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太平洋と宇宙の空軍司令官が語る [米空軍]

Air Warfare Sympo.jpg2月28日に開幕した米空軍協会主催のAir Warfare Symposiumから、太平洋空軍司令官と空軍宇宙コマンド司令官の話をご紹介します

太平洋空軍司令官は同エリアでの燃料や弾薬の備蓄不足を、宇宙コマンド司令官は国際協力の重要性と取り組みを語っています

Air Warfare Sympo2.jpgPACAF司令官がこんなこと公の場で語って良いのですか?・・・と突っ込みたいところですが、厳しい予算とトランプ政権の予算編成に我慢ならない不満の爆発なのかもしれません。

宇宙コマンド司令官からは、同盟国が初参加する「Space Flag」演習の話が出ています

太平洋空軍司令官は弾薬燃料不足を
●2月28日、Charles Brown太平洋空軍司令官は欧州空軍司令官と共にパネル討議に登壇し、中国やロシアを念頭に「near-peer adversary」との大規模紛争の発生を想定した場合、弾薬や燃料等の必要資材や資源が不足しており、希望を100%満される可能性は無いとまで述べた

Brown.JPG●同大将は「現時点でアジア太平洋地域に十分な航空機燃料や弾薬備蓄はない」 、「欧州大陸とは異なり、太平洋軍担当エリアには、物資輸送や拠点間をつなぐための道路や鉄道がなく、必要資源の移動に時間が必要だ」と述べた
●また同司令官は、太平洋空軍と地域の同盟国は、必要資材等を事前集積の協議を進め、また地域の飛行場サーベイを行い、航空燃料を調達するアイディアを得るべく取り組んでいる説明した

米空軍宇宙コマンド司令官は国際協力について
●1日、米空軍のJay Raymond宇宙コマンド司令官は、宇宙での長期的な支配力を確保するため、同盟国等との協力が極めて重要だとの認識を示し、2019年の新たな取り組みについて語った
●今年8月に予定されている第6回目の宇宙演習「Space Flag」に、初めて同盟国等からの参加者を迎える計画である

Raymond-Space.jpg●空軍参謀総長も宇宙ドメインでの国際協力を推進するため、今年4月に同盟国等の空軍参謀総長たちに声をかけ、「Space Foundation’s annual Space Symposium」に招待する予定である
●更に同じ4月の「Space Flag」には、初めて米国防省の諜報機関である「National Reconnaissance Office」も参加する

●国際関係の強化は、宇宙に関するデータ共有を多方面で進める必要があるとの認識を受け、他軍種や他政府機関と並んで重視されている事項であり、同時に情報を共有することで宇宙活動コストを抑える狙いもある
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米空軍協会主催のシンポジウムは年に2~3回あり、空軍長官や参謀総長など主要幹部が集結し、軍需産業や専門家も集まるのですが、今回は米空軍首脳が皆「戦闘服」や「飛行服」で登壇しており、まんぐーすが知る限り初めてです

gatesMarine.jpg「前線兵士と心を一つに」とか、「常に実戦感覚を持って業務に取り組め」などのスローガンの下に、司令部やオフィス勤務者も「戦闘服」勤務にする指揮官が多いのですがかつてペンタゴンでの「戦闘服勤務」を止めさせた国防長官が居ました

ロバート・ゲーツ国防長官です。ゲーツ長官が「戦闘服を着ているだけで現場のことを考えているような振りをするな!」と一喝し、服装規則通りの各軍種制服を基本とした服装に戻したということです。正論だと思います

安全保障感覚の「体幹」を鍛えるために!
「ゲーツ元長官語録100選」→http://crusade.blog.so-net.ne.jp/2013-05-19

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