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渡り鳥に学び輸送機の燃費向上! [米空軍]

C-17-save.jpg22日、米空軍協会の航空宇宙シンポジウムで米空軍兵站コマンドのBusch副司令官が講演し、渡り鳥の「編隊省エネ飛行」に学ぶ事により、空軍輸送機の燃費向上が期待できると語りました。

民間の航空機は、貨物機を含め編隊で飛行することは希でしょうが、軍用機は緊急時、多数機で行動する事が多いため、特に兵站輸送が一つの鍵になる「西太平洋有事」に向け、更に予算削減対処のため、是非技術を煮詰めて頂きたいものです

Andrew Busch中将は講演で
●米空軍兵站コマンド(Materiel Command)は新たな技術革新のホームベースであり、米空軍のアジア太平洋関与に対しても、戦略的利益や経費節減のため多様なアイディアを部隊に提供してきた
Birds-Travel.jpg●通称$AVE(Surfing Aircraft Vortices for Energy)もそんな一つで、渡り鳥の飛行隊形を真似たC-17輸送機の編隊飛行要領への提案である
空軍内の試験では8%以上の燃料節約が記録されており、アジア太平洋への輸送要求が高まる中、最低限のソフトウェア改修で採用可能な飛行方式であり、大きな可能性を持っている

関連で米空軍研究所が昨年10月発表
●2012年10月11日、空軍研究所(AFRL)が進める$SVEプロジェクトの結果として、「2~3機の航空機が共に飛行することで、鳥が群れで飛ぶ場合のように抵抗を低くすることが出来る」と発表した
自動操縦機能に新たなソフトを組み込むことで、編隊の先頭機が引き起こす「渦気流」に長時間「波乗り」する事が」可能になり、燃料節約に繋がる
●2012年の9月2日から10月2日まで実施された試験では、自動操縦装置が「波乗り」に必要な位置取りを極めて良く制御し、先頭機に4000フィート以下に近づくことなく、約1割の燃料を節約できた

Birds-Tra2.jpg2013年夏には空軍輸送コマンドで
●今年7月中旬、2機のC-17がカリフォルニアの空軍基地とハワイの基地を実任務で往復し、その際「$AVE」の方式を活用して燃料を節約できた
●米空軍輸送コマンドは、本方式採用により年間10億円の経費節減計画を進めており、2桁%の削減を目標にしている
●空軍輸送コマンドの研究者は、来年早々にも他機にも応用できるよう手順や方法を定めたいと語っている。
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小さな事から「こつこつ」と・・の典型です

でも、大空を自由に飛びたい操縦者の本能からすると、長距離を長時間、窮屈な編隊隊形を保ちながら飛ぶのは避けたいんでしょうね・・・
渡り鳥は群れで飛ぶことで「身体で浮遊感」を感じ、自然と隊形を形成するのでしょうが。

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