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ヒト遺伝子解析はどうなった [ふと考えること]

dnaimages.jpgおよそ十年前にヒトゲノム(人間の遺伝子情報)解析が熱狂的に報じられていた頃、2010年頃には人の遺伝子を分析すれば、どんな病気に掛かりやすく、どんな予防をすればよいか個人毎の管理が可能になるようなイメージでながめていた人も多いのでは・・・。遺伝子情報の管理が大きな課題となる・・・との話もよく聞かれました。 

最近めっきり話を聞きませんが、日本語版ニューズウェーク9月16日版にカール・ジマーなる科学ジャーナリストの記事がその現状の一端を伝えています。

●この10年でヒトゲノムのデータ収集は進み、また5千ドルで個人向け遺伝子解読サービスを始める企業も来年には登場予定
●しかしゲノムの解読が進むほど、ゲノムの複雑さが浮き彫りになり、一部治療薬に応用も始まっているが、本格的な治療への応用はまだまだ時間が掛かりそうである
●白血病や高血圧に関し、遺伝子配列見極めが行われつつあるが、患者から見つかる何万とある特異形態の中から原因となる組み合わせをと探し当てることは容易ではない
●現場の研究者からは、遺伝子解析は新たな治療法より、新たな謎を生み出すことが多い、といわれている。
●2万個あまりの人遺伝子の情報を基に特許を取りまくったバイオ企業は、画期的成果が無く株価は3ドル以下に低迷している。
●人体内の微生物が健康に及ぼす影響が無視できないことから、米国国立衛生研究所は07年、体内の微生物の遺伝子解明にも着手。しかし合計で人体の100倍以上とも言われる微生物の遺伝子を解明することは容易ではない。
●遺伝子間のネットワーク研究も始まっている。少なくとも来年や10年後の成果は不確実だが、長期的には期待がもてる。
やっぱり自然界の謎は人間ごときに簡単に解りませんね・・・

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