米空軍へ「タフな決断の時」 [米空軍]

思えば昨年のこの会議でゲーツ長官は、戦闘機が足りないと感じる者は旧来思考に取り付かれている、厳しい空軍幹部批判を行ったところですが、本年は現時点でゲーツ長官はスピーカーとして登録されていません。

ドンリー空軍長官はメリーランド州での同会議で・・・
●昨年のこの場で我々は、米空軍が戦略環境、有効な資源、技術進歩の観点から将来に備えた極めて重要な転換点にあることを自覚した。
●新たな必要施策であるミサイル防衛、サイバー、宇宙防衛、老朽航空機の近代化は、予算編成上の大きな課題となっている。ゲーツ長官からは、より少ない資源でより多くに取り組めるよう改革を命ぜられている。
●ここ数年、我々はISR能力拡充のため、他の分野の人員を削り、厳しい予算管理を行ってきた。これらの変革は時に痛みを伴っても行われたが、我々は今後もこれを継続することが新技術獲得に必要なことを理解している。

●米空軍の組織や指揮系統をより効率的にすべく取り組んでおり、他の改革と平行して実施する。我々自身にプレッシャーを掛け続け、早急に措置しなければならない。
●兵器や物資のレディネスを向上させるため、現場要求の早期把握処理、補給所の業務改善、供給過程のコストと対応可能性を再検討行っている。
●(Air-Sea Battle Conceptの鍵となる)長距離攻撃能力、迅速なISR、電子戦能力、通信能力等々は極めて重要な能力である。特に長距離攻撃プラットフォームは、これまでだけでなく、将来においても国家の貴重な兵器であり続けなければならない。

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本年の航空宇宙会議は9月13日から15日まで開催されます。会議のWebサイトは・・
→ http://www.afa.org/events/Conference/2010/
ご興味のある方はのぞいて下さい。興味ある発言がありましたらまたご紹介します。(写真は開会のテープカット)
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