わずか12㎏の兵器搭載地上ロボット [ちょっとお得な話]
Risk the Dogo; not personnel
8日付Defense-News記事が、イスラエルの小企業が開発したわずか12㎏で武器発射可能な地上走行ロボット「Dogo」を紹介しています。
前線兵士が持ち運べ、多少の悪路や障害物に対応可能で階段も登れ、この大きさで14発の9mm弾をカメラ照準で遠隔操作発射できる優れものです。
イスラエル警察やイスラエル国防省の研究開発部門からの要望を取り入れつつ、テロリスト対処を念頭に製造され、既に多様な環境で試験を行っており、「数千発の弾丸発射」も行っているとのこと。
既にイスラエル国内のみならず海外でもデモンストレーション活動を開始しているが、来月開催される世界最大規模の軍事見本市であるパリ「Eurosatory Exhibition」で、本格的な販売活動を開始する模様です
百聞は一見にしかずで約4分の宣伝映像を
8日付Defense-News記事によれば
●ロボット「Dogo」を製造するのは、イスラエル南部に本拠を置く社員15名ほどの企業「General Robotics Ltd.」で、CEOはかつてイスラエル国防省の研究開発副部長を務めたUdi Gal退役大佐である
●「Dogo」は8つのカメラ(6つは360度監視用で、残り2つは兵器照準用)備え、一般的な「Glock 26 9mm拳銃」を内部に格納して14発の銃弾を、操作用の市販タッチパネルで発射できる
●これまで世に出ている小型地上ロボットは、小型でも武器が搭載できないか、搭載できても重量が250㎏を超えるようなものだったが、「Dogo」は世界で初めての小型戦術戦闘ロボットとなろう
●CEOの息子である副CEOは、「市場にあるロボットで目標との交戦を前提に設計されたものはこれまで存在しなかった」とアピールしている
●「Dogo」は9㎜ピストルのほかにも、非致死性の兵器である「目くらましスプレイ」等々を搭載でき、また搭載されたマイクとスピーカーを用い、捜査員が遠隔でテロリストなどと映像で状況を確認しながら音声で交渉可能でもある
●バッテリー装備で約4時間は連続運用が可能で、一人で持ち運び可能ながら階段や軽易な障害物を克服可能であるが、CEOは「ソフト開発等においては安全性に最も重視して開発した」と説明している
●元イスラエル軍の高級将校によれば、CEOのUdi Gal退役大佐はイスラエルではよく知られたカメラや映像処理の専門家で、その数十年にわたる活動で創造性と開発力は証明済みであるとのこと
●同CEOは、別会社ODF Optronicsで世界初の「投げ込み可能」なロボットなどを開発した実績があり、世界の警察や軍の特殊部隊に提供している
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映像をご覧いただければお分かりのように、有りそうでなかった小型ロボットなのでしょう。価格に関する情報が記事にはありませんが、比較的購入しやすい価格だろうと想像します
どれくらいの音を立てて動くのかも気になります。
一見して、兵器を搭載しているように見えないのもポイントかもしれません。
相手を油断させておいて、死んだふりをさせておいて、子供のおもちゃに見せかけて・・・いきなり・・・なんて作戦もあるかもです
映像で見るシリーズ
「防空&ミサイル防衛の融合IAMD」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-05-27-2
「威力強烈:AC-130」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-02-06
「CASの歴史を学ぶ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-19
「イメージ中国軍の島嶼侵攻」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-06
「泣ける:帰還兵士と犬との再会」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-05
「レーザー兵器試験@ペルシャ湾」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-12-13
映像で5つの視点から学ぶ
「火炎放射器」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-04-11-2
「負傷者救出ヘリ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-03-07
「B-2爆撃機」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-03-01
「AK-47ライフル」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-02-28
「原子力潜水艦」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-02-07-1
8日付Defense-News記事が、イスラエルの小企業が開発したわずか12㎏で武器発射可能な地上走行ロボット「Dogo」を紹介しています。
前線兵士が持ち運べ、多少の悪路や障害物に対応可能で階段も登れ、この大きさで14発の9mm弾をカメラ照準で遠隔操作発射できる優れものです。
イスラエル警察やイスラエル国防省の研究開発部門からの要望を取り入れつつ、テロリスト対処を念頭に製造され、既に多様な環境で試験を行っており、「数千発の弾丸発射」も行っているとのこと。
既にイスラエル国内のみならず海外でもデモンストレーション活動を開始しているが、来月開催される世界最大規模の軍事見本市であるパリ「Eurosatory Exhibition」で、本格的な販売活動を開始する模様です
百聞は一見にしかずで約4分の宣伝映像を
8日付Defense-News記事によれば
●ロボット「Dogo」を製造するのは、イスラエル南部に本拠を置く社員15名ほどの企業「General Robotics Ltd.」で、CEOはかつてイスラエル国防省の研究開発副部長を務めたUdi Gal退役大佐である
●「Dogo」は8つのカメラ(6つは360度監視用で、残り2つは兵器照準用)備え、一般的な「Glock 26 9mm拳銃」を内部に格納して14発の銃弾を、操作用の市販タッチパネルで発射できる
●これまで世に出ている小型地上ロボットは、小型でも武器が搭載できないか、搭載できても重量が250㎏を超えるようなものだったが、「Dogo」は世界で初めての小型戦術戦闘ロボットとなろう
●CEOの息子である副CEOは、「市場にあるロボットで目標との交戦を前提に設計されたものはこれまで存在しなかった」とアピールしている
●「Dogo」は9㎜ピストルのほかにも、非致死性の兵器である「目くらましスプレイ」等々を搭載でき、また搭載されたマイクとスピーカーを用い、捜査員が遠隔でテロリストなどと映像で状況を確認しながら音声で交渉可能でもある
●バッテリー装備で約4時間は連続運用が可能で、一人で持ち運び可能ながら階段や軽易な障害物を克服可能であるが、CEOは「ソフト開発等においては安全性に最も重視して開発した」と説明している
●元イスラエル軍の高級将校によれば、CEOのUdi Gal退役大佐はイスラエルではよく知られたカメラや映像処理の専門家で、その数十年にわたる活動で創造性と開発力は証明済みであるとのこと
●同CEOは、別会社ODF Optronicsで世界初の「投げ込み可能」なロボットなどを開発した実績があり、世界の警察や軍の特殊部隊に提供している
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映像をご覧いただければお分かりのように、有りそうでなかった小型ロボットなのでしょう。価格に関する情報が記事にはありませんが、比較的購入しやすい価格だろうと想像します
どれくらいの音を立てて動くのかも気になります。
一見して、兵器を搭載しているように見えないのもポイントかもしれません。
相手を油断させておいて、死んだふりをさせておいて、子供のおもちゃに見せかけて・・・いきなり・・・なんて作戦もあるかもです
映像で見るシリーズ
「防空&ミサイル防衛の融合IAMD」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-05-27-2
「威力強烈:AC-130」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2016-02-06
「CASの歴史を学ぶ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-19
「イメージ中国軍の島嶼侵攻」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-06
「泣ける:帰還兵士と犬との再会」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-09-05
「レーザー兵器試験@ペルシャ湾」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-12-13
映像で5つの視点から学ぶ
「火炎放射器」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-04-11-2
「負傷者救出ヘリ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-03-07
「B-2爆撃機」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-03-01
「AK-47ライフル」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-02-28
「原子力潜水艦」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-02-07-1
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