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元祖ステルスF-117を約50機飛行可能で保管中 [米空軍]

知りませんでした・・・!!

F-117-4.jpg6日付米空軍協会web記事によれば、現在もネバダ州砂漠の中にある米国の試験飛行場の中で約50機のF-117が「必要なときには再利用可能な状態」で空調管理された屋内で保管されている模様です。

そしてこの措置を命じた2007年の法律を廃止する提案が下院軍事委員会からなされ、成立すれば、「航空機の墓場」として知られるアリゾナ州の基地にF-117が移される可能性がある模様です

2年ほど前に、ネバダ州の「Tonopah試験場」で飛行するF-117らしき機体が目撃され、SNS上で謎が謎を呼ぶ騒ぎがありましたが、「保管措置」が公表されていたかどうかは不明ながら、ひっそりと目的を持って管理されていたようです

2年前の記事
なぜ今も元祖ステルス機F-117が飛行するのか?
http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-10-28

6日付米空軍協会web記事によれば
F-117.jpg●下院軍事委員会の2017年度国防授権法案は、2007年の同法が定めた、F-117を将来必要が生じた際に再使用可能な状態で保管することを定めた条項を削除することを求める
F-117は米空軍最初のステルス攻撃機であり、湾岸戦争で衝撃的なデビューを飾った機体だが、2008年4月に引退していた

50機以上存在した機体の大半は、ネバダ州にある「Tonopah試験場」内にある空調のきいた格納庫内で保管されており数機が定期的に飛行して再運用が可能なように訓練していた
●同法案が決定された場合でも、保管されているF-117が「航空機の墓場:boneyard」であるアリゾナ州のDavis-Monthan基地に移されるかは不明である

●しかし、仮に同基地に移送されて屋外に野ざらしで駐機されることになれば、熱や太陽光によりステルス塗装は損なわれる等、再使用することは不可能になるだろう
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F-117-2.jpg2014年に「Tonopah試験場」で飛行するF-117らしき機体が目撃された際は、ステルス性の耐久性や機体構造材の疲労度を確認する検証ではとか、無人機バージョンが検討されているのではとか、種々の噂が飛び交いましたが、ちゃんと法に基づき措置されていたということでしょうか・・・。

「謎が謎でなくなる」のは寂しい気もするのですが、一時代を築いた機体ですので、いろんなところで展示したりしてほしいです(既にスミソニアン航空宇宙博物館にはあるようですが)

2年前の記事
なぜ今も元祖ステルス機F-117が飛行するのか?
http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-10-28

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