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米海軍もC-2後継でオスプレイ導入へ [Joint・統合参謀本部]

osprey-marine.jpg14日付Defense-Techが、米海軍と海兵隊が協議し、米空母への物資輸送のためC-2A輸送機の後継としてオスプレイ(HV-22)を導入することを決心したと報じています

海兵隊は2007年から、米空軍は2009年からオスプレイをそれぞれ独自に改良して導入していますが、海軍もついに決断したようです

14日付Defense-Techによれば
海軍長官と海軍作戦部長(米海軍人トップ)と海兵隊司令官の間で「覚書」が作成され、2018予算年度から2020年度に掛け、毎年4機のオスプレイを1機約80億円で導入することで合意した
●本計画は、来月議会に提出される2016年度予算案として、議会の承認を受ける必要がある

Greenert china.jpg●「覚書」によれば、海軍はV-22オスプレイを艦艇用のHV-22に改修する責任を負う事になっている。なお海兵隊用はMV-22、空軍用はCV-22と呼ばれている
●HV-22が任務を引き継ぐC-2Aは、60年代から任務に就いており、空母に人員や物資を輸送する役割を担ってきた。

オスプレイの生産ラインを維持するため、海兵隊と製造企業のベル社は海外への売り込みを盛んに行っており、多くの国が関心を示している
米陸軍は当初V-22のようなティル・ロータ形式の輸送機に消極的だったが、イラクやアフガンでの活躍で評価が激変し、陸軍は将来の輸送システム検討で同形式の複数の案を検討している
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記事の読者コメントには、C-2Aと比較して「輸送量が小さい」、「大きな物資が搭載できない」、「上昇高度が劣りリスク有り」、「航続距離も減り、空中給油への依存が心配」等々の懸念が示されています
これらについては、海軍等の考え方を注目していきましょう。

osprey v-22.jpgオスプレイは、海兵隊CH-46ヘリの後継として1980年代に計画がスタートした航空機ですが、開発中の度重なる事故により30名の命を奪った過去を持っています
一時は、チェイニー国防長官が計画中止を試みましたが、議会の反対により生き残った航空機です

それが今では、300機以上が運用される大ヒットに成っています。日本の皆様も、冷静に見ていただきたいものです

オスプレイに関する過去記事
「ミサイル発射試験」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-12-14
「日本がオスプレイ導入決定」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-11-19
「オスプレイ整備拠点で日韓対決」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2014-08-14

「イスラエルへ海外初輸出」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-11-02
「少なくとも100機海外で売る」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-06-19
「航空ショーで大人気オスプレイ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-06-19

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