ウクライナによるロシア兵捕虜への「両親作戦」 [安全保障全般]
以前から準備していたのか?
あまりにもタイムリーな別名「お父さん、お母さん作戦」
ウクライナに侵攻しているロシア兵の士気の低さを指摘する報道が相次ぎ、ウクライナ国連大使が国連総会の緊急特別会合で紹介した、戦死直前の若いロシア兵士が母親に送ったSNSメッセージが世の涙を誘っています。
ご存じの方も多いかと思いますがその内容は、
兵士:「ママ、もうクリミアにはいないんだ。演習はしていないんだ」
母親:「それならどこにいるの?パパが荷物の送り先を知りたがっているの」
兵士:「ママ、ウクライナにいるんだよ。本当の戦争が起きている。怖いよ。僕らは町中を爆撃している。市民でさえ標的にしている」
「歓迎されるって聞かされていたのに、皆、自分を装甲車の下に身を投げ出して僕らを通さないようにしている。僕らのことをファシストと呼んでいる。ママ、本当にきついよ・・・」
そんな中、ウクライナ当局による「作戦」が注目を集めていると1日付雑誌Friday電子版が紹介しています。
その作戦名は『お父さん、お母さん作戦(両親作戦)』
●ウクライナ当局によると、多くのロシア兵の装備は劣悪で、まともな訓練も受けていない兵士もいるそうだ。中には10代の若者もいたと発表している。
●ウクライナ軍は捕虜となったロシア兵に、食事や水を与え極力丁重に接している。おびえる兵士に、優しい言葉をかけることもあるとか。
●更に、ウクライナが徹底しようとしているのが、「お父さん、お母さん作戦(両親作戦)』。ロシア兵に対し、故郷の両親へ電話することも勧めている。
●戦地で父親や母親と話せば、自分たちがいかにツラい状況にあるかを伝え、早く帰りたい、会いたいと訴える。兵士たちとロシア国民に厭戦気分が広がるのも当然。
●ウクライナ当局は、捕虜となったロシア兵を、ロシアの家族が検索できる特別なサイトも作っているという。
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「捕虜となったロシア兵をロシアの家族が検索できる特別なサイト」開設のような迅速な行動がとれるのは、2014年以降ロシアの「ハイブリット戦」と戦ってきたウクライナ当局の逞しさでしょうか。
上記のような報道が増えていますが、米国のシンクタンクは、ロシア軍側に立て直しの動きが見られることや、「制空権」がロシア側に完全に落ちる可能性も指摘もしており、ウクライナ側の補給路も先細りな中、油断を許さない状況のようです
例えば日本のメディアが2日付で、米国防省が「5日以内に首都・キエフが陥落する可能性が高い」と分析していると報じるなど、現実は甘くないようです。
ウクライナに関する軍事的な視点
「欧州諸国からウクライナへの武器提供」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2022-03-01
「ウ軍のレジスタンス戦は功を奏するか?」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2022-02-27
「ウ紛争の最初の一撃は宇宙で!?」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2022-02-17
「ウで戦闘機による制空の時代は終わる?」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2022-02-08
ロシアの電子戦に驚愕の米軍
「東欧中東戦線でのロシア軍電子戦を概観」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-06-09-1
「ウクライナの教訓」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-05-08
「露軍の電子戦に驚く米軍」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-08-03-1
「ウクライナで学ぶ米陸軍」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-04-02
応援お願いします!ブログ「東京の郊外より」支援の会
→https://community.camp-fire.jp/projects/view/258997
ブログサポーターご紹介ページ
→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2020-04-16-1
あまりにもタイムリーな別名「お父さん、お母さん作戦」
ウクライナに侵攻しているロシア兵の士気の低さを指摘する報道が相次ぎ、ウクライナ国連大使が国連総会の緊急特別会合で紹介した、戦死直前の若いロシア兵士が母親に送ったSNSメッセージが世の涙を誘っています。
ご存じの方も多いかと思いますがその内容は、
兵士:「ママ、もうクリミアにはいないんだ。演習はしていないんだ」
母親:「それならどこにいるの?パパが荷物の送り先を知りたがっているの」
兵士:「ママ、ウクライナにいるんだよ。本当の戦争が起きている。怖いよ。僕らは町中を爆撃している。市民でさえ標的にしている」
「歓迎されるって聞かされていたのに、皆、自分を装甲車の下に身を投げ出して僕らを通さないようにしている。僕らのことをファシストと呼んでいる。ママ、本当にきついよ・・・」
そんな中、ウクライナ当局による「作戦」が注目を集めていると1日付雑誌Friday電子版が紹介しています。
その作戦名は『お父さん、お母さん作戦(両親作戦)』
●ウクライナ当局によると、多くのロシア兵の装備は劣悪で、まともな訓練も受けていない兵士もいるそうだ。中には10代の若者もいたと発表している。
●ウクライナ軍は捕虜となったロシア兵に、食事や水を与え極力丁重に接している。おびえる兵士に、優しい言葉をかけることもあるとか。
●更に、ウクライナが徹底しようとしているのが、「お父さん、お母さん作戦(両親作戦)』。ロシア兵に対し、故郷の両親へ電話することも勧めている。
●戦地で父親や母親と話せば、自分たちがいかにツラい状況にあるかを伝え、早く帰りたい、会いたいと訴える。兵士たちとロシア国民に厭戦気分が広がるのも当然。
●ウクライナ当局は、捕虜となったロシア兵を、ロシアの家族が検索できる特別なサイトも作っているという。
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「捕虜となったロシア兵をロシアの家族が検索できる特別なサイト」開設のような迅速な行動がとれるのは、2014年以降ロシアの「ハイブリット戦」と戦ってきたウクライナ当局の逞しさでしょうか。
上記のような報道が増えていますが、米国のシンクタンクは、ロシア軍側に立て直しの動きが見られることや、「制空権」がロシア側に完全に落ちる可能性も指摘もしており、ウクライナ側の補給路も先細りな中、油断を許さない状況のようです
例えば日本のメディアが2日付で、米国防省が「5日以内に首都・キエフが陥落する可能性が高い」と分析していると報じるなど、現実は甘くないようです。
ウクライナに関する軍事的な視点
「欧州諸国からウクライナへの武器提供」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2022-03-01
「ウ軍のレジスタンス戦は功を奏するか?」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2022-02-27
「ウ紛争の最初の一撃は宇宙で!?」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2022-02-17
「ウで戦闘機による制空の時代は終わる?」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2022-02-08
ロシアの電子戦に驚愕の米軍
「東欧中東戦線でのロシア軍電子戦を概観」→https://holyland.blog.so-net.ne.jp/2018-06-09-1
「ウクライナの教訓」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2017-05-08
「露軍の電子戦に驚く米軍」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-08-03-1
「ウクライナで学ぶ米陸軍」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-04-02
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