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国防省がロケット海上打ち上げ企業選定 [サイバーと宇宙]

混雑する陸上打ち上げ基地を補完
衛星や貨物の緊急打ち上げや宇宙輸送に
海上パッドからロケット4基発射成功済
2023年5月にメキシコ湾で各種認可含むデモ試験

Spaceport Company.jpg5月28日、米国防省の革新的技術導入を担うDIU(Defense Innovation Unit)が、地上ロケット打ち上げ施設のスケジュール混雑が問題化する中、衛星の緊急打ち上げやロケットによる地対地や地対宇宙の貨物輸送などのロケット打ち上げ所要に対応する「海上ロケット発射プラットフォーム:sea-based launch platform」提供企業に、ヴァージニア州に根拠を置く「The Spaceport Company」を選定したと発表しました

DIUは「Novel Responsive Space Delivery」との取り組みの一環で、即応性と精度に優れた衛星打ち上げ能力を提供してくれる企業開拓と試作を目指しており、海上発射プラットフォームには「赤道近傍からの発射能力を向上させるとともに、機敏な発射を可能にし、交通量の多い空域を回避する重要な機能」を期待して、2023年6月に企業募集を開始していたとのとです。

Spaceport Company2.jpgこの企業提案募集に対し、関係企業から多くの関心が寄せられたようですが、2023年5月に既に自社で「Sea-Based Launch Platform」コンセプトを実証し、メキシコ湾上の浮かんだ移動式発射台から4つのペイロード打ち上げに成功するだけでなく、

海上打ち上げに関する連邦航空局や沿岸警備隊への許可申請、立ち入り禁止の周知、打ち上げ時の周辺監視、侵入船舶等への対応、不足事態への対応体制確保などなど、打ち上げに関する様々な付随業務面でも円滑な運用が遂行可能であることを実証済の「The Spaceport Company」が、まず第1弾として選ばれたとのことです

sea-based launch.jpgDIUは他の興味深い提案を出している企業にもチャンスを与え、「The Spaceport Company」との競争環境を設けたい意向で、民間の能力を利用して、ロケット利用の地球上のある地点から別の地点へ、軌道上の 2 つの衛星間、または宇宙のある場所から別の場所へ貨物輸送を可能にして、

「Novel Responsive Space Delivery」の狙いの一環である、世界中に貨物を迅速に輸送し、動的な打ち上げと軌道上での運用を通じて宇宙でのリアルタイムの脅威に対応することを目指す、と5月28日の契約発表声明でDIUは述べています
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sea-based launch2.jpg表面的な記事紹介で恐縮ですが、宇宙分野には次々と新興企業が参入し、様々なアイディア実現に果敢に挑戦している様子が伺え、米国の底力を感じます。

ただ軍事における民間企業の役割の拡大に関しては、有事における民間企業の役割分担を、国家としてどのように整理するかが大きな課題であり、宇宙軍や米国防省の采配に今後も注目して行きたいと思います

衛星緊急打ち上げや宇宙輸送関連
「次のステップVictus Hazeへ」→https://holylandtokyo.com/2024/03/12/5622/
「第1弾Victus Nox成功」→https://holylandtokyo.com/2023/09/22/5057/
「DIUが宇宙輸送企業選定へ」→https://holylandtokyo.com/2023/07/10/4819/
「宇宙物量輸送で世界中に1H以内で」→https://holylandtokyo.com/2020/10/23/439/

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