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パネッタ長官が最初の1週間を [パネッタ国防長官]

panettaonboard.jpg7月4日の週から実質的な業務を開始したパネッタ新国防長官ですが、ペンタゴン内で主要幹部や各軍種のチーフから業務説明を受けた後9日には早くもイラクとアフガン視察の途についています。
移動の機内で同行記者団と非公式な会見を開き、最初の1週間の感想等を語っています。ゲーツ前長官が離任式で「好きなようにやるべきだ」とのアドバイスを授けた新長官ですが、少しづつパネッタ・カラーを出し始めているようです

移動のE-4B空中指揮機の機内で・・
panettaafgan.jpg●先ほどこの航空機がエアポケットに入って揺れたが、私の最初の1週間もそんな感じだった。(国防省は)大きく、複雑で、高度な技術に満ちているが、時にでこぼこに遭遇する。しかし結論は世界最高である。
●私は、今後5--10年間を見据えた国防省のビジョンを造りたいと考えている。特に今年は予算に関して課題に直面することもあり、ビジョンを明確にすることが重要だと考えている。

●我々は3つの戦いを同時に進めている。イランとアフガン、そしてリビアである。アルカイダが聖域を設けないように、カダフィー政権の打倒に向け、我々ができることをやるのみである
●我々が直面するサイバー戦の脅威を前に、サイバー能力の強化に努めねばならない。この分野の脅威は増大し続けている。

Iraqpriminis.jpgiraqpresi.jpg●予算削減の課題や他の多様な問題に対応するため、毎朝、マレン議長と副議長、更に主要な国防次官を交えたミーティングを開催することとした。これは私がホワイトハウスの首席補佐官や予算管理室(Office of Management and Budget)長を務めていた時からの習慣で、日々変化する状況に対応するためのものである。
各軍種のトップとは週に1回会合を持つことにした。

予算削減に関し、政府の政策主導者がいきなり数字を示して国防省に削減を要求し、空虚な軍を作り出すことがないように、キチンとした政策に基づく対応をしなければならない。
●国防省関係者には、予算管理室と早めにコンタクトし、国防機能の維持と予算削減を両立できるアプローチを追求するよう指示したところである。
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pannettaafgan2.jpgもちろん最初の1週間ですから「安全運転」でしょうが、朝のミーティング設定や古巣の予算管理室との接触指示には、仕事人を感じさせます

兵士の遺族にだすお悔やみの手紙に署名するたび、その責務の重要性を思い知らされる」との発言もあり、同時に責任の重さを痛感しているところでしょう。


「パネッタ長官着任の辞」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-07-02
「承認に向けパネッタ氏議会発言」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-06-10

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