SSブログ
ヘーゲル国防長官 ブログトップ
- | 次の15件

商売繁盛:ヘーゲル長官初の中東訪問 [ヘーゲル国防長官]

「戦闘機の呪縛から離脱せよ!」
http://crusade.blog.so-net.ne.jp/2013-04-16
///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

Jordan2013.jpg20日から、ヘーゲル国防長官は就任後初の中東諸国歴訪を開始しています。訪問国はイスラエル、ヨルダン、サウジ、エジプト、そしてUAEです。これだけの国を6日間で回るというのですから相当なハードスケジュールです。19日の国防省高官が訪問の背景説明を行ったようで、国防省webサイトがその様子を報じています。

イランやシリアやパレスチナ問題等、この地域には議論の材料は山ほどありますが、国防省高官が「単なる表敬訪問の連続ではなく、重要な同盟国等との安全保障対話である。イラン等への姿勢に変更はないが」と言うだけあっていろいろ飛び出しそうです

特にイスラエルには「前例のない装備提供と過去最高の軍事援助」、サウジとUAEには「スタンドオフ精密誘導兵器」を展開する等の話を持ち出しており、今週の話題になりそうなのでご紹介します

共通の話題としては
シリア問題が一番の議題となるだろう。イランももちろん議題となる。シナイ半島情勢やその他諸々についても、ヘーゲル長官は訪問国の意見を聞くのを楽しみにしている
●訪問国へのコミットメントを再確認し、イスラエルとの同盟を確認し、全ての国との関係強化と深化を目的としている

イスラエルについて
Israel2013.jpg●ヘーゲル氏個人としては6回目のイスラエル訪問であり、旧交を温めることになるが、3月の大統領訪問フォローアップやパネッタ前長官が大統領命で検討を開始した米軍事能力提供を実らせる意味でも重要な訪問である
オバマ大統領はパネッタ前長官に、単にイスラエルの技術的優位を守るだけでなく、イスラエルの軍事能力を「significant and meaningful way」に増強する事を要望していた

●昨年から精力的に行われてきた両国間の交渉と米議会との協議の結果、イスラエル側の要求に応えて、イスラエル戦闘機への高性能レーダーの提供、対レーダーミサイル、KC-135空中給油機、オスプレイの提供を許可することになる
●米国は上記装備品をイスラエルが購入することを許可するとともに、厳しい財政下にあっても、史上最高額となる3000億円の軍事援助を行い、更にミサイル防衛用に300億円を提供する

サウジとUAEについて
Saudi2013.jpgサウジとは2010年に84機のF-15戦闘機売却を合意しており、その初号機がオハイオ州の米空軍基地でテスト中である
UAEとは、今回の長官訪問間に、25機の最新型F-16の売却交渉が前進するだろう

●これら戦闘機売却交渉と合わせ、両国パイロットの訓練も共同で実施することになる。そして同盟国等に機微な軍事技術を提供する際には、ユーザーの軍事情報管理のモニターを強化する
●またこれらに並行して、米国はサウジとUAEにスタンドオフ兵器の展開に合意するだろう。これにより、遠方から精密誘導で目標に兵器を指向出来る

エジプトについて
●エジプトと米国の軍事関係の重要性を再確認し、過去2年間に渡り両国関係者が協力してきた国内問題や安全保障問題について議論する
2011年1月25日に始まった革命に引き続く体制移行期にあって、ヘーゲル長官はエジプト関係者と直接と「困難な状況」について議論する

ヨルダンについて
シリア情勢やヨルダン支援に米国が出来ることについて話し合う
(先日、ヘーゲル長官はヨルダン領内に駐留してヨルダン軍に種々の助言を行う米陸軍要員を約100名増員し、200名体制にすると発表したところ。国境管理や化学兵器対処等についてアドバイスしている模様)
http://www.defense.gov/news/newsarticle.aspx?id=119815
//////////////////////////////////////////////////////////

Hagel-speech.jpgイスラエルに対して冷淡と言われ、長官就任の議会承認が揉めに揉めたヘーゲル長官(オバマ政権も)ですので、ここは「態度で示そう」なのでしょうか。厳しい財政下でも史上最高額の軍事援助ですから。

サウジとUAEへのスタンドオフな精密誘導兵器とは・・・地上発射型? それとも空中発射のJAASM-ERでしょうか? 続報を待ちましょう。日本での報道は少ないでしょうから、注意ですね

「初の外国客はイスラエルから」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-03-06-1
「大荒れのヘーゲル氏公聴会」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-02-02-2
「ヘーゲル氏をご紹介」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-01-08

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

ヘーゲル長官が2014年予算案を語る [ヘーゲル国防長官]

2014Budget.jpg10日、ヘーゲル国防長官が会見を開き、オバマ政権が議会に提出した2014年度予算案について説明しました。
日本ではアジア太平洋重視が明確な予算案とか報じられていますが、米国防省webサイトが本会見について報じた記事は、全く別の視点を中心に報じています。

つまり、アジア太平洋重視とかは過去1年間に語り続けてきた「枕言葉」で、肝心なのは強制削減の代替となる国防省による予算削減方策だ・・とも言いたげな内容です。

ヘーゲル長官は統参議長とともに会見で
●大統領が提出した2014年度予算案は、作戦及び戦略的ニーズと、税金を如何に効率的に国防省内部で使うかのバランスを重視したものである
●まず第一に、予算の最大有効活用を継続して追求し、国防省の運用要領を変更し、支援業務コスト削減して、今後5年間に追加で3兆4千億円削減する。これは、2年前から取り組んでいる21兆円削減に追加するものである

●次に、文民職員のリストラ、軍医療機関の見直しと民間医療の教訓を生かすことでのコスト削減である。軍の医療関係では、経費の4%削減で予算を組んでいる
●また、基地の再編や閉鎖(BRAC process)を2015年に向けて要求していく。短期的には再編や閉鎖経費が発生するが、長期的には大きな経費節減につながるものである

2014Budget2.jpg●更に、成果が乏しい各種開発計画やプログラムの打ち切りで経費を節減する。過去4年間に30以上の調達計画を中止させてきたが、今後も21世紀にふさわしいアセットにリバランスし、新規分野であるサイバーやISRの様な能力に投資していく
●国防予算の1/3を占める人件費(compensation?)に関しては、2013年度の1.7%の伸び率から1%に抑えた

●国防省はまた、医療保険コストをより受療者に負担してもらう方向に舵をきる。特に若くして退役した受療者に負担をお願いし、制度が計画された時点の収支計画に戻す
●現在我々が直面する予算や財政の不透明感の中では、厳しい決断を先延ばしするほど、対応が困難になる。

●2014年度予算案で示した考え方は、議会に対し強制削減撤廃を可能にするものだと考えている。強制削減では無差別に今後10年間で50兆円削減になっているが、本予算案は同期間で15兆円削減を遂行する計画に基づくものである
●そして予算案は、経費削減の多くを2018年以降に計画し、それまでの間で軍の態勢や装備近代化を行い、無差別に傷つける事無く管理する猶予を確保する

●予算的制約は決して消え去らない。この財政環境は、大統領が昨年示した新国防戦略(DSG)を軸にした明確な指針に沿った精査分析を求めている
●私は先月、そのために国防省の戦略的前提を再評価レビューするよう指示した。戦略的選択とマネジメントレビューは、この緊縮の時代に、国防省が国益と戦略的利益を確保するためのものである。レビューの結果は「the end of the month」に示される
////////////////////////////////////////////////////////

2014Budget3.jpgヘーゲル国防長官が命じた「レビュー」の期限は5月末だったと思ったのですが??? 勿論今月末でも結構です。連休はあんまり関係ないので・・・
(←写真左は、早速関係議員に予算案を説明するヘーゲル長官ら)

私も関心が高い方ではありませんが、退役軍人の医療制度と負担増は、なかなか手がつけられなかった難しい分野です。これに言及したことは大きな決断でしょう
人件費の削減やリストラも、淡々と語るヘーゲル長官の決意が伺えます。この方向で行くと「the end of the month」のレビュー結果に、軍人は戦々恐々でしょうね

強制削減の影響を語る
「海軍は空母活動停止も示唆」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-01-26-1
「太平洋軍が強制削減の影響を」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-03-06
「空軍2トップが強制削減策を」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-01-15
「サンダーバード飛行中止」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-03-05

Facebook「東京の郊外より・・・」もよろしく
http://www.facebook.com/holylandsonettokyo
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

北朝鮮だけじゃない!:ヘーゲル長官初の政策スピーチ [ヘーゲル国防長官]

賢明でなく、受け入れ難いことが明らかであっても大胆に変えざるを得ない

First D-News.jpg3日、ヘーゲル国防長官は初の本格政策スピーチを国防大学で行い、国防予算の強制削減に対処するため、「賢明でなく、受け入れ難くいことが明らかであっても」組織や給与や装備品調達を大胆に変えていかなければならないと訴えました。

日本では、本スピーチの北朝鮮に関する言及(「現実で明確な危機」)ばかりが取り上げられていますが、日本への長期的影響を考えると、国防省や米軍の変革(削減)に関する部分が重要ですのでご紹介します(具体的な数字や部隊に言及はありませんが・・・)

ヘーゲル長官は国防大学学生等を前に
●カーター副長官とデンプシー統合参謀本部議長に、(5月末までに)国防省の戦略的選択と管理に関するレビューを行うよう命じている。そこでは、脅威や課題、リスクや機会と戦力優先度や予算額を結びつけて検討している
●本レビューでは、現存の構造・装備等の削減といった視点だけでなく、21世紀の現実や課題に対応する全く新たなモノを含めた「大きな選択」を検討している

HagelFirst2.jpg●国防省予算の継続的膨張の原因は、前線の経費ではなく、給与や司令部等経費や老朽装備品の更新経費である。これらを精査しないと、最終的には軍の即応性や作戦経費を食いつぶすことになる
●装備品の更新で言えば、計画された予算を超える、高価で開発リスクの大きい装備に依然として頼っている。
●また国防省は、前線の指揮官の要望により迅速に効率的に答える調達システムを造らなければならない

人的側面では、兵士と文民の必要数、どの軍種にどれだけ、士官と下士官の比率、戦闘部署と支援部署と行政部署の比率などをレビューで再評価しなければならない。国防長官室、統合参謀本部、戦闘コマンドもレビューの対象である
●特に司令部機能と支援組織への予算配分をレビューで精査する。また、冷戦終了後に大幅に陸海空軍戦力が縮小したにもかかわらず中将や大将ポストが縮小した部隊の上に残っている

一般企業と軍事組織は異なる。しかし、私企業が過去30年余り取り組んできた上中間管理職削減は、組織の機敏性と効率性を増し、若手を活性化している

●調達の仕組み、給与手当や組織編成を急激に変えることは、賢明でなく受け入れがたいことであり、政治的にも不可能かもしれない。しかし如何に懸命により良く行うかを考えていくしか道はない
●私の前任者であるゲーツ及びパネッタ国防長官は、全省的なコスト削減を推進してきた。しかし今次の強制削減及び不透明な予算状況は、より急激で大きな削減を求めている
●よりハードワークし、政治面や制度面での大きな障害を乗り越え、より困難な選択と戦略的優先順位づけに取り組まねばならない

hagelFirst.jpg●(ここで脅威の変化に言及し、多様な脅威や課題があることを再確認。そしてサイバー空間での戦いを特に強調)

大半の安全保障課題は政治的、経済的さらに文化的側面を持っており、必ずしも通常の軍事戦力に解決を託されたわけではない
●将来の戦略計画は、国防省が受け継ぐ強みであるリーダー育成、訓練、機動性、兵站、特殊作戦、サイバー、宇宙、研究開発を重視する

米国がリードしないような世界を、子孫に引き継ごうとは思わない(A world where America does not lead is not the world I wish my children to inherit.)
//////////////////////////////////////////////////////////////

ヘーゲル長官の講演を報じる米国防省web記事を用い、北朝鮮部分を除いて「取りあえず」ご紹介しました。 細部についてはスピーチ原稿をご確認ください
http://www.defense.gov/speeches/speech.aspx?speechid=1764

Darwin.jpg「大半の安全保障課題は政治的、経済的さらに文化的側面を持っており、必ずしも通常戦力による解決を託されたわけではない」との表現は、ゲーツ元長官による「議会で国務省の予算増額要求の応援演説をしたい」と通じるもので、マレン元統合参謀本部議長による「軍事力は最終的な解決手段ではなく、かつ最終手段にはなり得ない」とも対応する表現だと思います

でも、ヘーゲル氏やケリー国務長官が言うと、より一段と「オフショア」な香りがしますねぇ・・・。
5月末が期限になっている、ヘーゲル長官が命じた「レビュー」の結果に注目しましょう。もしかしたらシャングリラ・ダイアログ(5月末)で言及があるかもしれませんね。

「独立した空軍にこだわらない」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-03-23
「28の質問で優先事業決定へ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-03-14-2

「オフショアコントロールを学ぶ」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-03-13
「新国防戦略とoffshore balancing」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-02-27

Facebook「東京の郊外より・・・」もよろしく
http://www.facebook.com/holylandsonettokyo

Twitterもよろしく→https://twitter.com/Mongoose2011

「脅威の変化を語らせて」
http://crusade.blog.so-net.ne.jp/2012-10-08
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

米本土のBMD能力強化を発表 [ヘーゲル国防長官]

Hagel-BMD.jpg15日、ヘーゲル国防長官はイランや北朝鮮の弾道ミサイル能力の向上とその脅威を踏まえ、米本土防衛のための迎撃ミサイルを増強すると発表しました。その一環として、日本に2つ目のXバンドレーダーを設置することにも触れています。

本年1月には本土ミサイル防衛担当の米軍幹部が、「長距離弾道ミサイル対処だけでなく、今後10年で短・中距離ミサイル防衛にも取り組む」と発言していたところですが、今回のヘーゲル長官の発言はICBMを対象としている模様です。15日付米国防省web記事より

ヘーゲル長官は15日の会見で・・
イランや北朝鮮は弾道ミサイル能力を向上させており、米国は先手を打ってこの脅威に対処しなければならない。そのため地上配備の迎撃ミサイルを増強する
BMDmissile.jpg●現在米国は限定的なICBM攻撃に対処するため、26発の迎撃ミサイルをアラスカのFort Greelyに、4発を加州のVandenberg空軍基地に配備しているが、追加で14発をアラスカに配備する。
●これにより、迎撃確率が5割上昇する。経費は約900億円で、2017年9月までに配備予定であるが、試験終了までは配備しない。

●米国は日本とチームを組み、日本に追加の弾道ミサイル用レーダーの配備を行う。このレーダーは、北朝鮮から発射された弾道ミサイルをより早期に探知して追尾してくれる

●14発の迎撃ミサイル追加配備とは別に、更なるミサイル配備場所を検討するため、米東海岸の2箇所と西海岸の1箇所で環境影響調査を行っている。更なる配備については何も決定していないが、環境調査の結果によっては、計画を早めて実施する
●進度が遅い「SM3-2B program」をリストラし、資源を追加の迎撃ミサイルに投入する。これにより他のSM3ミサイルの計画や地上配備迎撃システムの能力向上に資する。

●ポーランドやルーマニアを中心に進めている欧州NATOでの「European phase-adaptive approach」は計画通りに進めている。これらの計画全体で、イランや北朝鮮からのミサイル脅威に対処する米国の能力向上を図っている。
///////////////////////////////////////////////////////

NK-BM.jpg昨年12月の北朝鮮による衛星打ち上げ(弾道ミサイル)は、大きなインパクトがあったんですねぇ・・。米国の評価がこの決定に結びついているわけですから・・。

ちなみに、「海国防衛ジャーナル」(左図も同サイトから拝借)では上記発表が北朝鮮が開発中の「KN-08」ミサイル対応だと分析しています。まだ試射も行われていないようですが、「大本命」の脅威だそうです。

併せて、左図の既存2箇所のミサイル配備から、西海岸に追加のミサイルサイトは不要で、東海岸への配備も完全に不要だとの軍関係者の姿勢と同サイトの意見を紹介しています。
http://blog.livedoor.jp/nonreal-pompandcircumstance/archives/50696461.html

ちなみに、日米が共同開発しているのは「SM3-2A」で、今回リストラされるのは「2B」です。
「2A」で日本は、先端のノーズコーンと2段目と3段目の推進装置に関与しています。

これを機に、本年1月に米軍幹部が発表した、短・中距離ミサイル防衛にも取り組むとの計画も復習しておきましょう。
////////////////////////////////////////////////////////

todorov.jpg本年1月9日付米国防省webサイト記事は、米本土の防空やミサイル防衛を担当する北米コマンドが、これまでの長距離弾道ミサイル対処だけでなく、今後10年で短・中距離ミサイル防衛にも取り組むとの同コマンド幹部の発言を紹介しています

米本土防衛でなぜ短・中距離ミサイル防衛なのかについては、「兵器技術の拡散と米国に敵対的な組織や国家の動向等を踏まえ・・」と説明していますが、具体的にどんな(潜水艦や艦艇発射ミサイル?)脅威をイメージしているのか等々には触れていません。

北米軍のトドロフ副作戦部長は・・・
BMD-M.jpg●長距離弾道ミサイルから米本土を守る能力を更に洗練すると同時に、テロリストやならず者国家による短・中距離弾道ミサイル脅威に対応する能力向上に取り組みたい
●北朝鮮が長距離ミサイル発射に成功し、イランが新しい中距離ミサイルを先週試験したと伝えられる中、米国は両方のミサイル防衛を準備しなければならならない。
●半世紀前から、米本土では長距離弾道ミサイルに焦点を絞ってきたが、兵器技術の拡散と米国に敵対的な組織や国家の動向等を踏まえ、全てのレンジの弾道ミサイルに対応するための統合融合探知・要撃システムを考えている

●現在は約300名の州兵(アラスカ、カリフォルニア、コロラド)が24時間体制で待機についており、アラスカでは26発の迎撃ミサイルが準備態勢にある。限定的な長距離ミサイルに対処する体制を確保している
●現状の能力には満足しているが、脅威は変化しており、我々も進化しなければならない。北米コマンドはミサイル防衛庁と緊密に協力し、長距離ミサイル用に設計されたGMD(Ground-based Midcourse Defense System)を改善する
●これまで米国は、主に中東からの脅威に備えた欧州のミサイル防衛(NATO’s European Phased Adaptive Approach Missile Defense)に重点を置き、2020年までに完成させる計画だが、これを米とカナダにも拡大する
///////////////////////////////////////////////

引き続き、具体的にどんな短・中距離ミサイル(潜水艦や艦艇発射ミサイル?)脅威をイメージしているのかは不明です

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

ヘーゲル長官最初の海外賓客はやっぱりこの国 [ヘーゲル国防長官]

barak.jpg5日、ヘーゲル国防長官は就任後初めての海外カウンターパートとの会談に臨みました。そのお相手は、やっぱりこの国イスラエルです
やっぱり・・の意味は、一つには就任前に問題になった「イスラエルへの支援意志が弱いのではないか? パレスチナやイラン寄りの姿勢が目立つ」との議会からの疑問反発であり、2つには「最も米国訪問が多い国防大臣はイスラエル」だからです

イスラエル国防相は、年に最低3~4回は米国訪問していますし、米国防長官のイスラエル訪問を合わせると、バイ議論の頻度は他国を圧倒しています。
一方で会談の中身はほとんど説明されず共同記者会見などは記憶の限りでゲーツ長官時に1回だけです。ちなみに、その際の記者の最初の質問は「なぜ記者会見をやることになったのか? 何かあったのか?」でした。

今回も記者会見はなく、リトル報道官が当たり障りのない概要説明だけしていますが、ヘーゲル長官の交流第一歩ですのでご紹介です(それと、確かイスラエルのバラク国防相は間もなく引退なので・・)

リトル報道官は会談の模様を・・・
barak2.jpg●会談ではシリアとイランを含む課題が議論された。ヘーゲル長官は厳し財政状況下にあっても、長官がイスラエル兵器の優位性確保とミサイル防衛に関する米国の継続的な支援を含むイスラエルの安全保障に強く関与していくと述べた
●両大臣は、米国とイスラエルの国防関係がこれまでになく強化されている点で同意した。

●また両氏は、シリアが生物・化学兵器を国内で管理していること、そして潜在的な本脅威に両国が緊急対処計画を継続して煮詰めていくことも討議した
●イランに関しては、ヘーゲル長官がオバマ大統領の姿勢である、イランが核兵器を保有することを全てのオプションを準備しつつ防止することを説明した
●また同時に、本件に関しては、未だ外交的手段で対処する時間的余裕があると米国が考えている点も説明した

●ヘーゲル長官は、バラク国防相が首相時代から築きあげてくれた良好な2国間関係に感謝し、AIPAC(米国内のイスラエル支援団体)会合での丁寧なあいさつの礼を述べた。
●ヘーゲル長官は早期にイスラエルを訪問したい意向を示し、バラク大臣も歓迎すると述べた。
/////////////////////////////////////////////////////////

biden-aipac.jpgAIPAC(American Israel Public Affairs Committee)は強力なイスラエル支援団体で、米国内政治への影響力も大です。

4日のAIPAC総会にはバイデン副大統領も出席し、「シリアには米兵を決して派遣しない」との主旨の発言をしています。この発言がイスラエル関係者にどう受け止められたかは不明ですが。
一方、副大統領の直前にAIPACで議論に参加したマケイン上院議員は、オバマ政権のアサド政権への弱腰姿勢を批判したようです

対イランでは、バイデンとマケイン両氏は同じトーンでウラン濃縮機材取得を批判したようですが
http://www.military.com/daily-news/2013/03/05/biden-combat-troops-not-headed-to-syrian-war.html?comp=1198882887570&rank=9

ヘーゲル新長官の関連記事は
http://holyland.blog.so-net.ne.jp/archive/c2303720019-1
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

ヘーゲル新長官の着任メッセージ [ヘーゲル国防長官]

27日朝、ヘーゲル新長官がペンタゴンに初登庁し、全国防省員に対するメッセージを発出するとともに、主要職員を前に挨拶しています。
ヘーゲル新長官の初日を写真でフォローしつつ、メッセージや挨拶部分からピックアップしてご紹介します
Hagel-1st.jpgHagel-stepin.jpg








全職員と兵士へのメッセージより
●皆のリーダーとして、君たちや君たちの家族のために、常に全力を尽くす覚悟である。わが友であり先達であるパネッタ長官やゲーツ長官がそうであったように、皆の安全と成功を大前提に仕事に取り組む
●またパネッタ長官やゲーツ長官が築き上げてくれた強固なチームワークを大事な基礎として仕事に取り組む。リーダーシップは「team business」だ。

●任務達成のため、我が軍を支える志願兵の強さ、福利厚生、即応態勢は、私の第一優先事項である。私の人生や職歴は兵士諸君やその家族を支える事とともにこれまで来た。
私自身が最も誇りとする仕事の一つが、ベトナム戦の戦友でもあるJim Webb議員とともに作成し成立させた「Post-9/11 G.I. Bill.」である点がその証左である。

アフガンでは6万6千の我が軍兵士が厳しい戦いを続けており、治安責任をアフガン側に委譲すると言う明確で目前にある目標達成に向かっている
●一方で10年以上にわたるすり潰すような戦いのページをめくれば、将来の脅威と挑戦が待ち構えている。それはアジア太平洋への焦点の集中であり、NATOとの歴史的同盟関係の再活性化であり、サイバー能力のような新たな重要な投資である。
Hagel-Sworn.jpgHagel-speech.jpg








国防省職員を前にした訓示で
私が取り組まない仕事を、皆に取り組むよう頼むことはないし、また、私が取り組む以上に、皆に仕事せよと頼むつもりもない。皆さんそれぞれの人生の問題である
(That’s the story of your lives.)。もし私がそのように仕事をしなかったら、私はこの職に値しないのだ。

●我々の眼前には多くの課題がある。しかしそれは国防省だけの課題ではなく、我が国全体の課題でもあり、また更に我が子孫が受け継ぐ将来の世界の課題でもある
●これは困難な課題である。一方で、困難だが素晴らしい何かに関与できる機会を得た世代が我々である我が国に特別なことを成しうるのが今現在の我々なのだ。私は今から仕事を開始する。
//////////////////////////////////////////////////////

あくまでもメッセージや訓示の一部です。米国防省webの2つの記事から、つまみ食いで引用しました

いかにも米国的な表現が並んでいますが、パネッタ長官が「子供達により良い暮らし与えてやることが、アメリカンドリームだ」をキーフレーズによく使っていました

ヘーゲル長官の場合は「私が取り組まない仕事を、皆に取り組むよう頼むことはない」や「困難だが素晴らしい何かに関与できる機会を得た世代が我々である」、「我が国に特別なことを成しうるのが今現在の我々なのだ」と言った部分になるのでしょうか・・・

「大荒れのヘーゲル氏公聴会」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-02-02-2
「ヘーゲル氏をご紹介」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-01-08

下の写真は、ペンタゴンの「911メモリアル」訪問時の模様です
911momori.jpg911meeting.jpg

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

ヘーゲル国防長官候補の承認投票延期 [ヘーゲル国防長官]

Hagel.jpg4日の週に予定されていた次期国防長官候補ヘーゲル(Chuck Hagel)氏の承認投票が延期された模様です。
理由は、ヘーゲル氏の承認阻止に全力を挙げている共和党議員団から出されている要求、つまりヘーゲル氏の個人資産状況に関する追加質問に十分な回答が得られていないためだとか。

関連報道は代替候補の噂まで報じており、後任人事は更に混とんとしてきました

7日付Defense-Newsは・・・
●1月31日の議会公聴会の2日前、ヘーゲル氏に議員から個人資産(personal financial data)に関する質問状が出され、2月4日までに回答するよう求められていた。
●5日にヘーゲル氏は書面で返答したが、内容が不十分で多くの質問に回答していないと議員団が判断し、12名以上の共和党議員が署名した新たな6日付のレターで追加データを提供するようヘーゲル氏に求めた

民主党関係者は、前例のなく、かつ他の閣僚候補者が求められない詳細なデータ要求を非難している
●共和党議員団が要求しているデータには、ヘーゲル氏が理事長を務めるシンクタンク「Atlantic Council」及びヘーゲル氏への外国企業からの資金提供、過去5年間に5千ドル以上の謝礼を受け取った業務が含まれている

hagel3.jpg●また、ヘーゲル氏が多数行っている謝礼を得た講演で何を語ったのかにも関心が向けられている。反イスラエル関係団体でも一連の講演を行っており、その中身を知りたい。国防長官と言うポストは過去の発言が問題にされるポストである。
●ヘーゲル氏の側近は、本件に関し何もコメントしなかった

●Ayotte上院議員は「他にも国防長官に相応しい、評価が分かれない人物が複数いるはずだ。国防省の中にも」と述べたが具体的人物名についてはコメントしなかった
/////////////////////////////////////////////////////

全く見通しがつきません
国防予算の強制削減もあきらめムードが議会には漂っているようです

「大荒れのヘーゲル氏公聴会」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-02-02-2
「ヘーゲル氏をご紹介」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-01-08

Twitterもよろしくhttps://twitter.com/Mongoose2011

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

大荒れのヘーゲル氏議会公聴会 [ヘーゲル国防長官]

Hagel2.jpg1月31日、次期国防長官候補であるヘーゲル氏が米議会・軍事委員会の公聴会に登場しました。
4日の週に行われる承認投票に先立って行われる「人物評価」の場ですが、当初からヘーゲル氏を批判的に見ている議員が多く、辛らつな言葉が飛び交い、かつ7時間にも及ぶ異例の長さの刺々しいモノとなった模様です

ヘーゲル氏反対派が気に入らないのは・・・
●イラク戦争開戦時は賛成していたのに、「Surge:兵力増強」に強行に反対したから
イランに対し、常に経済制裁を主張し、軍事オプションに反対しているから
イスラエルへの支援姿勢が弱いから
●共和党の人間を、ゲーツ元長官に続いて民主党政権で活用する事が気に入らない・・・等々

「ヘーゲル氏をご紹介」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-01-08

本日はこの大荒れ公聴会を様子を、拓殖大学の川上高司教授のブログ(2月1日記事)からご紹介します

7時間に及ぶ元同僚同士の激突 滅多にないほど荒れた公聴会
Kawakami2.jpg●1月31日、ヘーゲルの公聴会が開かれた。軍事委員会の委員長はジョン・マケインで、指名発表当時から敵意をむきだしにてヘーゲルの指名を批判してきた。他の委員会のメンバーも程度の差はあれヘーゲルをたたきつぶそうと手ぐすね引いてこの日を待っていた。
●予想通り公聴会はヘーゲルと委員会が激しく激突して荒れた展開となりしかも7時間という長丁場になった。特にマケインの口調は攻撃的でヘーゲルの発言をしばしば遮り、やや感情的に「イエスかノーで答えなさい」と迫る場面が多かったようだ。

それに対してヘーゲルは、発言を遮られても落ち着いて「イエスかノーで答えられるものではない。もっと複雑だ」と切り返していた。
他の委員の質問も攻撃的で、ヘーゲルの過去の政治的言動や投票結果を逐一上げて揚げ足を取るものもあれば、「イランがなぜ君の国防長官就任を期待しているのかね」とおよそ本人には返答できない質問も飛び交った。

●マケインとヘーゲルは2007年にブッシュ政権のイラクへの増派をめぐって意見が分かれた。ヘーゲルはブッシュの増派に反対で「外交政策上最悪の失敗になりかねない」と批判した。これに対してマケインは増派には賛成していたので両者は真っ向から対立した。
●その後2008年の大統領選挙では大統領候補だった同じ共和党のマケインではなく、ヘーゲルはオバマを支持したためいっそう険悪な関係に陥ってしまったのだ。

Hagel.jpg●今回の公聴会でその「外交政策上の失敗」発言にこだわったマケインはイラクへの増派を「正しいと思うか否か」と激しく迫ったのに対して、ヘーゲルは「そういう問題ではない。それは歴史が判断することです」とかわして切り抜けた。もっとも世界を相手にする国防長官ともなればこの程度の攻撃は返り討ちにするくらいタフでなくては務まらないだろう。
●ヘーゲルへの投票は来週行われるが、この荒れた公聴会をヘーゲルがうまく防戦したと評価するか終始押され気味で弱気だったと評価されるか。投票が終わってみるまではわからない

●そしてこの公聴会はCIA長官に指名されたブレナンの公聴会も厳しいものになることを示唆している。議会はまさにオバマ政権に立ちはだかるグレート・ウォールである
//////////////////////////////////////////////////

イラク増派を巡るヘーゲル氏の発言
●増派期間に米軍兵士1200名が命を落とし、数千人が負傷した。
●それは本当に求められたことだったのか? 必要だったのか? 私には判らない。それが必要だったと確信が持てない
●今の段階で、私が正しいと言っているわけではない。私は間違った投票行動をしなかった、と言うつもりも無い。でもその疑問が私を導いている。

Was it required? Was it necessary?” he asked. “I’m not sure. I’m not that certain that it was required. Now, it doesn’t mean I’m right. It doesn’t mean I didn’t make wrong votes. But that’s what guides me.”

hagel3.jpgヘーゲル氏のことを良く知らないのですが、個人的にはヘーゲル氏の姿勢に共感するものがありますし、反対派にはちょっと・・な気がします。

イランやイスラエルに関しては、大統領や政府の方針を淡々と説明し、その方向に沿って行動すると述べています。承認投票に注目です

タグ:Chuck Hagel SASC
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

ヘーゲル次期国防長官と佐藤正久防衛政務官 [ヘーゲル国防長官]

7日、オバマ大統領が議会に対しChuck Hagel元上院議員を次期国防長官として推薦しました。
今後も揉める人事で、既に種々報道がありますが、発表会見での大統領とパネッタ国防長官の言葉をご紹介しておきます

その前にChuck Hagel元上院議員とは・
Hagel.jpg●現在66歳。現在はジョージタウン大学の教授。同時にシンクタンクAtlantic Council委員長、また大統領の情報諮問委員会の共同委員長を務める
1997年から2009年まで、ネブラスカ州選出の上院議員で、外交・情報委員会のメンバー
●現在の退役軍人省の副長官やUSO(米軍人支援団体)の理事長等を歴任
ベトナム戦争には志願兵として2等兵から軍務を開始し、軍曹として歩兵部隊の分隊長を務めていた際の功績で2度勲章(Purple Hearts)を受賞した勇士。ベトナム戦後は、携帯電話会社を共同で立ち上げた。

オバマ大統領は発表会見で・・
Hagel-Obama.jpg●(ベトナム戦争で)彼が砲弾の破片で負傷した時、彼の兄弟が彼を助けた。そして彼は兄弟が負傷した時に同じように助けた男である。我が国のために戦い、傷を負った男を国防長官に推挙する
●(議会で承認されれば、)彼は軍曹レベル(ベトナム戦争時)から国防長官になる最初の人物であり、戦場で傷を負った数少ない国防長官であり、ベトナム戦争経験者として初めての国防長官ともなる。

●わが米軍兵士は、ヘーゲル氏の中に兵士の心と力強さを感じるだろう。そして、ヘーゲル軍曹がその兄弟の側にいたように、自分たちの側にヘーゲル国防長官がいると知ることになろう
●現在の安全保障環境を考えるとき、リーダーシップのギャップは最小限であるべきだ。議会が早急にヘーゲル氏を承認するよう望む

パネッタ長官は交代発表の場で・・・
hagel-announce.jpg●私は彼の経験、彼の判断、彼の安全保障問題への深い理解を信頼しており、国防長官として適任である
●米国は引き続き財政問題と世界的な安保脅威に直面しているが、米軍兵士やその家族が日々示している義務遂行の精神が、国家指導者たちを鼓舞し、より安全で子供達により良い生活をとのアメリカンドリーム実現への道の選択への勇気を与えことを希望している
////////////////////////////////////////////////////////////////////

ヘーゲル氏の承認に反対している人達の理由は・・・
共和党の人間をゲーツ元長官に続いて民主党政権で活用する事が気に入らない
イラク戦争開戦時は賛成していたのに、「Surge:兵力増強」に強行に反対したから
イランに対し、常に経済制裁を主張し、軍事オプションに反対しているから
イスラエルへの支援姿勢が弱いから・・・・・・・等々です  賛成派も沢山いますが
///////////////////////////////////////////////////////////////////

ヘーゲル議員とは直接関係ありませんが、防衛省の政務官に元陸上自衛官で、「ひげの隊長」こと佐藤正久・参議院議員が任命されました。
ゴラン高原PKOの初代隊長やイラク復興支援の初代現場指揮官を務めた、現場経験豊富な人物です

Col. Sato.jpgしかし心配です。彼の「陸自組織防衛のDNA」が活性化しないかと・・・。少なくともこれまでの彼の発言には、陸自OBの匂いが漂っています。陸自組織防衛DNAが透けて見えます。

既に自民党政権は、現在の防衛大綱が定めた陸自1000人削減を撤回し、陸海空で18000人増員が必要との案を策定中とか・・・

日本に財政的余裕はありません
安全保障をめぐる真摯な情勢分析に基づく総合的な議論の中で、真に取捨選択や優先順位の議論が行われ、資源の有効配分が進むことを希望しつつ佐藤政務官の動向に注視したいと思います。

気仙沼出身で、震災時の陸上自衛隊に被災者としての恩義を感じる小野寺大臣には、大局的観点から佐藤政務官を活用していただきたいものです。

「天下の正論:陸上自衛隊の削減」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-09-15-1
「北岡伸一氏を支援する・・」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-10-04
「国防より組織防衛」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-11-16

「脅威の変化を語らせて下さい」
http://crusade.blog.so-net.ne.jp/2012-10-08

nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース
- | 次の15件 ヘーゲル国防長官 ブログトップ