介します

第5艦隊にドローンtask force
8日第5艦隊は、数年にわたるイランとの緊張関係から生じた海洋攻撃事案を受け、「airborne, sailing and underwater drones」のTask Forceを発足させると明らかにした
Cooper.jpgBrad Cooper艦隊司令官(中将)は「我々はより多くのアセットを水上上空、水面、水中に展開し、より多くの目で各ドメインの状況を把握したい」とコメントしている

具体的に配備される装備への言及を同司令官等は避けているが、4月に太平洋海軍が試験演習で用いた装備の展開が予想され、超長時間在空無人機や監視用無人機、Sea HawkやSea Hunterといった無人水上艇、更には魚雷形状の水中ドローンが含まれるだろう
underwater drone.jpg同司令官はまた「中東地域には海水から希水域まで多様な環境があり、気温45度を超える過酷な環境でもあることから、中東で運用できれば世界中どこでも使用可能と考えられ、試験としても最適だ」と語っている

対象となる脅威も様々で、西側企業所有のタンカーへの攻撃や艦艇の拿捕、イエメンの反政府勢力Houthiの攻撃などなど、様々な不安定要因を抱えており、トランプ前大統領のイラン核合意離脱から不安定化が進んでいるが、イランに強行派大統領が誕生して、バイデン政権の核合意復帰の動きもストップしている状況にある

9月1日にイスラエルが中央軍担当に
Israel2.jpg米中央軍が1983年に創設され、中東諸国が中央軍の担当地域になり、イスラエルの周辺国軍すべてが中央軍をカウンターパートなった中でも、イスラエルだけは従来通り米欧州軍の担当地域として欧州軍を米軍窓口としていた
この背景には、中央軍司令官が担当地域諸国と会合や演習を計画した場合、イスラエルが加わっているだけで会合や演習が成立しない事態が予想されるなど、「もめごとの種」になると考えられたからであろう

しかし昨年トランプ政権の仲介で成立した「アブラハム合意」で、UAEやバーレーンとイスラエルの国交が樹立され、モロッコやスーダンがこれに続いた中東の地殻変動があり、対イランを念頭に、イスラエルを中央軍担当に加えて中東アラブ諸国との連携を追求できる環境が出来つつある
Israel UAE.jpgイスラエルの欧州軍から中央軍への移行が直接対イランの体制を強化するわけではないが、米とイスラエルにアラブ諸国が加わった演習や訓練の機会を追求する道が開ける変化は大きい

おそらく中央軍は、米軍&エジプト&UAEで計画されている東地中海での海洋演習「Noble Dina」にイスラエル参加を模索するだろうし、UAEでの陸軍演習「Iron Union」にイスラエルを招待するようUAEに働きかけるだろう
また欧州軍担当のギリシャが主催してイスラエルも参加する空軍戦術演習「Iniochos exercise」に、エジプトやヨルダンをはじめ、UAEを招くことも考えられる
/////////////////////////////////////////////

バイデン政権になって「アブラハム合意」のモメンタムが失われているのでは・・・と心配になりますが、現場での演習などどんどん進めて対イラン体制を強化して頂きたいと思います

UAEへのF-35売却についても、どうなっているのかよくわかりません・・・

米海軍の無人艦艇を巡る動向
「10日間在空可能無人機」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-06-15
「無人艦艇が中東から西海岸までの航海」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-06-11
「海軍の無人システム計画が議会から猛批判」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-03-22
「21年初に本格無人システム演習を太平洋で」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-09-10-1 
「潜水艦も無人化を強力推進」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-06-03
「空母2隻削減と無人艦艇推進案」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-04-22
「CSBA:大型艦艇中心では戦えない」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-01-10

アブラハム合意関連
「イスラエルが欧州軍から中央軍管轄に」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-01-16
「政権交代前にUAEへのF-35契約署名へ」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-01-11
「イスラエルがUAEへのF-35に事実上合意」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-10-26

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米国は敗北した半導体分野で何をすべきか [安全保障全般]

賃金格差から製造分野への参入は将来も困難
従来とは全く異なる次世代での異種や3重構造等がチャンス
新設計、新素材、新構造等で優位を取り戻せ

Hudson semi.jpg23日、世界的な半導体不足で自動車やスマホやゲーム機から近代兵器製造に至る様々な影響が出ている中、ハドソン研究所が「Sustaining US Microelectronics Leadership」とのwebセミナーを開催し、現世代での半導体製造では「既に戦いに敗北している」米国の半導体分野立て直し施策について意見交換を行っています

6月に「Regaining the Digital Advantage」とのレポートを発表したBryan Clark研究員主催のイベントで、下院軍事委員会の担当議員や空軍省の主任科学者、関連業界コンサルCEO等が参加して、現状分析や今後取るべき米国の政策について議論しています

Hudson Semicon.jpg単に「企業競争」で「戦いに敗北」しているだけでなく、偽物やマルウェアーが含まれた半導体が中国等から大量に輸入され、米軍装備や兵器にも含まれている可能性が高い現状を「too late to fix」だと認めざるを得ない深刻さの中ですが、次世代で主導権を取り戻したいとの取り組みです

残念ながら、この分野に基礎的知識がないため、ぼんやりとした24日付米空軍協会web記事の推測を含めた概要紹介しかできませんが、雰囲気を感じていただければ幸いです

半導体関連の現状認識
Clark.jpg世界的な半導体の安定供給や信頼性を回復することは、現時点では既に手遅れ状態にある。この安全や信頼性が確保できない供給体制は、半導体への外部からの悪用操作を招きやすい脆弱性となっている
米国防省は、このような供給体制の弱点を敵対国が利用し、スパイ活動や作戦時に当該半導体を搭載した装備の機能不全につながることを危惧している

中国は、半導体産業界に巧みなインセンティブを与え、国として半導体産業を互いに協力させて強固な態勢を作り上げることに良い仕事をしてきた
Hudoson Semi4.jpgまた半導体設計分野の急速な発展においても優秀さを示した。しかし彼らが焦点を当てたのは時代遅れとなりつつある世代の半導体製造であり、例えるなら、20世紀に入っても19世紀に中心だった鉄道や水力発電ダム建設に精力を注いだスターリンを見ているようだ

賃金レベルの格差から、次世代半導体でも劇的な変化が予期されていない製造分野で、米国が優位を確保することは今後も不可能だと考えるが、新素材や新構造を次世代半導体に導入する設計分野では、既に米国内で新たな関連研究開発が行われており、過去に設計分野で画期的成果を上げた経験もあり、今後とも注力すべき分野だ
半導体設計や新素材や新構造の半導体への導入(packaging)においては、「3重構造:triplets」や「異形半導体heterogeneous」が重要になると想定され、米国は現在の半導体生産には不向きでも、将来求められる「付加価値」追加に適している

今後、米国が執るべき施策
Hudoson Semi3.jpg米国の政策担当者は政治家も交え、次世代半導体で米国が世界的リーダーの地位を確保するため、米国が半導体分野で目指す方向やゴールをセットすることが必要である
目標やゴールを定めることは、政府投資の枠組みを構築することであり、その規模や継続可能なビジネスモデルを煮詰めることでもあり、その過程で投資妥当性の見極めも可能になる

米国は、新素材や新製造法や新機能部材の技術革新に向いた体制にあり、目指すべき方向を定めて、政府が投資すれば半導体分野での地位再確保が可能となる
Hudoson Semi5.jpg将来を左右する技術には、「チップへのシステム搭載:system on a chip」や「チップ構造の分散化:disaggregated chip architecture」や「異質構造:heterogeneous」などが考えられ、米国が主導権を取り戻すカギとなる分野となろう。50~60年代にベル研究所が担ったような、基礎科学分野における研究開発への政府の後押しが重要となる

また当面の半導体対策として、「ゼロ信頼性設計:zero trust architecture design」の考え方に注目すべき。仮に不良品やマルウェアを含む半導体がシステムに含まれていても、感染を封じ込め、拡散させないシステム強靭性の考え方や設計思想を導入&普及すべきである

約55分間の同セミナー映像

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「産業のコメ」と言われた(言われている)半導体分野の課題が、「too late to fix」とは苦しい戦いですが、つい最近まで海軍関連の課題をテーマとしてきたBryan Clark研究員(以前CSBA、今ハドソン)が、6月に「Regaining the Digital Advantage」とのレポートを出して新分野に挑戦する姿には活力を感じます

フェイク半導体やマルウェア仕込み半導体がどれほど軍需産業界に流入しているのか不明ですが、恐ろしい話です。過去記事でその状況をご覧ください

44ページの「Regaining the Digital Advantage」現物
http://media.hudson.org.s3.amazonaws.com/Clark%20Patt_Regaining%20the%20Digital%20Advantage.pdf

偽半導体や偽部品の関連記事
「中国製部品排除に時間的猶予を」→https://holylandtokyo.com/2020/08/15/524/
「米国防省の兵站&調達次官が改革」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2018-07-29-1
「偽部品識別にDNAを」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-11-24
「上院による偽部品レポート」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-05-23-1
「米国製兵器は偽物だらけ!?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-03-29
「中国製にせ部品との戦い」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-11-10

危機に乗じた中国資本の米軍需産業への浸潤を警戒
「再びLord次官が警戒感」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-05-02
「米国防次官:中国資本の浸透警戒」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-03-26

Bryan Clark氏関連の記事
「ミニ原発開発は危険」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-06-16
「イージスアショア撤退の日本に提言」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-06-28
「F-35搭載可能強襲揚陸艦の火災について」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-07-15
「FA-18後継機について」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-06-17
「F-35BとC型超音速飛行に制約」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-04-27
「フォード級空母にレーザー兵器を」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-02-05
「CSBA:大型艦艇中心ではだめ」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-01-10
「FA-18から2機の同機を操縦」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-02-05-1
「空母の脆弱性を海軍トップに詰問」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2019-08-07

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高市議員が語った電磁波で敵基地無効化兵器とは [安全保障全般]

恐らく米空軍が2019年に配備を認めた「CHAMP」だと
EMP効果を局地的に発生させる装置をミサイルに搭載
ミサイル飛翔中に任意の50か所に電磁波EMP攻撃を

高市早苗.jpg10日、自民党総裁候補である高市早苗議員がテレビ朝日の番組で、弾道ミサイルを相手国領域内で阻止する「敵基地攻撃能力」の必要性を訴え、「電磁波で敵基地を無効化」との具体的手段について語ったようですので、関連すると思われる米軍開発計画「CHAMP」と、そこから生まれたHPM(high-power microwave)兵器についてご紹介したいと思います

テレ朝の番組で高市議員は、「敵基地を一刻も早く無力化した方が勝ちだ。使えるツールは電磁波や衛星ということになる」、「向こうから発射の兆候が見えた場合だ。こちらから仕掛けたら駄目だ」、「強い電磁波などいろいろな方法でまず相手の基地を無力化する」と表現したようですが、この発言での「衛星」は相手の動向を察知するセンサーだと推定し、「電磁波」兵器について考えてみます

CHAMP6.jpgここでの「電磁波」兵器とは、指向性のあるEMP兵器です。EMP(電磁パルス:Electro-Magnetic plus)は、一般に核爆発に付随して発生するモノで、強力な電磁パルスが電子回路の内部に強い電流を発生させて電子回路を破壊する原理ですが、これを兵器として使用することは友軍に対する被害や紛争後の復旧を考えれば困難と考えられてきました

CHAMP(Counter-electronics High-powered Microwave Advanced Missile Project)は、この効果をより指向性を持って小規模に制御して発生させ、目標の物理的破壊を最小限にしつつ、近代兵器の中枢である電子回路を破壊する兵器技術の開発計画です

CHAPM7.jpg米空軍研究所がボーイング社とともに2009年からCHAMPを開始し、2012年10月に「CHAMP」から生まれたHPM(high-power microwave)兵器を搭載したミサイル(巡航ミサイル?)が、計画した飛翔経路上7か所に対するEMP効果攻撃に初成功しています

その後、HPM(high-power microwave)兵器の技術的成熟が進められるとともに、装置の運搬手段が検討され、一時は巡航ミサイルへの搭載も検討された様ですが、2015年5月に米空軍は、ロッキード製の射程約1000㎞の空対地ミサイルJASSM-ER(Joint Air-to-Surface Standoff Missile- Extended Range)に搭載配備することを決定しました

CHAMP7.jpgその後、HPM搭載のJASSM-ER配備については秘密のベールに包まれていましたが、2019年5月、米空軍はCHAMPから生まれたHPM兵器を搭載した空対地ミサイルJASSM-ERを20発保有していると発表し、飛翔中に50目標に対しEMP攻撃が可能との能力が明らかにされました

射程約1000㎞の空対地ミサイルJASSM-ERは、米空軍のB-2、B-1、B-52H爆撃機、F-15E、F-16に搭載可能で、F-35への搭載も可能(又は今後なる)で、JASSM-ERの射程をさらに延長する「JASSM-XR」にHPM搭載の可能性もあります

CHAMP5.jpg日本は、空自のF-35にJASSM-ERの前身で射程が400㎞程度のJASSMを搭載する計画で、HPM兵器搭載のJASSM-ER搭載も可能との情報を基に、高市議員が「電磁波による敵基地無効化」手段の必要性を主張されたものと推定いたします

いろんな意味で逞しい自民党総裁候補が出ました。福島第一の「処理水」に関するお考えだけは再考をお願いしたいと思いますが、その他の政策については、ぜひ挑戦の機会を得てほしいと出馬会見を見て思いました

高市議員の出馬会見(8日:約1時間50分)


CHAPM関連の記事
「米空軍が予算」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2016-03-25
「米議員が実用化要求」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-05-05
「夢のようなCHAMP!?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-12-08

JASSM関連の記事
「JASSMまだまだ射程延伸」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-09-15
「更なる射程延伸開発契約」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-12-09
「ポーランドに70発輸出承認」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-11-30
「B-52をJASSM搭載に改良」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-08-13
「JASSM-ERを本格生産へ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-12-17-1

空自F-35に長射程ミサイル搭載計画
「JASSMに加えJSMも契約」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2019-03-17

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着艦精密誘導装置JPALSで同盟強化を [Joint・統合参謀本部]

対中国での分散航空基地運用も容易に
運搬容易な地上装置で展開後80分程度で使用可能
英伊空母に搭載済みで、日本も関心、韓仏とも相談中

JPALS6.jpg3日付Defense-Newsが、レイセオン社が開発して米空母や強襲揚陸艦に配備している艦載戦闘機の着艦精密誘導装置JPALS(Joint Precision Approach and Landing System)を取り上げ、既に英や伊の空母にも提供しているこの装置を他同盟国艦艇に導入することで、F-35BやC型の運用オプションが飛躍的に向上すると紹介しています

また米海兵隊(米空軍も)が追求している、西太平洋の島々を利用した分散運用基地での対中国「飛び石作戦」遂行に際し、この輸送&設置容易なJPALSを使用することで、設備不十分で操縦者が不慣れな機動展開先飛行場でも安全に利用でき、これまた作戦運用の柔軟性を格段に向上させることができるとアピールしています

JPALS5.jpg着艦誘導装置の導入については4-5年前に、艦載戦闘機に搭載する(?)F-35C型機用の「Delta Flight Path」や、FA-18とEA-18G用の「PLM:Precision Landing Modes」や「MAGIC CARPET」との装備をご紹介し、

「100回着艦して失敗がゼロ。理想的着艦が80回」、「理想的着艦が多く、甲板の特定箇所のみ摩耗が進む新たな悩み」、「3本ある着艦拘束ワイヤーの2本目ばかりが摩耗する」等の現場ビックリの飛躍的成果が報じられていましたが、それらとJPALSの関係は把握していません

記事の主体がレイセオン社になっており、同社関係者のコメントで構成された記事で「案件記事?」との疑念もありますが、日本も関心をとレイセオン関係者が述べている装備ですので、ご紹介しておきます。10-11月に海兵隊F-35Bが空母型護衛艦いずもに展開するとの話もありますので・・・

3日付Defense-News記事によれば
JPALS3.jpgレイセオン社は、米海軍や海兵隊のF-35BやC型を艦載する空母や強襲揚陸艦が装備しているJPALSを同盟国艦艇に拡大配備することで、同盟国海軍間のクロス作戦運用をより容易にして作戦オプションを拡大し、また海兵隊が追求している「飛び石作戦」を支援できると推奨している
同社JPALS技術アドバイザー(退役海軍少将)は、英空母エリザベスや伊空母Cavourは既に同装置を装備しており、日本も関心を示している。また韓国やフランスとも協議を行っていると状況を説明した

米国が同盟国と協力した将来の戦いを想定している中、英空母エリザベスに米海兵隊F-35Bが展開して英軍F-35と一体運用しているように、またBerger海兵隊司令官が今秋F-35Bを海上自衛隊いずもクラスで運用すると語ったように、JPALSの重要性は増している
JPALS4.jpg仮に日本やイタリアの空母との関係が英空母並みにならないにしても、米軍航空戦力が日伊空母から運用可能であれば作戦オプションは飛躍的に向上し、維持整備&補給面でも柔軟性が向上する

同社アドバイザーで元FA-18操縦者は、例えば米軍艦載機が同盟国艦艇を使用するのは昼間や荒天時のみだったが、JPALS導入により運用制限が緩和できる可能性や、事前訓練不十分な艦艇への展開も容易になる可能性、また多様な代替着陸基地を準備することで米軍操縦者の心理的負担軽減効果も指摘している
更にJPALSは、車両やヘリに容易に搭載可能な旅行スーツケース程度のサイズで、空中投下も可能。15分程度で組み立て設置ができ、その後衛星と通信して約1時間で同期(synchronizing with satellites)すれば使用可能となる機動展開向き装備である

JPALS.jpg一度設置すると、その周辺20nm範囲の50か所を着陸誘導先に指定でき、過去2年間の様々な米海兵隊艦載機との約60回の試験では、作戦時に予想される着陸直前での代替着陸地点への誘導変更も円滑に実施できたと報告されている
JPALSはF-35BやC型だけでなく、初の艦載無人機MQ-25空中給油機への導入も進められており、今後は空母艦載の輸送用オスプレイCMV-22への導入も予定されている
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レイセオン社のJPALS 宣伝映像


ご紹介しながら、米海軍や海兵隊関係者が一切登場しない記事構成に、「案件記事?」との思いが更に強くなりましたが、記事原文を確認しても「案件」表示はありませんでしたので、Defense-News記者の取材記事としてご紹介しておきます

JPALSが地上システムと機上システムで構成されるものなのか、F-35C型機用の着艦誘導装置「Delta Flight Path」や、FA-18とEA-18G用の「PLM:Precision Landing Modes」や「MAGIC CARPET」との関係等々が益々気になりますが、とりあえず「JPALS」との言葉を記憶しておきましょう

着艦誘導装置の関連記事
「FA-18も精度向上」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2017-05-09
「MAGIC CARPET でF-35C着陸精度が飛躍向上」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-08-22

米海兵隊司令官が1日の講演で発言
「10月か11月に米海兵隊F-35が海自艦艇に展開」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-09-04

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下院軍事委員長が再びF-35に噛みつく [亡国のF-35]

生存性は期待ほど高くなく、維持費が高止まり
エンジン問題で稼働率上がらず→AETP早期導入要望
無人機の群れの方が有効な投資先だ
2025年の維持費を見て調達数上限を決める

Smith3.jpg8月31日、Brookings主催のイベントにAdam Smith下院軍事委員長が登場し、来年度予算を決定する2022年国防授権法の議論について語り、特に同議長が問題視するF-35問題について、維持費が高止まりすれば調達機数を制限する規定や次世代エンジンAETPをF-35に導入する可能性検討を命ずる案を含めたいと語りました

また、F-35設計当時に想定されていたより脅威環境が厳しくなり、同機の生存性が低下していると指摘し、最近の事例も踏まえて「無人機の群れ」に優先投資すべきとの考え方を示しました

Smith4.jpgAdam Smith下院軍事委員長は3月に同じくBrookingで、「どぶに金を捨てるようなF-35への投資を止めさせたい」、「金食い虫のF-35に今後35年も頼らなくてよいような道を探るべき」と訴え大きな話題になりましたが、その第2弾をぶちかましています

このイベントの内容を一番早く報じたのが、米空軍応援団の米空軍協会webサイトですので、恐らく米空軍内外にも同委員長意見に賛同する者が多数存在すると推測いたします

31日付米空軍協会web記事によれば同委員長は
F-35 F135.jpgF-35の維持費が高止まりしていることを米議会でも多くの議員が問題視しており、2022年国防授権法の下院軍事委員長案には、2025年度の同機の年間維持費が米空軍が目標とする1機年間約4.5億円以下に低下しなかったら、米空軍が何機F-35を維持できるかを見積り、調達予定機数1763機を削減する条項を盛り込んだ

また、F-35のPratt & Whitney社製 F135エンジンの整備時間や整備コストが膨らんでいる問題に関連し、維持整備費削減策の一つとして、GE社とPratt & Whitney社が開発を競い合っている次世代エンジン計画AETP(Adaptive Engine Transition Program)を活用できないかと考えている
AETPは一般に、次世代制空機NGAD計画(Next-Generation Air Dominance program)用とされているが、F-35に導入する可能性があると考えており、2社が競い合う体制であることも好ましいことから、2022年国防授権法の下院軍事委員長案に、調達担当国防次官にAETPをF-35に導入する開発&融合戦略を策定するよう規定を含めている

F-35 Greece4.jpg全く別の視点だが、F-35の戦闘空域での生存性が、敵の防空ミサイル等の迎撃能力向上により、F-16など第4世代機の生存性レベルに低下し始めていると懸念している。脅威の変化については細部に言及できないが
このような厳しい脅威環境では、F-35は機体が大きすぎて敵に発見されずに侵攻することが難しい。そこで、より小型で生存性が高い無人機に投資するのが好ましいと考えている

最近目にした、シリアやアルメニアとアゼルバイジャンの戦いが示すように、探知困難なドローンの群れは強烈なパンチを見舞うことができる。探知できず、探知しても迎撃することが短時間で困難な点など、大型アセットが不可能な役割を果たしてくれると期待でき、今後の投資先にふさわしいと考えている

緊急追記:Brown参謀総長もF-35調達数制限に同意
(維持整備費が低下しなかった場合の措置として)
Brown.jpg9月8日、Brown米空軍参謀総長はDefense-News主催イベントで、米議会からの提案は私の考え方と同一線上にあると語り、維持整備費が計画の2倍程度の高止まりしている状況が改善されなければ、調達機数1763機の削減を考えざるを得ないと述べた
同大将は「米議会からの意見や提案は、米空軍が検討している方向と同じである」、「我々はF-35計画を資金的に維持可能なものにすることに目標を定めており。それが焦点となっている」と表現した
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同イベントの模様(約1時間)


Smith下院軍事委員長が3月5日に「どぶに金を捨てるようなF-35への投資を止めさせたい」と口火を切り、6月23日には英国防相が英議会で「維持費を下げなければ、支払い不可能な請求書に縛られるつもりは無い」、「F-35を計画通り買ってほしければ、コストを抑えろ」、「白紙の小切手を渡すつもりは毛頭ない」と米国と米企業を非難する事態に至っています

なぜF-35反対の先頭に立つSmith下院軍事委員長までが、2025年度の維持費実績が出るまで調達機数削減判断を先延ばしする案を出しているのか不明ですが、国内産業政策とか、海外の調達契約国との関係とか、整理するにはそれぐらいの期間が必要なのかもしれません。

F-35のエンジン問題
「エンジン問題で15%飛行不能」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-07-15
「エンジンブレードと整備性問題」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-02-13
「Lord次官が最後の会見でF-35問題を」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-01-21
「F-35エンジン改良検討」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2017-06-01-2
「AETPの開発」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2016-07-02-1

最近のF-35
「酸素生成装置問題を解決せよ」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-08-03
「海兵隊C型が完全運用態勢」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-07-08
「スイスが14番目の購入国に」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-07-01
「英国防相がF-35企業に不満をぶちまける」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-06-24-1
「英国は調達機数半減か」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-03-24
「伊軽空母に海兵隊F-35B展開」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-03-14-1
「F-35投資はどぶに金を捨てるようなもの」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-03-06
「エンジンブレードと整備性問題」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-02-13
「F-35稼働率の状況」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2021-01-21
「新型戦術核搭載飛行試験」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-11-28
「5月の事故対策改修は秘密」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-11-24
「中東でかく戦えり」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-08-19
「機種別機数が第3位に」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-07-07
「B型とC型が超音速飛行制限甘受」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-04-27
「ボルトの誤使用:調査もせず放置へ」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-02-29
「ポーランドが13カ国目に」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-02-03

応援お願いします!ブログ「東京の郊外より」支援の会
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ブログサポーターご紹介ページ
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