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イージス艦BMDシステムを地上配備に [米国防省高官]

Iranmissile.jpg8日付DODBuzzが米ミサイル防衛庁(MDA)報道官の発言を紹介し、イージス艦用の弾道ミサイル防衛システムを東欧諸国に地上配備する計画が進んでいると報じています。
具体的には、2015年までにルーマニアで、2018年までにはポーランドでも運用を開始する計画で、既に艦艇で運用実績のあるシステムを活用することで、よりリスクの少ない計画だとMDAの報道官はアピールしています。

8日付DODBuzzの記事によれば
sm3launch.jpg●MDAのRick Lehner報道官は「Military.com」のインタビューに対し、欧州における「Phased Adaptive Approach missile defense」の一環で計画している地上配備のミサイル防衛システムとして、米海軍や同盟国のイージス艦に搭載しているSM-3ミサイル等のシステムを配備すると述べた
●計画では、2014会計年度の第4四半期にハワイのカウアイ射場に地上配備した同システムで発射試験を行い、2015年までにルーマニアで、2018年までにはポーランドでも運用を開始する予定。

●同システムは、SM-3ミサイルの他にAN/SPY-1レーダーを使用し、複数回アップグレード改修されたソフトを用いて弾道ミサイルを発見、追尾、要撃するシステムであり、大気圏外を飛翔するミッドコース段階のICBMも迎撃可能である
ルーマニアには既に実運用されている「SM-3 IB」ミサイルを配備し、ポーランドにはより大型かつ強力で射程距離が長い「SM-3 IIA」ミサイルを配備する計画であると同報道官は述べた

●ロッキードマーチン社のNick Bucci担当幹部は、ルーマニアではミサイル基地の準備が既に始まっていると述べ、更に「地上配備型のイージスシステムの開発は、私が経験したことのない速さで進んでおり、2015年のルーマニア配備に向け全てが傾注されてる」と開発状況を説明している

Aegis Ashore.jpg●2004年から運用されているイージスBMDシステムは改修や性能向上を経て、現在米海軍の28艦艇に装備され、同盟国の日本、韓国、スペイン、豪州、伊、デンマーク等の海軍艦艇が装備している
●大部分の運用中のイージスシステムは「System 3.6 or 4.0」だが、現在「5.0 or 5.1」が開発中で、ルーマニアには「System 5.0」を導入予定である。なお「5.0」は、同時に巡航ミサイルと弾道ミサイル脅威に対処できる能力を持つ予定である

●2001年から実施されている全ての弾道ミサイル防衛システム試験においては、79回の試験のうち、63回で要撃に成功している
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sm3chart.jpg最近の状況を把握していませんが、欧州でのミサイル防衛計画に対しては、ロシアが強硬に反対していたはずです。特に、ICBM迎撃能力があるSM-3となれば、ロシアは黙っていないはずで、本件にロシアがどのように反応するかに注目です。

MDA報道官は、イージス艦を利用したミサイル防衛よりも、地上配備形式が恒久的でかつ経費を節減できるとアピールしています。
専門知識がないため、地上配備のマイナス面を指摘できませんが、脆弱性に加え、ロシアとの関係は今後の課題になるような気がします

「BMDでSM-3とGBIの共通弾頭開発へ」
http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-07-10
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