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人工衛星のリサイクル [サイバーと宇宙]

「宇宙空間にある衛星はどれも燃料が尽きればゴミになります。この現状を変えたい」

spacemine.jpg2012年7月号のナショナル・ジオグラフィック誌より、短い記事で詳細は不明ながらも、将来に期待したいプロジェクトをご紹介します
現在、地球の静止軌道上には数百もの人工衛星が存在するようですが、古くなったり燃料切れした衛星を修理や再生する方法はまだ確立されていないようです

そこでNASA(米航空宇宙局)は、衛星に燃料補給したり基本的な修理を行ったり、別の軌道へ移動させる装置を開発中です。
この場でもしばしば登場するDARPA(米国防省の高等研究計画局)や民間企業も、同様の開発に取り組んでます

ExoatmosphericKill.jpgNASAは国際宇宙ステーションのロボットアームを使用し、老朽化した衛星の再生実験を開始しています。
人工衛星に見立てた装置に対し、昨年3月から実験的作業を開始し、宇宙空間で衛星に燃料補給や修理を行うことを目指した取り組みが行われているようです。

3つの主要な取組み

●動力の回復
「ミッション延命装置」と言われる着脱可能なエンジンのようなものを古い衛星に取り付け、新たな動力を供給する。数年の延命が可能と言われている
●燃料の補給
多くの衛星は燃料切れで運用停止となっており、燃料補給は重要な技術である

●部品の再利用
DARPAは、活動停止衛星から再利用可能な部品を取り出し、新しい衛星に取り付ける技術を開発中。これが可能になれば、衛星の製造や打ち上げ費用の抑制が可能に

動力や燃料の補給が可能な衛星は、軌道上に現在約240個存在し、部品の再利用は更に330個で可能とか。
開発の初期段階ですが、最大の課題は、高速移動する衛星に追い付いてを捕まえることのようです。
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GPS-III.jpg詳しく分かりませんが、既にハッブル宇宙望遠鏡や軍事偵察衛星をスペースシャトルで修理していたような気がしたのですが、一般的応用が難しい分野なんでしょうか?

「2030年までに人類を火星に」とオバマ大統領は言っているようですが、火星よりこちらの方が重要な気がしてなりません
冒頭の言葉は、NASA担当研究者によるものです

「国防省の新宇宙政策」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-11-23
「衛星の強化や増加を!」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-11-18

「脅威の変化を語らせて」
http://crusade.blog.so-net.ne.jp/2012-10-08

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