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F-35「大本営」が2015年の成果発表 [亡国のF-35]

F-35 Bogdan.jpg21日付で米国防省F-35計画室が、Lockheed Martin社と共同声明の形で2015年の成果を1枚の紙でプレスリリースしています。
2015年に45機を予定通り製造し、これまでの製造した運用可能機数は154機となり、試験等の総飛行時間は45000時間を超えたとアピールしています

ロッキードのLorraine Martin担当責任者(来年交代予定)は「2015年製造予定の45機を生産し、昨年の36機から25%増産できたことは、ますます安定度と成熟度を増すF-35計画の現状を明示的に表現している」と順調振りを強調しました

一方で、お馴染みBogdan国防省F-35計画室長(空軍中将)は「2015年の製造を計画通り達成でき、今後予期している目覚ましい急増産に向けた準備が出来ていることを示す重要な一つのステップである」と表現しています

具体的に45機の内訳は
• 26 F-35A - 米空軍
• 2 F-35A - ノルウェー空軍の最初の2機
• 1 F-35A - イタリア空軍用の初号機
8 F-35B - 米海兵隊
8 F-35C - 米海軍と米海兵隊

持ち主とは別に45機の行き先は
• 17 - Luke空軍基地アリゾナ州(外国機も含む)作戦運用訓練を実施
• 8 - Beaufort海兵隊航空基地SC州
• 8 - Eglin空軍基地フロリダ州 操縦等基礎訓練を実施
• 5 - Hill空軍基地ユタ州 2016年8月以降にIOC宣言予定
• 7 - Nellis空軍基地ネバダ州 作戦運用試験と評価を実施
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F-35 fix.jpgBogdan室長の言葉を原文で引用すると
「Meeting aircraft production goals is a critical stepping stone in demonstrating the program is ready for the expected significant ramp-up」であり、「一つのステップ」や「予期される大増産」との表現に見られる「慎重さ」が特徴です。

成果は「紙1枚」ですが、懸念や心配事項を書き出したら「紙10枚」でも収まらないと思います。

「F-35の問題や課題一覧」
http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-12-17

戦闘機にだけ投資の大問題
「悲劇:F-3開発の動き」 →http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-03-18
「戦闘機の呪縛から脱せよ」→http://crusade.blog.so-net.ne.jp/2013-04-16
「脅威の本質を見極めよ」→http://crusade.blog.so-net.ne.jp/2012-10-08

タグ:F-35
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