対リビア作戦への参加国 [Joint・統合参謀本部]

地震で日本が混乱の中、19日から17日の国連決議に基づいてリビアへの攻撃が行われています。海外のメディアの最近のニュース報道は、ほぼリビア攻撃(飛行禁止空域設定)が中心となっており、日本に関しては原発の状況が断片的に伝えられる程度になってきました。
国連決議に関する分析は「国際情報センター」の記事をご覧下さい。
そこで本日は、少し古い情報ですが、20日付「Defense Tech」が掲載した、作戦への参加国(推測含む)と主要参加兵器のリストをご紹介します。
米 国

巡航ミサイル(潜水艦Providence, Scranton and Florida、ミサイル駆逐艦Barry and Stout)
空軍航空機(B-2 F-15 F-16)
海軍海兵隊航空機(P-3C EP-3E AV-8B EA-18G Growler)
英 国
巡航ミサイル(攻撃型原潜)
フリゲート艦(Westminster and Cumberland)
空軍機(Typhoon and Tornadoがイタリアから出撃)
報道によれば、英国東部を離陸したトーネードは、4回空中給油を受けて8時間飛行し、19日巡航ミサイルStorm Shadowで攻撃。フォークランド紛争以後で最長の攻撃任務
フランス

駆逐艦(Jean Bart)、攻撃型原潜1隻
陸上配備攻撃機
イタリア
攻撃機(4機のTornadoと他4機の攻撃機)
海軍艦艇(Andrea Doria、Etna、Francesco Mimbelli、Fenice、Libra and Sirio)
カナダ
航空機F-18×6機、フリゲート艦Charlottetown
ベルギー
航空機(6機のF-16で21日以降攻撃参加予定)
デンマーク
伊のシシリア島から6機のF-16と輸送機1機を運用中
スペイン
伊のサルデニア島から4機のF-18、空中給油機、海上監視機を投入
議会の許可を待って、潜水艦とフリゲート艦各1隻を派遣予定
UAE
伊のサルデニア島へ攻撃機派遣との報道あり
カタール
4機の攻撃機が20日までに攻撃参加との報道あり
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ゲーツ長官は現在、エジプトからヨルダン、イスラエルやパレスチナを訪問し、作戦への理解と協力を求めています。
F-22も今回の作戦で投入されていますが、出番が無いそうです。
Defense Newsの2011年03月22日 17:36の記事"Limitations Keep Raptor on Sidelines in Libya Campaign"で対地攻撃能力が貧弱であり、他の戦闘機に対するデータ提供も不可なため、F-22の出番がない模様です。(ステルス性維持の為に電波の発信を抑える、データの受信は可能だが他の戦闘機と通信に互換性がない、リビア空軍相手であればF-22を出すほどの脅威はない)
by アシナガバチ (2011-03-28 12:30)
訂正:まだ投入されていません。検討段階です。不正確な情報を記載してしまった事を深くお詫び申し上げます。
by アシナガバチ (2011-03-28 15:13)