トマホークの貫通力と識別力アップへ [Joint・統合参謀本部]

米軍は、A2AD体制を着々と築き上げている中国対処を念頭に、空軍機用の空対地ミサイルJAASM-ERや空対艦ミサイルLARSM等の長距離攻撃兵器の開発・配備に着手していますが、これは潜水艦の攻撃能力アップを狙ったものかもしれません
14日付defense-Tech記事によれば

●最新の同型トマホークは、目標上空で回遊し、目標イメージを後送可能で、GPS利用で飛行中にコースを変更できる
●新LMEWS弾頭は、バンカーバスターのような効力を付与するもので、強化コンクリート施設攻撃を狙っている。現有弾頭は1000ポンド程度だが、JMEWS弾頭は3500ポンドとなる模様

●開発中の新シーカーは「active」と「passive」両方のセンサーを搭載し、移動目標対処と識別能力を向上させる模様
●「passive」センサーは、目標のレーダー波を探知してその方向にミサイルを誘導する。「active」センサーは、最終段階で電波を発射し、移動中の目標の識別をより正確に行えるようにする
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開発の進度や完成時期が不明ですが、空対地ミサイルJAASM-ERや空対艦ミサイルLARSMと並び、中国の軍事脅威を考えれば当然必要な装備です
同時に、F-35導入と陸自の組織防衛以外、実質なぁ・・んにも考えていない日本が、当然のごとく無視している分野です。
米軍長距離ミサイルファミリーの状況
「空対艦長距離ミサイルLARSM」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-05-19
「LM社が契約:LRASM」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-03-07
「JASSM-ER最終試験」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-08-10-1
「空中発射巡航ミサイルの後継」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-12-12-1
2014-02-18 05:00
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