次の米国防長官は44歳の退役州兵&TV司会者 [米国防省高官]
NYT 紙「伝統的な国防長官の基準から逸脱」
Brown統参議長を「左派の過激な主張を推進」と非難
トランプ氏が不忠実な軍人や政府職員の一掃の噂も
11月12日トランプ次期大統領が、陸軍州兵の退役軍人でアフガニスタン、イラク、グアンタナモ湾で従軍経験(Bronze Star勲章 2度受章)のある、過去8年間 Fox News 司会&解説者のPete Hegseth 氏(44歳)を国防長官に指名し、「タフで聡明で、米国第一の真の奉者だ」「ピートが指揮を執れば、米国の敵は普戒し、我々の軍隊は再び偉大になり、米国は決して後退しないだろう」と紹介しました。
とりあえず、各種報道からPete Hegseth氏をご紹介
●2003年にプリンストン大学を卒業し、ハーバード大学ビジネススクールで修士号取得後、Bear Stearnsで株式市場アナリストとして勤務
●2004年にはMinnesota 陸軍州兵としてキューバのグアンタナモ湾での任務に召集。その後イラク任務に志願し、Civil-Military Afairs 担当部隊で小隊長(サマワも担当地域)を務め、イラクでの任務中に Bronze Star勲章と戦闘歩兵章を受章
●2012年に今度はアフガニスタンに同州として派遣され、カブールの学校で対反乱軍戦術を教えた。当地での功績で2度目の Bronze Star勲章を受章
●同氏は、退役軍人省が業務民営化先として推進した「退役軍人会」や「退役軍人を憂慮する会」など保守派団体で働き、戦争犯罪で告発された退役軍人の厳しい立場を訴えていたが、トランプ氏はその様子を認めて第1期大統領時代に退役軍人長官への任命も検討していた
●2020年、同氏はFox News 番組で、イランがイラクの米軍基地に弾道ミサイルを発射したことを受けて、Fox News番組で、トランプ大統領にイランの経済インフラや武器を隠している文化遺産を爆撃するよう促し、戦争犯罪に対する米国や国際法規定は、米軍に不利に「不当に操作されている」とし、米国は優位に戦争の「ルールを書き換える」べきと主張した。
●同氏は左派による多様性と Inclusion 取り組みにより米軍が弱体化したと主張する「The War on Warriors」など政治がテーマの書籍数冊執筆しており、トランプ氏は同氏選出に際し「この本は、我々の戦士と偉大な退役軍人に対する左翼の裏切りを明らかにしている」と述べ、Hegseth氏を「我々の『力で平和を』 政策の勇敢で愛国的な擁護者」とアピールした
●国防省内では、トランプ氏が6月の Fox News で忠実でない軍人や政府職員を「ウォーク(社会正義に目覚めた左派)」と批判し解任すると述べたことや、Hegseth 氏が著書内で「米国の次期大統領は国防省の上層部を抜本的に見直し、わが国を守り、敵を打倒する準備を整える必要がある。多数を解雇する必要がある」と記していることに、懸念の声が上がっている。
●例えば同氏は、米軍制服組トップのBrown 統合参謀本部議長についても、「左派政治家の過激な主張を推し進めている」等と非難しており、両氏が対立する可能性がある
●同氏は NATOにも厳しい立場で、著書に「過去1世紀、欧州の『緊急連絡先』になった米国は、欧州諸国が順守していない時代遅れで一方的な防衛協定の尊重を求める、独善的で無能な国々の言うことになぜ耳を傾けなければならないのか」と記している。
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この発表に関し左派系の代表的メディア NYT 紙は、「伝統的な国防長官の基準から逸脱」、「(トランプ氏が)テレビ局の盟友を、国防省と130万人の現役部隊を指揮する立場へと引き上げた」と批判的に報じています
共和党が上院で多数派となりましたから、人事承認には問題はないはずです。今後様々に、様々な立場から Pete Hegseth 氏について論評が出るでしょうが、前線に自ら志願して飛び込んで成果を上げている、プリンストン&ハーバード卒の頭脳明晰な人物であることは間違いなく、それぞれのメディアがどのような立場で報じるのかが気になるところです
まったく予想が外れた選挙後の閣僚予想
「大統領選挙と上下院選挙の影響を小ネタで」→https://holylandtokyo.com/2024/11/05/6499/
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Brown統参議長を「左派の過激な主張を推進」と非難
トランプ氏が不忠実な軍人や政府職員の一掃の噂も
11月12日トランプ次期大統領が、陸軍州兵の退役軍人でアフガニスタン、イラク、グアンタナモ湾で従軍経験(Bronze Star勲章 2度受章)のある、過去8年間 Fox News 司会&解説者のPete Hegseth 氏(44歳)を国防長官に指名し、「タフで聡明で、米国第一の真の奉者だ」「ピートが指揮を執れば、米国の敵は普戒し、我々の軍隊は再び偉大になり、米国は決して後退しないだろう」と紹介しました。
とりあえず、各種報道からPete Hegseth氏をご紹介
●2003年にプリンストン大学を卒業し、ハーバード大学ビジネススクールで修士号取得後、Bear Stearnsで株式市場アナリストとして勤務
●2004年にはMinnesota 陸軍州兵としてキューバのグアンタナモ湾での任務に召集。その後イラク任務に志願し、Civil-Military Afairs 担当部隊で小隊長(サマワも担当地域)を務め、イラクでの任務中に Bronze Star勲章と戦闘歩兵章を受章
●2012年に今度はアフガニスタンに同州として派遣され、カブールの学校で対反乱軍戦術を教えた。当地での功績で2度目の Bronze Star勲章を受章
●同氏は、退役軍人省が業務民営化先として推進した「退役軍人会」や「退役軍人を憂慮する会」など保守派団体で働き、戦争犯罪で告発された退役軍人の厳しい立場を訴えていたが、トランプ氏はその様子を認めて第1期大統領時代に退役軍人長官への任命も検討していた
●2020年、同氏はFox News 番組で、イランがイラクの米軍基地に弾道ミサイルを発射したことを受けて、Fox News番組で、トランプ大統領にイランの経済インフラや武器を隠している文化遺産を爆撃するよう促し、戦争犯罪に対する米国や国際法規定は、米軍に不利に「不当に操作されている」とし、米国は優位に戦争の「ルールを書き換える」べきと主張した。
●同氏は左派による多様性と Inclusion 取り組みにより米軍が弱体化したと主張する「The War on Warriors」など政治がテーマの書籍数冊執筆しており、トランプ氏は同氏選出に際し「この本は、我々の戦士と偉大な退役軍人に対する左翼の裏切りを明らかにしている」と述べ、Hegseth氏を「我々の『力で平和を』 政策の勇敢で愛国的な擁護者」とアピールした
●国防省内では、トランプ氏が6月の Fox News で忠実でない軍人や政府職員を「ウォーク(社会正義に目覚めた左派)」と批判し解任すると述べたことや、Hegseth 氏が著書内で「米国の次期大統領は国防省の上層部を抜本的に見直し、わが国を守り、敵を打倒する準備を整える必要がある。多数を解雇する必要がある」と記していることに、懸念の声が上がっている。
●例えば同氏は、米軍制服組トップのBrown 統合参謀本部議長についても、「左派政治家の過激な主張を推し進めている」等と非難しており、両氏が対立する可能性がある
●同氏は NATOにも厳しい立場で、著書に「過去1世紀、欧州の『緊急連絡先』になった米国は、欧州諸国が順守していない時代遅れで一方的な防衛協定の尊重を求める、独善的で無能な国々の言うことになぜ耳を傾けなければならないのか」と記している。
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この発表に関し左派系の代表的メディア NYT 紙は、「伝統的な国防長官の基準から逸脱」、「(トランプ氏が)テレビ局の盟友を、国防省と130万人の現役部隊を指揮する立場へと引き上げた」と批判的に報じています
共和党が上院で多数派となりましたから、人事承認には問題はないはずです。今後様々に、様々な立場から Pete Hegseth 氏について論評が出るでしょうが、前線に自ら志願して飛び込んで成果を上げている、プリンストン&ハーバード卒の頭脳明晰な人物であることは間違いなく、それぞれのメディアがどのような立場で報じるのかが気になるところです
まったく予想が外れた選挙後の閣僚予想
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