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露が対艦極超音速兵器試験に成功か [安全保障全般]

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プーチンの誕生日に合わせるように「3M22 Zircon」試験
射程1000㎞とも言われる空母キラー

Zircon4.jpg6日、ロシア軍が白海上のフリゲート艦「Groshkov」から極超音速対艦兵器と言われる「3M22 Zircon」の発射試験に成功した模様で、プーチン大統領の誕生日である7日に、Gerasimovロシア軍参謀総長がTV電話で試験成功をプーチン大統領に報告する模様がメディア報道されました

報告を受けたプーチン大統領は、「(この成功は)我が国にとって大きなイベントだ。我がロシアの陸軍や海軍に、最新で、しかも他に類を見ない兵器システムを導入することで、ロシア防衛能力を長期にわたり確かなものにできるだろう」と語った模様です

Putin Zircon.jpgなお7日付Military.com記事は、白海のフリゲート艦「Groshkov」から発射されたミサイルが、バレンツ海上の目標に命中したと伝え、同ミサイルの性能を2019年にプーチンは、射程約1000㎞で音速の9倍で飛翔可能だと語っていると紹介しています

以下ではこの試験成功報道を機に、2019年末に各所でプーチンが大アピールした「3M22 Zircon」に関する過去記事のまとめをご紹介します

今年1月20日付Military.com記事によれば
「ロシア第3の超超音速兵器3M22 Zircon」https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-01-21
プーチンは2019年10月30日にロシア太平洋艦隊へ配属される2500トン級のフリゲート艦Gremyashchiyを訪問し、超超音速兵器「3M22 Zircon」を搭載するとアピールした
「3M22 Zircon」は、米海軍にぶつけてきた「空母キラー」兵器で、1000-2000トン級の中小艦艇に搭載して空母を無効化する「費用対効果の高い」兵器

Zircon.jpgロシア軍が極超音速兵器追求シフトにかじを切ったのは、米軍や米海軍の規模や技術、更に空母の隻数で圧倒的に劣っているからであろう
例えば、ロシア海軍が保有する15隻の1000トン級「Buyan-class」コルベット艦は、1隻に25発の「3M22 Zircon」を搭載可能であり、米海軍の最新空母フォード級でさえ「3M22 Zircon」6発以下で撃沈な可能と見積もられる中で、相当な戦力となる

対艦超超音速兵器「3M22 Zircon」は、高度が低い大気圏内を速度マック7で飛翔し、射程距離300-700㎞(1000㎞との報道もあり)と言われる兵器で、艦艇搭載だけでなく、航空機や潜水艦、更に地上発射型も開発されている模様
これだけの高速で大気中を飛翔すると、兵器の先端部が高圧となることで「プラズマの雲」が生じ、ミサイル探知用レーダーの電波を吸収してレーダーに映らなくなるともいわれている

米艦艇のイージスシステムは、最短でも目標探知から反応まで8-10秒必要と言われているが、「3M22 Zircon」はこの数秒の間に20㎞進むと計算でき、また艦艇発射の迎撃ミサイルが「3M22 Zircon」の速度に追随できないとも言われている
Zircon3.jpg技術情報ニュースサイト「Popular Mechanics」によれば、仮に米イージス艦が「3M22 Zircon」を100マイル(180km)遠方で探知したとしても、1分間しか対処時間がない。実質的には、発射直後を迎撃するか、「3M22 Zircon」の飛翔経路上に障害物を浮遊させておくしか迎撃手段は無いと考えられる

なお、露軍が部隊配備又は開発中の超超音速兵器は・・・
対艦用の「3M22 Zircon」 射程距離300-700㎞(1000㎞との報道もあり) 開発中
航空機発射用の「Kinzhal」 射程2000㎞ 配備済
大陸間飛翔ミサイル「Avangard」 昨年12月配備 マッハ20
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6日の試験が本当に成功したのか、どの程度の距離を、どのような経路・パターンで飛翔して、どのような目標に命中したのかが気になるところですが、米軍をはじめ西側各国が情報収集しているでしょうから、漏れ聞こえてくるであろう「3M22 Zircon」の実態を今後注視したいと思います

極超音速兵器がカタログ通りの性能を発揮すれば、現時点で迎撃兵器は存在しておらず、それゆえに米国防省は同兵器の開発を急ぎ、防御用に宇宙配備センサーが必要等々の議論を展開しているところです

プーチンが太平洋艦隊の艦艇に配備を宣言しているように、当然日本にも影響のある兵器です

中露の極超音速兵器
「ロシア第3の超超音速兵器3M22 Zircon」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-01-21
「中国が超超音速兵器で優位」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-01-27-1
「プーチンが超超音速兵器を大自慢」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2019-12-26
「ロシアが新型核兵器続々開発と」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-03-03-1

米軍の極超音速兵器開発
「3軍協力で極超音速兵器開発」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-08-15-1
「ボディー試験に成功」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-03-22
「空軍開発本格化」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2019-06-16
「攻防両面で超超音速兵器話題」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2018-09-08-1
「防御手段無し」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2018-03-21-1
「宇宙センサー整備が急務」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-07-31

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米軍主要幹部が一斉にコロナ自主隔離 [Joint・統合参謀本部]

本件に関し19日に米軍高官は、約2週間の自主隔離を終え、先週には米軍高官が複数回のPCR陰性検査を経て、ペンタゴンの職場に復帰したと明らかにしました
PCR検査で陰性判定が出ても、約2週間は自主隔離していたようです
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沿岸警備隊副司令官のコロナ陽性判定で
統参議長と5軍トップ全てが(海兵隊トップのぞく)

Ray3.jpg6日、米国防省Hoffman報道官は、終末から体調がすぐれなかったCharles Ray沿岸警備隊副司令官が5日コロナ陽性と判定されたことから、前週に同副司令官と共にペンタゴンでの会議に参加していた米軍主要幹部が自宅で自主隔離(self-quarantining)に入り、全員がPCR検査を受けていると明らかにしました

同副司令官は、トランプ大統領など出席者に多くの感染者が出た9月26日のホワイトハウスでのイベント(女性最高裁判事候補の紹介)の翌日に、同じホワイトハウスでのイベント(Gold Star Families event)に参加していたということですが、どこで感染したのか等は明らかになっていません

COVID-19 white house.jpg報道等で話題になっているホワイトハウスでの行事の参加者については、既にPCR検査を実施していたようで、6日にHoffman報道官が「自宅で自主隔離」になった対象者としたのは、「ペンタゴンでの会議に参加していた米軍主要幹部」です。相当「密」な会議だったのかもしれません

6日現在で自主隔離状態にあるのは・・・
 Milley統合参謀本部議長
 Hyten統合参謀本部副議長

 McConville陸軍参謀総長
 Gilday作戦部長(米海軍トップ)
 Brown空軍参謀総長
 Raymond宇宙軍作戦部長(宇宙軍トップ)
 Hokanson州軍司令官
 
 Nakasone米サイバーコマンド司令官
 Thomas海兵隊副司令官

COVID-19.jpg6日時点でこれら米軍幹部の中に体調不良者はいないということで、PCR検査の結果さえ出れば直ぐにでも通常の体制に上記指揮官たちは復帰するのでしょうが、いずれも多くの人と仕事で接する指揮官たちであり、「濃厚接触者」の調査が各軍で行われているようです

同報道官は最後に、米軍の即応態勢や作戦遂行能力には何の影響もないと強調しており、実際そうだとも思いますが、米国や米軍の中枢に忍び寄る「コロナ:COVID-19」の怖さを感じます

注意しているはずの陸上自衛隊の女性自衛官集合訓練で、大量の感染者が出たケースも報じられており、皆さま油断は禁物です!!!

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レアアース確保に米国が大統領令:中国依存脱却へ [米国防省高官]

米国政府全体で国内採掘処理活性化や備蓄に資金投入へ
国防省も米議会と予算枠や戦略巡り議論

rare earth3.jpg9月30日、トランプ大統領がレアアース(希土類)確保に関する大統領令を発出し、幅広い産業製品から軍事装備に欠かせないレアアースの世界市場を中国が牛耳っている危機的な状況に警鐘を鳴らし、米国政府を挙げて米国内採掘処理を活性化させ備蓄を増やすとともに、中国産の輸入を抑える関税などの措置検討に入りました

これを受け、重要な装備・兵器(ミサイル、弾薬、極超音速兵器、電子機器の放射線防護から携帯電話まで多様な装備)に不可欠なレアアース17種類を重要素材と指定している米国防省も、1日にLord調達担当次官が上院軍事委員会で、レアアース確保備蓄に向けた戦略作成や柔軟な予算運用が可能となるよう議会の協力を求めました

rare earth2.jpg大統領令は「極めて重要な鉱物資源を、敵対的な国からの輸入に過度に依存している現在の状況は、米国の安全保障、外交、経済に対する尋常でない極めて大きな脅威である」と表現し、トランプ政権が指定している35種類の鉱物資源を、貴重でありその確保が危うくなる可能性が高いと危機感を表しています

実際、米国はレアアースの80%を中国から直接輸入しており、残りの部分にも第3国経由で中国産を輸入している鉱物が含まれているなど、米中対立が激化し緊張感が高まる中、予断を許さない綱渡り状態が続いているようですが、以下では米議会でのLord次官の発言をご紹介します

1日付Defense-News記事によればLord次官の議会で
Lord.jpg米国のレアアース確保戦略には、米議会による法的根拠設定と予算配分措置を伴って、特定レアアースの国家備蓄推進、新たな促進政策と規制緩和による米国内のレアアース処理施設の再立ち上げ、関連の処理技術や代替品の研究開発を推進する等の必要があり、米議会の支援が欠かせない
短期的には、国内埋蔵レアアースの採掘量増加、緊要なレアアースの国家備蓄増量推進、更に代替資源の探求研究が考えられる

米国は貴重な国防関連のレアアース備蓄を拡大する途上にある。コロナ感染の結果、米国民は重要な物資や製品の調達先を選ぶ重要性に気づくことができた
昨日発出された大統領令を根拠とし、関係政府機関との連携を図り、これまで既に進んでいる国家備蓄の更なる増強と種類拡大に向かう

rare earth.jpg来月もう一度米議会にお邪魔し、具体的にどのような支援を議会にお願いするかを説明したい

レアアース確保に関し米国防省は議会に対し、レアアースを使用する兵器の購入予算の増加と、極超音速兵器予算への上限規制の撤廃を要望し、また予算使用の裁量枠拡大を願い出ている
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米国の国内レアアース採掘処理が廃れたのは、中国埋蔵量が膨大で価格競争で太刀打ちできないからだと思うのですが、米国内処理施設再興や採掘増加対策で、どれだけ中国産の穴を埋められるのか「?」です

代替品もそう簡単に見つかるような気がしませんし、それこそ国際協力で中国に対抗したい分野でしょう。日本の海底資源開発も貢献できるかもしれません

基礎知識不足ですが、重要な米国の動きですのでご紹介しておきます

「中国がレアアース輸出規制へ」
https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2019-07-06

米中関係を考える記事
「CSBA対中国戦略レポート」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2019-06-13
「2019年アジア安全保障会議」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2019-05-31-1
「グーグルからAI技術流出」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2019-03-23

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米空軍幹部が将来の有人&無人機連携を語る [米空軍]

奥歯に物が挟まったような
無人機を有人機の代替にはしないが大前提で・・・

weapon swarming.jpg1日、米空軍協会ミッチェル研究所のMark Gunzinger研究員らが、米空軍に無人機の活用を提言する「Understanding the Promise of Skyborg and Low-Cost Attritable Unmanned Aerial Vehicles」とのレポート発表会を行いましたが、その場に参加していた米空軍の同問題検討担当のFrederick Haley大佐に、米空軍内でもしっかり無人機活用を検討していると説明させる場に活用させたようで、同大佐の発言をしっかり米空軍協会web記事が紹介しています

米空軍は2018年9月に、当時のWillson空軍長官自らが、現在の飛行隊数を24%も増強する386飛行隊体制を目指すと大ぶろしきを広げましたが、同年11月には「必ずしも綿密な分析ではない」、「変更がありうる」と別米空軍幹部がトーンダウンし、同時に米議会やシンクタンクか等々から、無人機の将来活用に関する検討が極めて不十分だと集中砲火を浴びてきました

XQ-58A Valkyrie2.jpg後米空軍は従来装備の早期退役を進め、最新装備の導入加速を議会等に理解してもらう必要がありますが、そんな中で避けて通れないのが「無人機をどう活用するつもりなのか?」との問いへの回答です。

本当は大佐レベルが公の場で最初に語る話題ではないと思いますが、観測気球を上げているのか小出しにしているのかよくわからないながら、ミッチェル研究所のレポートと合わせ、さわり部分をご紹介しておきます

1日付米空軍協会web記事によれば

ミッチェル研究所のGunzinger研究員らのレポート概要
Gremlins swarming.jpg米空軍は、米空軍の戦闘能力向上のため、低コストで損耗が苦にならない無人機を、他のアセットとのバランスを考えつつ迅速に増強すべきである
今後の無人機を、高度な機能を持つ有人機と、単機能の精密誘導兵器のような無人システムとの間の機能を果たす、「a third choice」として位置付けるべき

空軍は、開発中のLoyal Wingman計画の「Skyborg」や、群れで使用する「Gremlins swarming drones」を大規模に購入し、人間パイロットには危険だったり、長時間任務や追加弾薬が必要なケースで有効活用すべき。また米空軍は早期にこれら無人機システムを現場に送り、作戦運用法や部会管理手法を案出すべき
米空軍は「Skyborg」を、弾薬トラック・デコイ・ISRアセトとして戦闘機とペアを組ませ、2023年までに戦闘可能にしたいと考えている。そのため13社と契約し、2021年には飛行試験を開始する計画)

NGAD7.jpg無人機は米空軍にとって付加戦力となるべきで、米空軍の優位性を担保する第5世代機にとって代わるものではない
研究レポートは(米空軍の協力を得て作成された節があり、)、米空軍が飛行場を必要としない、手投げや簡易レールから発進可能な小型無人機を開発しており(示唆)、同小型無人機は、安価で、かつ電子戦やISRや指揮統制やnon-kinetic任務に大きな価値を発揮する(示唆)。他にも「very promising」な無人機の存在する(示唆)

ミッチェル研究所を率いるDavid A. Deptula退役中将は、無人機と有人機が混在する部隊が、新戦術を使用して「制空飛行隊」として認知されるだろうし、旧式の4世代機が占めている現在の米空軍を、このような無人機が全く異なる21世紀の米空軍へと変えていくだろう、と述べている

Haley大佐(Warfighting Integration Capability group副リーダー)発言
米空軍は2018年の「Air Force We Need」発表以来、「Air Force We Need 2.0」とも言うべき無人機に関する検討を行っているが、今もどの程度の規模で無人機が必要かの検討を行っている
我が組織(WIC)は、整備所要が少ない機体の発進回収も担当する無人機部隊を5-10飛行隊整備する方向を検討してきた

XQ-58A Valkyrie.jpgまた)、無人機専用の部隊を別に作るのではなく、1機のF-35と2機の小型単純無人機をペアリング運用することを想定し、同じ部隊に所属させることも検討してきた
多くのオプションを検討してきたが、それらの新能力を前線部隊に早く届けて試験で机上検討の有効性を確かめることがが重要

記事の他の部分から
米空軍研究所の低コスト無人機検討担当のDouglas Meador氏は、これまでの検討では、一人のパイロットは人工知能のおかげで7機までの無人機を指揮できるとの実験結果が出ていると語っており
●また、「Loyal Wingman」とのSkyborgに対する呼称は、有人機と近接して飛行するイメージを与えて適切ではないと述べ、多くの検討パターンの中で、有人機と無人機は目視範囲外で行動すると述べている
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F-35 luke AFB.jpg有人機であるF-35やB-21爆撃機の調達数を削減しないため、無人機を無理やり有人機と組み合わせる方向で検討して苦悩しているようにも感じられ、心配ではあります。でも、米空軍を信じるほかないでしょう

幾つかの「非公開」無人機プロジェクトもあるようで、全体に消化不良の「群盲、象をなでる」状態の記事となってしまいましたが、今後色々な情報に接する準備としてご紹介しておきます。とりあえず・・・

米空軍協会のレポート「Understanding the Promise of Skyborg and Low-Cost Attritable Unmanned Aerial Vehicles」
https://a2dd917a-65ab-41f1-ab11-5f1897e16299.usrfiles.com/ugd/a2dd91_2a1da65374434775b321619daf50a0a3.pdf  

米空軍は無人機に冷たいと批判
「CSBAが米空軍の将来体制を提言」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-01-24
「CSISが米空軍の無人機活用に苦言」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2019-10-31

Air Force We Needの大花火
「空軍長官が386個飛行隊目標」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-09-19-1
「米空軍が早くも386個飛行隊への大増強諦め」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2018-11-16-1

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突然前倒し?3回目のJADC2又はABMS試験演習を太平洋で [Joint・統合参謀本部]

12月の予定とされてのに。秘密裏に前倒しか
9月初旬に2回目を終えたばかりの中
既存演習「Valiant Shield」の場を活用して

Valiant Shield 20203.jpg9月25日付米空軍協会web記事は、12月予定だったはずの第3回目のJADC2又はABMS試験演習が、9月14-25日の演習「Valiant Shield」に併せて実施され、ハワイ・グアム・マリアナ諸島エリアで、陸海空海兵隊兵士11000名、航空機100機や複数の艦艇が参加して実施されたと報じています

JADC2(Joint All Domein Command and Control)
ABMS(Adavanced Battle Management System)

ABMS試験とか、JADC2(統合全ドメイン指揮統制)、時には「連接マラソン」とも呼ばれるこの実験演習は、米空軍の各種シミュレーションやウォーゲームの結果から、クラウド技術やAI技術を活用し、4軍で情報や指示を迅速に共有し、装備を有機的に連接することが大きな戦闘能力向上につながるとが判明したことを受け本格化した演習です

Valiant Shield 20205.jpg演習では宇宙、上空、地上、水上、水中の多様なセンサーやアセットを連接して指揮統制や作戦運用を迅速に行う各種検証を行っており、昨年12月の1回目は「米本土への巡航ミサイル攻撃対処」、2回目は9月初旬に「宇宙軍アセットも交えた巡航ミサイル対処」を中心テーマに成果を上げており、第3回目は当初12月と関係者が語っていました

今回なぜ3回目が事前情報なしに実施が早められたのかは不明ですが、太平洋を舞台にするということで中国への情報漏れを恐れた、またはコロナの影響等で当初の演習目的を1/3削減した影響で、演習「Valiant Shield」を活用できることになった等々の背景を妄想・邪推しております

最近の米国防省や米軍は、中国等を利することがない様に、演習や装備開発に関する公開情報を激減させており、3回目の本演習についても軍事記者の取材に基づく「断片情報」の羅列しかありませんが、皆様におかれましては、関連過去記事と併せ、想像力をたくましくしてご覧ください

9月25日付米空軍協会web記事によれば
対中国の体制を訓練するValiant Shield演習は、太平洋地域で各軍種が保有する目標監視情報、ターゲティング情報などなどを円滑に相互にやり取りする訓練の機会を提供した
Valiant Shield 20206.jpg米太平洋海軍司令部は、「この訓練を通じ、陸海空サイバードメインで、目標の探知追尾・目標照準を様々な任務に応じて連携して行うことを実環境で訓練できた。訓練には、対水上作戦、対潜水艦作戦、防空、着上陸など複雑な作戦任務が含まれていた」とコメントを出している

破棄予定のフリゲート艦Curtsを、(コーディネートされた)米海軍と空軍の航空機、複数の巡洋艦や潜水艦からの攻撃で撃沈したり、海兵隊からの目標情報に基づき、海軍艦艇から発射の巡航ミサイルで島の地上目標を攻撃したりした
これら統合作戦は、全軍種から差し出された兵士で構成される前線指揮所「Multidomain Operations Center-Forward」からの指示統制で実施され、空母戦闘群から米空軍作戦機までと連携していた

空母戦闘群司令は「F-22は素晴らしい航空機で、マルチドメイン指揮統制の恩恵を受け、米海軍はこの5世代機をテコに大いに戦力アップが出来た」と述べている

Valiant Shield 20204.jpg人工知能を活用した新たなソフトも効果的に使用され、作戦命令ATOに記された空中給油の場所と時刻等を自動的に抽出して操縦者に伝達することも行われた
また指揮所では、太平洋上に分散して設けられている複数の様々な基地の保有器材や燃料、展開航空機の状況等々の情報を、リアルタイムで更新して指揮官に提供して判断に資するアプリが提供され、施設不十分な分散基地での作戦遂行等に貢献した

データ共有を促進するため、KC-46空中給油機に「クラウドnetwork-sharingアプリ」を搭載して「連接」に活用したり、F-22やC-17をハワイ周辺でのデータ共有の前線「ノード」として活用したりもした
このように米軍は、広大なアジア太平洋地域に分散するアセットを、妨害電波や敵の攻撃に邪魔されながらも連接して迅速に作戦を遂行する手法を求めて試行錯誤を行っている

Valiant Shield 2020.jpgまたこの試行錯誤に新たな知見を取り込むため、これまでに60以上の企業を3回の演習に参加させ、実戦環境でのテストを試みており、9月21日の週には追加で15企業と、データ解析、通信などABMS関連の技術実証に向けた契約を結んでいる
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コロナでのこの実験演習全体のスケジュールが遅れ、部隊調整が難しくなり演習目的を1/3削って実施していることと、12月の予定を早めて突然3回目が実施されたことの関係はよくわかりませんが、予算獲得の為の米議会説明用に実験結果が必要なことも理由かもしれません

いずれにしても、全世界的な米軍再編と共に、「新たな統合作戦プラン」を年末までにまとめようとのエスパー国防長官の強い意志を背景に、様々なことがペースを上げて検討されています

ついていくのが大変ですが、「イージスアショア後継」を巡る局所的な議論だけではなく、日本はもう少し大きな視点で考える必要があると思います

全ドメイン指揮統制連接実験演習:ABMSとJADC2関連
「2回目のJADC2又はABMS試験演習」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-09-05
「初の統合「連接」実験演習は大成功」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-01-23

「今後の統合連接C2演習は」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-05-08-1
「連接演習2回目と3回目は」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-03-02
「国防長官も連接性を重視」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-02-09
「将来連接性を重視しアセット予算削減」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-01-28

「米空軍の夢をCSBAが応援!?」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-01-24
「空軍資源再配分の焦点は連接性」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2019-11-08
「マルチドメインC2に必要なのは?」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2019-09-24

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無人機MQ-9の対中国海上作戦への応用演習 [米空軍]

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「Exercise Agile Reaper」を西海岸海軍基地を中心に
中東だけじゃなく、アジア太平洋での有効活用を探る

Agile Reaper3.JPG24日付米空軍協会web記事は、過去20年間の対テロ作戦で大活躍した無人機MQ-9を、対中国を想定したハイエンドな海上作戦で活用する戦術を検証する演習「Exercise Agile Reaper」の様子を断片的ながら紹介しています

無人機MQ-9、通称「Reaper」は、ステルス性もなく低速度で飛行することや、電子戦に脆弱と見られており、高度な防空網を構成する中国らロシアとの本格紛争では出番がないとみる向きが多く、能力向上計画もなく、米空軍や軍需産業界でも厳しい環境でも活動できるMQ-9後継機の検討が始まっています

Agile Reaper2.jpgそれでも約250機もあるMQ-9を活用できるはずだと、MQ-9関連教育を担当するニューメキシコ州のHolloman空軍基地の部隊が、海上作戦における「strike coordination and reconnaissance」や「combat search and rescue」などなどに、その航続性能と長時間在空能力を生かした運用法教育シラバスを考案して米空軍に正式承認されたことで演習「Exercise Agile Reaper」につながったようです

細部については明らかにされていませんが、3機のMQ-9が加州Point Mugu海軍航空基地を拠点に、空母戦闘群や潜水艦など米海軍アセットや、特殊作戦部隊や海兵隊、C-130輸送機なども参加して、9月3日から29日にかけて演習が行われたようです

また参加MQ-9部隊である第29攻撃飛行隊は、同飛行隊長が語る「数年前から取り組んできた」より軽快な機動展開を可能とする態勢を準備していたようで、中東への展開とは異なる部隊の心構えもあるようす。MQ-9にも大いに期待したいと思います

24日付米空軍協会web記事によれば
Agile Reaper5.jpg21日のインタビューで第29攻撃飛行隊長のBrian Davis中佐は、MQ-9操縦者やセンサー捜査員の教育プログラムに約1か月間の期間を加え、より複雑な作戦地域を想定した内容を付加したと説明してくれた
そして「海上阻止や多くの緊急対応能力を多く取り入れ、strike coordination and reconnaissance能力をさらに強化し、combat search and rescue能力にも力を入れた」と語った

演習「Exercise Agile Reaper」はこのMQ-9の新戦術に焦点を当てた初の演習で、中東での作戦からの転換を意図したものであり、演習用に隊員が作成した演習ワッペンには、MQ-9と中国の形が赤くシルエットで描かれている
同飛行隊長は更に、「この演習は、我が部隊が世界中どこへでも、未経験の場所へでも迅速に機動展開できることを示す良い機会であり、統合戦力に海洋作戦状況を提供する能力を示すチャンスでもある」とアピールしている

Agile Reaper.jpg演習の細部について同隊長は言及を避けたが、MQ-9は米海軍がどこを攻撃すべきかを判断する情報提供で貢献していると述べ、strike coordination and reconnaissanceで特定海域の海面状況を把握して有軍における飛行や攻撃行動の可否判断を支援するほか、近接支援や敵の高速艇への対処作戦にも関与している模様

また同隊長は、「他の米空軍アセットと比較して航続距離が長く、空中給油機などの支援なく有人機では難しい連続行動が可能である。演習には2000nm飛行して参加したことで関係者から驚かれた」と述べ
更に新たな指揮統制、目標照準、航法方式のため、宇宙アセットとも連接していると述べ、海軍航空基地で衛星通信アンテナを設置していると説明してくれた

機動展開容易な無人機管制装置を試す機会も演習で得られたと語った同隊長は、従来の大きなコンテナ内の操縦装置を必要としない形でMQ-9操作を行ったと説明し、「我々が迅速に展開を完了し、MQ-9の運用を開始し始めたことで、他の演習参加者たちを驚かせた」と様子を振り返った
そして今回の演習の教訓を、教育プログラムに反映して改善を進めたいと述べた
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Agile Reaper4.jpg「演習に2000nm飛行して参加した」ということは、例えばグアム島や南太平洋の島国から発進し、広い西大西洋の特定地域の海面状況監視を担当して味方の移動の安全を確認したり、攻撃目標を探知して海軍に伝達したり、小型目標であれば自ら攻撃するのかもしれません

ステルス性がなくても、なるべく海面を低空で飛行し、必要時に監視のため高度を上げるなどの運用により、残存性も向上できるでしょうし、敵も攻撃すれば自らの位置を暴露するので、割り切れば無人機の気軽さを有効に活用できる場なのかもしれません

れにしても中国の形を赤く描いた「演習ワッペン」とは・・・。少なくともオバマ政権時代には政治的配慮から絶対許されなかったデザインでしょう・・

関連の記事
「CSBAが米空軍の将来体制を提言」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-01-24
「ハドソン研:68機MQ-4では不十分」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2019-11-23
「米海軍のMQ-4グアム配備」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-01-29
「CSISが米空軍の無人機用に苦言」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2019-10-31

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米国防長官が米海軍体制検討のさわりを語る [エスパー国防長官]

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約半年、国防省が行った海軍体制検討
4月に資料がリークされ、空母2隻削減案だったが

Esper5.jpeg16日、エスパー国防長官がサンタモニカのRAND研究所で登壇し、春から半年かけて国防省独自に行った米海軍の将来体制検討「Future Naval Force Study」の結果について「さわり」部分に触れました。

この検討は、全国防省を巻き込んだ「new joint war plan」作成の一貫として、エスパー長官が米海軍の体制再検討を強く推進して行われたとされており、コスト評価計画室、統合参謀本部、米海軍とハドソン研究所らがそれぞれ独自に、ウォーゲームや分析を実施し、2045年までの約30年間の計画検討を行い、それぞれの結果を基にNorquist国防副長官に取りまとめを命じた力の入ったスタディーでした。

4月に検討文書の一部がリークされた際は
「国防省が空母2隻削減と無人艦艇推進案」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-04-22
●現在11隻体制の空母を9隻体制にすることを提言
●有事無人で平時は少数の兵士で運用可能な小型艦艇65隻の導入計画
●イージス艦等大型艦艇は現90隻に近い80隻以上で、小型艦艇を現在よりも多い55-70隻要求

LCSIndep2.JPG大きな変化は、平時は少ない人員で運用し、有事厳しい環境下では無人で運用する小型艦艇導入。同長官は「普段は状況の推移に応じ柔軟に搭載装備を変えて人運用をしているが、情勢の変化や作戦環境の変化により、無人運用にして犠牲が大きな負担とならない使用法に転換する」
●「これがあるべき方向に向かう道だ。より積極的にこれを進める。迅速に、2030年までに355隻体制に到達する道だと信じている」と表現

●3月にエスパー長官は、最終的な決断は、夏に終了する全国防省で行う「new joint war plan」検討の結果も踏まえて行うと述べ、現時点では何も決まっていないと説明

9月17日に長官が語ったのはほんの「さわり」で、4月のリーク文書からの変化がよくわからず、空母の扱いや有事無人の小型艦艇の方向性も語っていませんが、結果を副長官が中心になってまとめて検討はとりあえず終了したようなので記事をご紹介しておきます

17日付Military.com記事によれば
Ford2.jfifエスパー長官は、14日の週の週初めに副長官と検討チームから「Future Naval Force Study」の報告を受け、「結果は事実とデータに基づいた「game-changer」と言える真摯でしっかりしたものであった」、「検討結果は将来の海軍計画を考える際の指針となり、更に行う検討の材料ともなる」と語った
また、「手短に申し上げると、有人と無人艦艇をバランスを考えて合わせて350隻以上で、それら戦力が必要な期間内に予算枠内で完成させる計画である」、「これだけ大きな艦隊を構築する一つの道は、迅速に少人数で運用可能で、必要時には無人でも作戦可能な艦艇導入に向かうことだ」とも表現している

結果の概要について細部は語らなかったが、最終的には355隻体制を超える規模を目指し、より無人艦艇や無人水中艇に焦点を当てることや、造船所や修理施設への投資で「スケジュール通り予算内で収まる体制」整備の重要性を訴え、「検討結果を実現するには、艦艇建造や大規模戦力を維持する体制整備への予算増が欠かせない」と、すべては資金確保次第だとも表現している
そして「米海軍内や他所からその資金を見つけ、検討内容の実現を図るのが私と米海軍首脳のやるべきことだ」と付け加えた

FFGX.jpgまた、検討の中心にあったのはアジア太平洋で、より分散した戦力(によるネットワーク運用)と中国陸上配備の長射程空母キラーミサイルに対抗する「新型フリゲート」が一つの焦点だと語り、「米海軍は、計10隻で約6000億円となる新型ミサイルフリゲート艦の一番艦を、今年初めに約880億円契約している」と具体に紹介した
更に検討にあたり重視した中国の脅威について長官は、「開発中の最新兵器システムに加え、中国は、米海軍戦力に費用対効果良く対処するため、航続距離が長く、自立型な無人潜水艦にも投資をしている」と具体的な脅威を挙げた
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全国防省を巻き込んだ「new joint war plan」作成の一貫との事でしたが、最近ガードが堅い国防省が何を考えているのか、よくわかりません

母削減はどうなったのか・・・。無人でも運用可能で普段は少人数で多様な任務に対応する小型艦艇の迅速な導入はどうなったのか・・・。米海軍が独自に進めていた「空母の在り方検討」との折り合いはどうなのか・・・・今後表に出る様々な情報から邪推していきたいと思います

FFGX2.jpg新型フリゲート艦FFG(X)については知識不足で多くを語れませんが、イタリアの造船会社が落札で大きな話題となった7400トンの全長約150mで、32発の垂直発射管を備え、2029年度まで毎年2隻建造して20隻揃えたい思惑とかです

2017年当時の記事では
「新型フリゲート艦設計要求」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2017-06-01-1
我々の運用法は変化しつつある。ネットワークの視点で言えば、このフリゲート艦は大きな艦隊の一部となり、分散型海上作戦の遂行に寄与する」、「特に水上戦闘、局地的な航空戦、更に対潜水艦戦における破壊力と生存性の最大化を優先する」
「安保環境や予算環境が変化し、軍需産業基盤も変わった」、「これら変化を受け、フリゲート艦の多機能性を目指す要求性能を精査」「我々は設計段階に立ち返り、将来必要な艦艇を獲得する機会を確実にしなければならない」
沿岸戦闘艦をベースに、既存技術を活用して価格上昇リスクを抑え、能力向上が容易な中規模の艦を目指す・・・でした

米海軍への無人システム導入
「21年初に本格無人システム演習を太平洋で」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-09-10-1 
「潜水艦も無人化を強力推進」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-06-03
「国防省が空母2隻削減と無人艦艇推進案」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-04-22
「CSBAが提言:大型艦艇中心では戦えない」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-01-10
「新型フリゲート艦設計要求」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2017-06-01-1

応援お願いします!ブログ「東京の郊外より」支援の会
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