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コンタクトレンズで暗視装置!? [ちょっとお得な話]

graphene2.jpg2004年に発見され、発見者が早くも2010年にノーベル賞を受賞した話題の素材「graphene:グラフェン」
解説書は「1原子の厚さのsp2結合炭素原子のシート。炭素原子とその結合からできた蜂の巣のような六角形格子構造をとっている」と説明していますが、分かったような分からないような・・・

世界中の企業が群がり、「とりあえず唾を付けておこう」特許合戦の様相を呈している模様ですが、その特性を見極めると同時に、実用面でどのような活用法があるのかを探る競争が行われているようです
そんな応用の一つに、「コンタクトレンズ型暗視装置」があるようです

28日付Defense-Tech記事によれば・・・
Graphene.jpg●ミシガン大学の研究チームが、グラフェンをガラスの層の間に組み込んだ「コンタクトレンズ型暗視装置」の試作品を作成した
●この「コンタクトレンズ」が完成すれば、兵士達は重たい暗視装置から解放されるだろう。しかし兵士達が現暗視蔵置を投げ捨てるまでには、まだまだ紆余曲折の道が待っている

●コンタクトレンズの間に組み込まれたグラフェンは、光のエネルギー(光子:photon)に反応し、より明るく見せる効果を生み出す
●現時点では、グラフェンは僅か2.3%しか光を吸収しないが、暗視装置の代替になるには、この吸収率を上げなければならない

●開発しているミシガン大学の2人の研究者は、コンタクトレンズだけでなく、自動車のフロントグラスにグラフェンを活用することで、夜間の視界を良くすることが出来る考えている
米陸軍が既に興味を示しているとの報道もある
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graphene3.jpg「graphene:グラフェン」は、シリコンの100倍の電気伝導率があり、鋼鉄の200倍の強度があり、驚くべき光学的・熱学的特性をもっており、低電力消費の超高速プロセッサーやメモリーチップ、折り畳み可能な薄型ディスプレイ、体内投入の医療器具等々、色んな応用が模索されているようです

かつての「カーボンナノチューブ」の様な、「打ち上げ花火」に例える向きもあるようですが、将来の可能性に期待したいと思います

Wiredによる解説
http://wired.jp/2013/09/05/graphene-2/

Wikiの難解な解説
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%B3

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