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米が欧州とISRや空中給油や空輸で協力模索 [米空軍]

Grant1.jpg米空軍省の国際関係担当次官補が、欧州諸国と協力してISRや空中給油や空輸分野の「consortium」を結成し、運用コストや移動時間の短縮による効率化を考えていると述べました。

米空軍は史上最小レベルの規模になるが、最も能力ある空軍であり続ける。しかし全世界はカバーできないので分担しよう・・・との呼びかけのようです

またFMSで米国製兵器を沢山販売し、国際関係を強化したいとの本音ベースの話も、普通に淡々と訴えています。なりふり構わず・・・

3月31日付DODBuzzによれば
C-17-2.jpgHeidi Grant国際関係担当次官補は、ISRや空中給油機の「consortium」も考慮していると語った。戦略的な位置にISR機や給油機を配備し、「consortium」を構成する複数の国が経費を分担しつつ、その恩恵にあずかる仕組みである

●既に実績のある「consortium」の例として、2008年からハンガリーに配置されている3機のC-17輸送機を念頭に置いている。このC-17は12ヶ国からなる「consortium」で維持運用されている
●12ヶ国には、米国のほか、Bulgaria, Estonia, Finland, Hungary, Lithuania, Netherlands, Norway, Poland, Romania, Slovenia, Swedenが含まれている

●Grant次官補は、米空軍予算が縮小され小型化する中で、このconsortiums、同盟国等との戦略的パートナー関係やFMSは、今後数年より重要性を増すだろうと語った
●同次官補は「米空軍は史上最小レベルの規模になるが、最も能力ある空軍であり続ける。しかし全ての人道支援を行える能力を持ち得るだろうか? 米国が出来ないなら、誰がISRや給油を行うのか?」と問いかけた

欧州でのISR- consortiumsは、NATOが既に規定している枠組みを上回り超えるものを想定している
●同時にGrant女史は、FMS推進によるパートナーの能力強化の重要性も強調し、それによる米軍需産業基盤の支援の側面も訴えた
例えば、現在26ヶ国がF-16を保有し、70ヶ国がC-130を運用しているのが好例である。またサウジに対し、史上最大規模のFMS契約で84機のF-15戦闘機売却交渉が最終段階だと語った
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Grant2.jpg米国も米国防省も米軍も、予算がないから米軍は小さくなるし、前方展開もローテーションに切り替え(実質削減す)るから、同盟国等はその分の負担を担ってくれ。

また軍需産業の開発力や体力を維持するため、米国製兵器を買ってくれ、と遠慮無く叫ぶようになりました。各軍の次官補レベルになると、本音爆発です。

欧州で米国の肩代わりをお願いし、アジアにその戦力を振り回してくれればよいのですが、展開基盤の確保も難しいし、やっぱりローテーションになるのでしょう
ガイドラインの見直し議論を通じ、この女性次官補さん達がどのような役割を日本に期待しているのか・・・気になるところです。

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