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米国防省N03(政策担当)が6月退任へ [米国防省高官]

Wormuth11.jpg22日、カーター国防長官は国防省のN03である政策担当国防次官のChristine Wormuth女史が、2年間の勤務を終えて6月に退任すると発表しました。

Wormuth女史は、国防省に於いて対ISIL戦略立案の担当責任者でした。
2014年6月に現職に就くまでは、戦略計画担当の副国防次官として、更にその前はオバマ大統領の国防政策に関する特別補佐官(兼ねてNSCの関連スタッフリーダー)を勤めており、一貫してオバマ政権の国防政策を支える仕事に付いてきた人物です

カーター長官の声明
●彼女はそのキャリアを通し、米国の国家安全保障推進にその身を捧げてきた。彼女の働きと国家への犠牲に感謝し、ご健勝を祈念する
国防省やNSCでの多くの役職で、彼女は大統領や私を含む歴代の国防長官に対し、極めて困難な安全保障に関する貴重な助言をしてくれた

McKeon DOD.jpg後任には、現在Wormuth女史のprincipal deputyであるBrian McKeonが「臨時代理」として勤務し、Brian McKeon氏の後任には、現在アジア太平洋の安全保障と担当しているDavid Shear次官補代理が就任する
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今後いろいろとこの人事の背景が明らかになるのでしょうが、政権末期になると「次」を見据えた動きが出てきます。自身の将来を見据えた、個人的な動きである可能性が高いのでしょう
今後もこのような動きが各所各ポストで見られるのでしょう。

対ISILが一つの「ピーク」を迎え、ロシアも「最大の脅威」として振る舞い、中国も相変わらずな中、国防省No3が交代するタイミングではないと思いますが、これがアメリカなんでしょう

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「SPR検討も担当へ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-02-09
「アジア政策を語る」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-04-16
「Wormuth女史をご紹介」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-06-22

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