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空軍JSTARSと海軍P-8が海で画期的コラボ [Joint・統合参謀本部]

海空ISRアセット協力の新境地を「海で」

JSTARS5.jpg27日付米空軍web記事が、ジョージア州にある第116航空管制航空団が運営する「Air Dominance Center」を中心に実施された統合の航空アセット演習「Boars Nest Large Force Exercise」で初めて米空軍JSTARSと米海軍P-8が海上目標対処で協力した模様を紹介しています

米空軍部隊が中心になっているので、普通は「空対空戦闘」を中心とした訓練が行われているようですが、「空対艦戦闘」の視点を取り組むことにより、新たな可能性発見につながった模様です

27日付米空軍web記事によれば
8月18-20日の間に実施された同演習には、上記2アセットだけでなく、空軍のF-22やF-35、海兵隊のFA-18など、55機種と22の関連部隊が参加した模様で、「現有アセットを不断と異なる様々な演習に取り込むことで、全体戦力アップの可能性を探求する」ことを長期的目標としています

P-8.jpg●同演習の中心的計画担当者であるGibbs空軍大尉は、「米空軍JSTARSと米海軍P-8(のコンビ)が、海上目標の探知、追尾、識別分類に驚くべき能力を発揮することが、本演習で明らかになった」と述べた
●また本演習でP-8に搭乗する機会を得たJSTARS搭乗員2名は、「P-8に搭乗することで、その搭乗員と多くの意見交換が出来、お互いに情報共有することが出来た」と語っている

●JSTARS搭乗員であるEllis中佐は、「本演習間、JSTARSとP-8が相互に補完するように運用し、広大な海面で海上目標を探知し、敵か味方か中立目標かを判別することを試みた」、「2アセットの共同能力を生かすことで、敵海上目標を判別して阻止するまでの時間が大幅に短縮された」と振り返った
●本演習では、もう一つ新たな側面が加わっている。海兵隊のFA-18が、JSTARSが統制する海上目標攻撃部隊の空中指揮官を務めたのだ。
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JSTARSは「地上目標用のAWACS」とも呼ばれ、航空機搭載の地上監視レーダーのセンサー情報に高度な状処理を行い、地上目標のデーターベースと照合して敵見方の識別や車種判定を行う作戦機です

p-1.jpgどの資料を見ても「地上目標」を対象としたアセットで、海面でどのような能力を発揮するのか興味深いところです。
J-8型JSTARSは旅客機B707ベースの大型ですが、検討が始まった後継機はビジネスジェット型追求です。

日本製対戦哨戒機P-1と、JSTARS後継機の組み合わせはどうなんでしょうか。全く基礎知識がありませんが、勝手に期待しておきます

関連の記事
「JSTARS後継選定の動き」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-08-11
「日本製P-1が海外で人気!?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2015-06-18

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