チャンス!英国が日英伊戦闘機開発から離脱模索? [安全保障全般]
英国新政権内で開発費への懸念浮上
IISS は「対案なしで撤退は英国への信頼失墜」と警鐘も
米空軍が次期制空機大幅ダウングレード模索の中
絶好のチャンス!日本も撤退を模索すべき!
9月20日付共同通信が、7月に発足した英国の労働党新政権が進める英国防衛戦略見直しの中で、日英伊が共同開発で合意している次期戦闘機(GCAP:Global Combat Air Program)開発の費用に懸念が浮上している件に関し、英シンクタンクIISSが「代替案を示さずに撤退すれば国際社会での頼失墜につながる」と普鐘を鳴らしていると報じました
本日ご紹介する情報は以上ですが、以下では本報道を受けてのまんぐーすの思いをつぶやきます
●防衛省&航空自衛隊は、英国労働党政権や英国防相と直ちに水面下でコンタクトを取り、可能ならイタリアとも連携し、まず日英伊の戦闘機開発について「一時停止」又は「再検討」措置を検討し、最終的には共同開発の「白紙化」により、戦闘機投資の全面見直しにつなげるべき
●米国が7月末から次期制空機NGAD計画を一時停止&再検討しており、背景には米軍予算不足とウクライナや中東情勢を踏まえた将来戦に関する優先度再評価があるが、根本には米空軍 2トップが吐露しているように、従来空軍が戦闘機を主戦力として担ってきた「航空優勢」獲得の重要性や実行可能性への疑念がある。
●AIlvin米空軍参謀総長や Slife副参謀総長が明言しているように、低高度を支配する無人機による空襲で、70年ぶりに米国人が死亡する時代を迎え、米空軍は「従来のように航空優勢を常続的に維持するのはコスト面で不可能」との認識に至って戦闘機投資の優先度再検討中で、Kendall 空軍長官は当初「F-35の3倍」のコストを見込んでいたNGADに関し、「F- 35より安価に」と発言し始めている。
●海外への戦力投射を主目的とする米空軍と、日英伊空軍が戦闘機に期待する役割は完全に一致するわけではないが、無人機以前から課題となっている各種弾頭&巡航ミサイル対処(極超音速兵器を含む)、サイバー戦、電子戦、宇宙を巡る攻防など、安全保障上の軍事脅威は戦闘機が担う範囲をはるかに超えて拡大しており、戦闘機への投資は再検討されるべき
●特にF-35 導入を決めてしまった国(日英伊を含む)は、今後30年以上にわたり膨大で脅威にミスマッチな経費負担に苦しむことが確定しており、早急に次世代戦闘機開発を見直し、脅威の変化を正面から見つめ直すべき。 以上です
次世代制空機 NGAD の再検討関連
「NGADはF-35より安価に」→https://holylandtokyo.com/2024/09/19/6351/
「再検討の方向性」→https://holylandtokyo.com/2024/09/10/6315/
「数か月間保留する」→https://holylandtokyo.com/2024/08/06/6185/
「価格低減が必須」→https://halylandtokyo.com/2024/07/19/6083/
「NGAD の将来は不透明」→https://holylandtokyo.com/2024/06/18/6040/
航空優勢に関する議論
「ドローンでヘリ撃墜の衝撃」→https://holylandtokyo.com/2024/08/29/6213/
「不可能だし必要もない」→https://holylandtokyo.com/2024/06/07/5938/
「初の対無人機の防空兵器消耗戦」→https://halylandtokyo.com/2023/01/2714220/
「戦闘機による制空の時代終焉」→ https://holylandtokyo.com/2022/02/09/2703/
日英伊戦闘機 GCAP 開発
「日英伊がやっと合意」→https://holylandtokyo.com/2023/12/18/5352/
「英伊が日恫喝:逃げるな!」→https://holylandtokyo.com/2023/02/14/4299/
応援お願いします!ブログ「東京の郊外より」支援の会
→https://community.camp-fire.jp/projects/view/258997
ブログサポーターご紹介ページ
→https://holylandtokyo.com/2020/04/15/727/
IISS は「対案なしで撤退は英国への信頼失墜」と警鐘も
米空軍が次期制空機大幅ダウングレード模索の中
絶好のチャンス!日本も撤退を模索すべき!
9月20日付共同通信が、7月に発足した英国の労働党新政権が進める英国防衛戦略見直しの中で、日英伊が共同開発で合意している次期戦闘機(GCAP:Global Combat Air Program)開発の費用に懸念が浮上している件に関し、英シンクタンクIISSが「代替案を示さずに撤退すれば国際社会での頼失墜につながる」と普鐘を鳴らしていると報じました
本日ご紹介する情報は以上ですが、以下では本報道を受けてのまんぐーすの思いをつぶやきます
●防衛省&航空自衛隊は、英国労働党政権や英国防相と直ちに水面下でコンタクトを取り、可能ならイタリアとも連携し、まず日英伊の戦闘機開発について「一時停止」又は「再検討」措置を検討し、最終的には共同開発の「白紙化」により、戦闘機投資の全面見直しにつなげるべき
●米国が7月末から次期制空機NGAD計画を一時停止&再検討しており、背景には米軍予算不足とウクライナや中東情勢を踏まえた将来戦に関する優先度再評価があるが、根本には米空軍 2トップが吐露しているように、従来空軍が戦闘機を主戦力として担ってきた「航空優勢」獲得の重要性や実行可能性への疑念がある。
●AIlvin米空軍参謀総長や Slife副参謀総長が明言しているように、低高度を支配する無人機による空襲で、70年ぶりに米国人が死亡する時代を迎え、米空軍は「従来のように航空優勢を常続的に維持するのはコスト面で不可能」との認識に至って戦闘機投資の優先度再検討中で、Kendall 空軍長官は当初「F-35の3倍」のコストを見込んでいたNGADに関し、「F- 35より安価に」と発言し始めている。
●海外への戦力投射を主目的とする米空軍と、日英伊空軍が戦闘機に期待する役割は完全に一致するわけではないが、無人機以前から課題となっている各種弾頭&巡航ミサイル対処(極超音速兵器を含む)、サイバー戦、電子戦、宇宙を巡る攻防など、安全保障上の軍事脅威は戦闘機が担う範囲をはるかに超えて拡大しており、戦闘機への投資は再検討されるべき
●特にF-35 導入を決めてしまった国(日英伊を含む)は、今後30年以上にわたり膨大で脅威にミスマッチな経費負担に苦しむことが確定しており、早急に次世代戦闘機開発を見直し、脅威の変化を正面から見つめ直すべき。 以上です
次世代制空機 NGAD の再検討関連
「NGADはF-35より安価に」→https://holylandtokyo.com/2024/09/19/6351/
「再検討の方向性」→https://holylandtokyo.com/2024/09/10/6315/
「数か月間保留する」→https://holylandtokyo.com/2024/08/06/6185/
「価格低減が必須」→https://halylandtokyo.com/2024/07/19/6083/
「NGAD の将来は不透明」→https://holylandtokyo.com/2024/06/18/6040/
航空優勢に関する議論
「ドローンでヘリ撃墜の衝撃」→https://holylandtokyo.com/2024/08/29/6213/
「不可能だし必要もない」→https://holylandtokyo.com/2024/06/07/5938/
「初の対無人機の防空兵器消耗戦」→https://halylandtokyo.com/2023/01/2714220/
「戦闘機による制空の時代終焉」→ https://holylandtokyo.com/2022/02/09/2703/
日英伊戦闘機 GCAP 開発
「日英伊がやっと合意」→https://holylandtokyo.com/2023/12/18/5352/
「英伊が日恫喝:逃げるな!」→https://holylandtokyo.com/2023/02/14/4299/
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