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韓国のF-35購入契約案(40機)固まる [安全保障全般]

F-35 Korea3.jpg24日、韓国国防省の国防調達局は、40機のF-15Aを購入する条件等について米国政府と合意に達し、数週間以内に正式契約すると発表しました。

これで共同開発国以外でF-35を購入する国は、イスラエル(2010年契約)と日本(2011年契約)に続き3ヶ国目となる。

24日付Defense-News記事よれば
●24日、韓国国防省の国防調達局(DAPA:Defense Acquisition Program Administration)は、F-15Aを購入する条件等について米国政府と合意に達したと発表した。DAPAによれば、40機のF-35Aを約7000億円で購入し、初号機を2018年に受領する予定
●韓国による「F-X選定」は、当初60機調達を念頭にF-15 Silent Eagle に決定したと報じられたが、ステルス性が必要だとの意見が強くなり、調達機数を40機に削減してF-35に落ち着いた経緯がある

F-35 Korea2.jpg●DAPA報道官は「6ヶ月に及ぶ価格とオフセット契約に関する交渉により、技術移転を含む最終契約案をまとめることが出来た」、「技術移転のため、米国政府は数百人の技術者を(韓国に)派遣することで合意した」と語った

●またロッキード社幹部は「契約交渉における決断は、(米韓の)長期にわたる安全保障協力関係を強化拡大し、アジア太平洋地域全体の安定促進に資するだろう」との声明を発表した

国産戦闘機「KF-X」開発計画も発表
同時にDAPAは、国産戦闘機「KF-X」開発計画を発表した。F-4やF-5戦闘機の後継となる機体で、ツインエンジンで高度なアビオニクスを搭載したタイプを少なくとも120機製造する計画である
F-35 Korea.jpg8000億円の開発計画と言われるKF-X計画は、今年12月に担当企業が選定される。「Korea Aerospace Industries」と「Korean Air’s military branch」が争うことになる
●KF-Xの開発経費は、6割が韓国が、2割をインドネシアが、残りの2割を担当企業が負担する事になっている 
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「オフセット契約」と「技術移転」部分が非常に気になります。 韓国はKF-X開発の約9割は自国技術で対応可能であり、残りはエンジンや一部のアビオニクスだけだと言っているようですが、この1割部分を「オフセット契約」と「技術移転」に依存・期待している言われています

エンジンを1個か2個かでは、価格と将来拡張性の兼ね合いで激論があったようですが、拡張性の夢を追って2個になったようです。しかしまだまだ揉めそうですね・・・

関連の過去記事
「韓国:国産KF-Xは2個エンジン」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-07-22

韓国F-X選定のゴタゴタ・・・
「F-35がらみでKF-X支援要求」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-03-31
「韓国F-35に決定」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-03-25
「韓国が突如F-35の方向へ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-09-03
「韓国軍F-XはF-15SEへ!? 」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-08-20

タグ:韓国 DAPA F-35 KF-X
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