SSブログ

仏特殊部隊が「空飛ぶ車両」を! [ちょっとお得な話]

Flying Car.jpg仏軍と仏ベンチャー企業Vaylonが組んで、ハンググライダー形式のバギー型車両「Pegasus」を開発しています。既にプロトタイプが2013年12月に納入され、今後ペイロードを増やした本格生産型の検討に入り、2015年にはフル生産を目指すとか

007のジェームズ・ボンドが、約40年前に映画の中でハンググライダー潜入を試みたようですが、仏特殊部隊がスケールアップして装備化を目指します。Vaylon社は輸出も視野に入れ、昨年後半から各種軍事展示会に出品を始めているようです。

4月30日付Defense-Newsによれば
●2013年1月に仏特殊部隊はソマリア内で人質になった特殊工作員の救出を試みた。しかしヘリを使った仏軍作戦は、ヘリの爆音に気がついた武装勢力に阻止されることとなった。この経験が隠密里に潜入可能な航空アセットのニーズを生んだ

●2010年頃から「Pegasus」開発を始めていたVaylon社の売り込みを受け、仏国防省は当初2年計画の開発に600万円を投資、2012年12月にプロトタイプ製造を約2600万円で発注、2013年12月に軍が受領して空軍基地で試験が行われている
●開発段階では、仏国防省の他に、国が運営するベンチャー投資機関からの資金も活用されている

Pegasusのプロモーション映像


●同社は偵察、人質救出、輸送、物資投下を「Pegasus」の任務に想定しているが、どのような装備を搭載するかは仏特殊部隊の検討を待っている。機関銃、ロケット弾、軽ミサイル等が考えられる
●プロトタイプは2人乗りだが、座席を減らして装備と搭載したり、搭載可能重量を増やして2~300kgにする計画もある。

●「Pegasus」は時速60-80kmで3時間連続飛行が可能。離陸滑走には50-100m必要だが、着陸は10m以内で可能。高度3000m程度は飛行可能。
●本格生産以降の市場価格は1機1000万円を想定し、飛行時間当たりの維持経費は7000円程度と見積もられている

Flying pegasus.jpg●Vaylon社は市場開拓にも取り組んでおり、2013年11月には仏国防省主催の展示会の入り口に展示、5月6日からのヨルダンでの特殊部隊装備の展示会や、6月16日からの仏Eurosatory展示会にも出品される
///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

子供の頃、こんな乗り物があったらいいなぁ・・と空想していた車が、1000万円で買えるとは
でもこれで戦場に行けと言われても・・・ちょっと不安になります。気象条件の制約が多そうですし・・・

フランス人のベンチャー精神と、伝統ある仏特殊部隊の「お手並み拝見」としておきましょう・・

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0