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韓国がイラクへ軽攻撃機24機輸出へ [安全保障全般]

T-50 Korea.jpg12日、バクダットで行われた調印式で、韓国KAIがイラク国防省と24機の練習機・軽攻撃機T-50IQを生産売却する契約を結びました。契約には機体価格1100億円と25年間の維持整備及び教育契約1000億円が含まれている模様です
イラクには、2016年から17年に納入されるようです

このイラク政府の決定前には、4機種による機種選定がありました。T-50以外には「Hawk-128」「Yak-130」「L-159」が参戦して争ったようです
T-50IQは練習機とも言えますが、空対空や空対地ミサイルやJDAMを装備して軽攻撃機としても使用できるため、「世界市場で人気を集めている」とKAI報道官は語っています

韓国製T-50(FA-50)のあれこれ
FA-50-2.jpgLockheed Martinと共同開発の亜音速ジェット練習機及び軽攻撃機。GE製のF404エンジンとイスラエル製のEL/M-2032 Pulse Dopplerレーダーを搭載
●韓国空軍もF-5近接航空支援機の後継機として計60機を調達中

インドネシアに16機売却する契約が2011年に成立。同機は米空軍F-38練習機の後継候補(約350機調達予定)にもなっている。
●更にKAIは、T-50をボツワナ、UAE、チリへ売却すべく交渉を行っている。

●KAIはT-50を第4・第5世代機への機種転換が容易な練習機だとアピールし、F-16を36機購入するイラク空軍にも売り込みを行った模様
●KAIは他にも、基礎練習機であるKT-1をインドネシア、トルコ、ペルーに販売している
●またKAIは、世界の市場規模1000機といわれる練習機市場で3割のシェアを確保したいと考えている
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FA-50.jpgかなり強引な「あの手」や「この手」の売り込みを行ったのでは・・・と邪推してしまいますが、Lockheed Martinと共同生産で上手に部品を調達し、国を挙げて輸出産業に仕立てようとの取り組みは見習いたいものです

日本には素晴らしい技術がありますから!

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