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640名ではなく823名もC-17輸送機は乗せていた! [米空軍]

2013年のマニラ脱出便の670名越えの新記録
当初は640名と発表も、子供183名を追加発表

C-17 Afgan 823.jpg20日米空軍は、8月15日にアフガン避難民をカブール空港からカタールに輸送したC-17輸送機に搭乗していた人数が、当初発表の640名ではなく、823名だったと訂正発表しました。

コールサイン「Reach 871」で同日の避難民輸送に従事した輸送機機内の画像は、アフガニスタンの混乱状況を示す象徴的な写真として「フェイク版」(左写真は米空軍公式版)も含めてSNS上で拡散されましたが、実際に登場していた人数が従来の記録670名を大幅に上回ったことで、現地の混乱ぶりが伝わってきます

米軍事メディアによれば、当該C-17は多数の避難民を搭乗させる予定ではなかったが、押し寄せる人波に搭乗させるしかないと判断して受け入れたとのことですが、管制塔との交信で「約800名」と機長から伝えられた管制官が「Holy cow!:なんてこった!マジか?」と思わず叫んだとのエピソードも添えられています

C-17 vihecle.jpg性能上からすると、C-17輸送機の最大搭載量は77トンで、C-130輸送機の19トンや日本製C-2輸送機の35トンよりはるかに大きいですが、戦闘車両3両又は攻撃ヘリ3機、最大兵装の兵士であれば170名搭載可能とカタログ上はなっており、「Reach 871」の機長がどうして離陸可能と判断したかは不明です

米空軍輸送コマンドによる20日の発表によれば、到着地のカタールで避難民をバスで機体から輸送した際、バスの座席計640席で輸送できたので640名と発表していたが、大人の膝の上に乗っていた子供183名をカウントしていなかったとのことで、後に正確に把握して823名となったようです。現場の混乱ぶりが伺えます

C-17 Manila.jpgちなみに従来のC-17輸送機の輸送人数記録は、2013年に台風に襲われたフィリピンのマニラから避難民を輸送した670名で、その記録を150名以上更新したことになりました

マニラ便(写真上)とアフガン便の機内写真をご紹介していますが、アフガン発の便の詰め込み具合が尋常でないことを感じていただけると思います

米国から日本に対し、アフガンからの避難民輸送支援の要請があり、自衛隊に丸投げされそうな勢いですが、隊員が万全の体制で安全を確保しつつ行動できる法整備も行わず、世論の圧力を利用する政府や政治家のやり方には怒りを禁じえません。

「640名」との数字が各種メディアで使用されていますが、「823名」が正しいことを速報させていただきます!!!

川崎重工製のC-2がNZ航空ショーで人気!?
アフガンへ邦人脱出空輸のため派遣
「日本製C-2輸送機が海外で人気?」→https://holyland.blog.ss-blog.jp/2019-03-29-2

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