B-52が全NATO加盟30か国上空を飛行し団結示す [米空軍]
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うち20か国は各国戦闘機でB-52をエスコート
共和党大会演説でNATOに「金払わせた」と大統領が自慢の翌日
8月28日、すなわちトランプ大統領が共和党大統領候補の受諾演説(27日夜)で、NATO加盟国により多くの軍事費を拠出させることに成功したとアピールした翌日に、計6機のB-52戦略爆撃機が4機と2機に分かれ、欧州と米大陸(米とカナダ)のNATO加盟全30か国の上空を飛行し、「NATOの団結した」と米欧州コマンドが同日声明を出しました
このB-52による飛行は「Allied Sky:同盟の空」作戦と名付けられ、6機すべては米本土のノースダコタ州Minot空軍基地所属のB-52が派遣されたものでした
またこのB-52爆撃機がNATO加盟国上空を飛行する際、20か国が自国の戦闘機をB-52のエスコートのために飛行させ、B-52と各国戦闘機の編隊飛行の様子(写真など)を各国駐在の米国大使がSNS上で直ちに発信するなど、米軍だけでも国防省だけでもなく、米国務省も絡んだ「作戦」だったことが伺えます
8月28日付米空軍協会web記事によれば
●欧州に派遣された4機のB-52は、8月21日に母基地から英国のFairford英空軍基地に展開した。欧州米空軍の発表によれば、この4機は21日のうちにノルウェー空軍機と共同訓練を行った。
●また27日には2機のB-52が、仏空軍のミラージュ戦闘機及び英空軍のユーロファイター戦闘機と共同訓練を行い、この訓練を仏軍のKC-135空中給油機と英空軍のFairford空中給油機が支援した
●欧州米軍司令官(NATO軍司令官兼務)Tod D. Wolters空軍大将は、「米国のNATOに対するコミットメントは鉄のように固い。本日の爆撃機ミッションは、北大西洋同盟のゆるぎなき即応性、日々改善される相互運用性、大西洋をまたぐ関与の提供能力を更に示すものである」との声明を出している
●NATOのJens Stoltenberg事務総長は、「本日のミッションは、行動でNATOの団結を示すものである。30か国加盟国のすべてを1日で飛行し、各加盟国の戦闘機にエスコートされる様は、如何なる挑戦にも対処できる能力向上を示すもので、我が任務である侵略の抑止、紛争の予防、平和の維持の達成をより確かなものとした」とコメントしている
●B-52をエスコートした各国戦闘機は計80機の達し、アルファベット順に記載すると、Belgium, Bulgaria, Canada, Croatia, Czech Republic, Denmark, France, Germany, Greece, Hungary, Italy, Netherlands, Norway, Poland, Portugal, Romania, Slovakia, Spain, Turkey, and the United Kingdom軍から参加があった
●なおこのB-52の飛行に対し、黒海上空でロシア軍Su-27戦闘機が接近監視飛行を行ったと、ロシア政府系のメディアが映像を放送した
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南シナ海に米空母や米駆逐艦を派遣すれば、中国から「空母キラー」と呼ばれる対艦弾道ミサイルを脅しに打ち込まれ、アラスカ周辺のベーリング海ではロシア軍による演習で恐れおののいた米国漁民から悲鳴が上がる軍事情勢の中、効果のほどは「?」ながら、世界各地で飛び回るB-1やB-2爆撃機と共に、「Show of Force」に尽力する米空軍爆撃機の一端をご紹介しておきます
共和党大会での指名受諾演説とB-52飛行の関連性は不明ですが、順序が逆でなくてよかったと思う次第です・・・。
でも・・。トルコも戦闘機を出したんですねぇ・・・後でトルコ大統領からトルコ空軍が叱られたりしないのでしょうか・・・。この辺りはよくわかりませんねぇ・・・
米軍大型爆撃機の活動など
「ディエゴガルシアにB-2爆撃機」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-08-13
「CBPからDFEへの変化を語る」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-04-30
「16年続いた大型爆撃機のグアム駐留CBP終了」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-04-19
「アイスランドにB-2」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2019-08-30
「18年継続の爆撃機中東派遣終了」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2019-03-30-1
「対イランに中東へB-52短期派遣」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2019-05-08
「アジアへの空軍戦力派遣」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-02-14
「グアムに大型B全機種勢揃い」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-08-12
「B-2がCBPでグアム展開」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-08-18
「CBP受入の常設部隊設置へ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-06-13-1
「爆撃機による外交」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-12-04
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共和党大会演説でNATOに「金払わせた」と大統領が自慢の翌日
8月28日、すなわちトランプ大統領が共和党大統領候補の受諾演説(27日夜)で、NATO加盟国により多くの軍事費を拠出させることに成功したとアピールした翌日に、計6機のB-52戦略爆撃機が4機と2機に分かれ、欧州と米大陸(米とカナダ)のNATO加盟全30か国の上空を飛行し、「NATOの団結した」と米欧州コマンドが同日声明を出しました
このB-52による飛行は「Allied Sky:同盟の空」作戦と名付けられ、6機すべては米本土のノースダコタ州Minot空軍基地所属のB-52が派遣されたものでした
またこのB-52爆撃機がNATO加盟国上空を飛行する際、20か国が自国の戦闘機をB-52のエスコートのために飛行させ、B-52と各国戦闘機の編隊飛行の様子(写真など)を各国駐在の米国大使がSNS上で直ちに発信するなど、米軍だけでも国防省だけでもなく、米国務省も絡んだ「作戦」だったことが伺えます
8月28日付米空軍協会web記事によれば
●欧州に派遣された4機のB-52は、8月21日に母基地から英国のFairford英空軍基地に展開した。欧州米空軍の発表によれば、この4機は21日のうちにノルウェー空軍機と共同訓練を行った。
●また27日には2機のB-52が、仏空軍のミラージュ戦闘機及び英空軍のユーロファイター戦闘機と共同訓練を行い、この訓練を仏軍のKC-135空中給油機と英空軍のFairford空中給油機が支援した
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●NATOのJens Stoltenberg事務総長は、「本日のミッションは、行動でNATOの団結を示すものである。30か国加盟国のすべてを1日で飛行し、各加盟国の戦闘機にエスコートされる様は、如何なる挑戦にも対処できる能力向上を示すもので、我が任務である侵略の抑止、紛争の予防、平和の維持の達成をより確かなものとした」とコメントしている
●B-52をエスコートした各国戦闘機は計80機の達し、アルファベット順に記載すると、Belgium, Bulgaria, Canada, Croatia, Czech Republic, Denmark, France, Germany, Greece, Hungary, Italy, Netherlands, Norway, Poland, Portugal, Romania, Slovakia, Spain, Turkey, and the United Kingdom軍から参加があった
●なおこのB-52の飛行に対し、黒海上空でロシア軍Su-27戦闘機が接近監視飛行を行ったと、ロシア政府系のメディアが映像を放送した
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共和党大会での指名受諾演説とB-52飛行の関連性は不明ですが、順序が逆でなくてよかったと思う次第です・・・。
でも・・。トルコも戦闘機を出したんですねぇ・・・後でトルコ大統領からトルコ空軍が叱られたりしないのでしょうか・・・。この辺りはよくわかりませんねぇ・・・
米軍大型爆撃機の活動など
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「CBPからDFEへの変化を語る」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-04-30
「16年続いた大型爆撃機のグアム駐留CBP終了」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-04-19
「アイスランドにB-2」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2019-08-30
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2020-09-01 05:00
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