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国防省No3の女性退任へ [米国防省高官]

Flournoy.jpg米国防省史上、女性で最高位のNo3ポストを2009年から務めていたフロノイ次官(政策担当Michèle Flournoy)が辞任を表明しました。12日、パネッタ長官が公式に発表しています。

注目のシンクタンクCNASの共同創設者で理事長職を務めていたところ、オバマ政権誕生と共に国防次官ポストに就任して今日に至っていますが、来年年初までは引き継ぎ等のために継続勤務するようです。
もちろん単純な辞任ではないようですが・・・

まずはパネッタ長官の発表
panettaleon.jpg●本日フロノイ次官から、家族のため職を辞して私生活を取り戻したいとの意向が示され、話し合いの結果、業務引継のため来年初めまでは職務を継続してくれることになった。
●2009年2月9日に議会で承認されて以来約3年間にわたり、2つの戦いの先導、2010QDRの作成、更に現在進行中の戦略Reviewのまとめにも尽力してくれている。

●フロノイ次官の国防省や国家安全保障への貢献は限りなく、退任は寂しい限りだが、彼女が築いた強力なチームは彼女の功績の証として頑張ってくれるだろう
●主要ポストを占める負担と家族の犠牲は理解できる。彼女とその家族の今後の幸せを祈る。と同時に、彼女は将来まだまだ国のために働くことになろうと確信している。

本発表に関し「Aol Defense」は・・・
Flournoy4.jpgAP通信のインタビューで退任をほのめかしてメディアに拡散させ、すぐさまパネッタ長官が公式発表を行う段取りの良さ。非常に計画的な発表である。
●フロノイ次官は次官就任前、オバマ大統領の選挙活動を当初から支えた重要人物である。今回の再選に向けての選挙戦でも、女性で安全保障の重職を務めていた彼女の存在は貴重なモノとなろう。

●彼女が就任する際、シンクタンクCNAS研究者や有能な女性を国防省のスタッフにしたが、彼らは引き続き国防省で勤務し、有益な情報をフロノイ女史にもたらすであろう
●女性で安全保障や外交の中心で実績を積んだ人材がどれほど居るだろうか? オバマが再選されたら、彼女は当然主要なポストを得ることになろう。
●今時のオバマ政権の任期が切れる前に、一度政権を離れて「息をつき」、再選後のポストのために選挙戦に加わったり、民間での道を一端選ぶ者は今後も出るだろう
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W.Scott Gould.jpgご主人は退役軍人省の副長官(W. Scott Gould氏)で、お子さんが3人というフロノイ次官。クリントン政権時代にも国防省の政策スタッフとして活躍し、1ランク上のポストで2009年に公務復帰のスーパーキャリアウーマンです。オバマ再選の際はどのようなポストに成るのでしょうか・・・

フロノイ次官の後任者については情報はありません。今後を注視しましょう。

「フロノイのアジア政策授業」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-04-30
「久々に米中軍事協議」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-12-09
「米中戦略経済対話と台湾」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-05-11
「フロノイ次官の会見」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-12-12

亡国の象徴:戦闘機重視に鉄槌!
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uchu

F-35 について国防省内で調査がされ、Quick Look Reportという名前で提出されています。
開発と製造の同時並行の問題だけでなく、それとは関係ない機体能力も疑問視されており、F-35の調達と製造を見直すよう提言されています。
by uchu (2011-12-15 13:07) 

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