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アーリントンに花輪を [ふと考えること]

wreath2.jpgホリデーシーズンに入るこの時期の米国で、国のために命を捧げた兵士のお墓に花輪(Wreath)を献花するボランティア活動が大きな注目と人々の関心を集めています
「Wreaths Across America」と呼ばれるこのプロジェクトは、今年ワシントンDCのアーリントン墓地に献花される2万4千個の花輪を含め、全国で22万個の花輪を全国の兵士の墓に献花する規模になっています。

本プロジェクトの発端は・・・
1992年、メイン州で花輪会社を営んでいたMorrill Worcester氏が、クリスマスシーズン終了間際になっても在庫になっていた花輪5千個をアーリントン墓地に献花したのが始まり。
その後もWorcester氏は10年以上にわたり、毎年花輪をアーリントン墓地に献花していたが、特に注目を集めることもなかった。
●Worcester氏の行為が注目を集めることになったのは、2005年のこと。米空軍のカメラマンが偶然眼にした光景をネット上で紹介したところ、あっという間に支持者が広がり、NPOである「Wreaths Across America」が2006年に誕生した。

その後プロジェクトは発展し
●2008年には、全国300カ所で計10万個の花輪が
●2009年には、全国400カ所で計15万個の花輪が6万人以上のボランティアにより
●2009年には、全国500カ所で計22万個の花輪が世界各地の米軍人の墓に・・・・

1992年に献花を始めたWorcester氏とその夫人Karenさんは・・・
wreath.jpg●当時約10人の仲間で始めたことが、今日7千人の仲間と共に出来ることが嬉しい。一週間前にメイン州を出発し、これまでに全国25カ所で同様の活動に参加することが出来た・・・・・

プロジェクトを運営するWayne Hanson氏は・・
●来年は本活動の20周年に当たる。これを記念してアーリントン墓地の33万全ての墓に花輪を献花する事に取り組みたい。そして将来的には、国中のそして世界中の米国兵士の墓に花輪を捧げられるようになりたい。
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このような活動が自然と出来る「普通の国」になりたいものです・・・。
もちろん・・このようなお墓が増えないことが一番ですが・・・。

満員御礼で全国公開が決定した映画「442 日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍」の中でも、世界中で米軍兵士の墓が綺麗に整備されて管理されている様子が紹介されています。
wreath4.jpgwreath7.jpg







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