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中国軍が外国軍との交流活発化 [中国要人・軍事]

中国軍による外国軍との交流活発化を象徴するイベント2つ

6年ぶり!中国海軍艦艇が真珠湾に
最新艦を含む3隻で米海軍との交流促進

China-Hawaii4.jpgChina-Hawaii3 LINYI.jpg







6日、中国北海艦隊所属の3艦艇が6年ぶりにハワイの真珠湾にある米海軍基地を訪問し、3日間の交流行事を開始した。6年前の訪問も9月6日だったとか。
●時期を合わせるように、別行動の中国海軍司令官Wu Shengli大将が米本土を訪問し、9日サンディエゴで米海軍トップの作戦部長と会談し、第3艦隊司令部では中国が初参加する2014RIMPACの打ち合わせを予定、空母カールビンソンや沿岸戦闘艦LCSを訪問するほか、海兵隊基地も研修予定。その後にペンタゴンも訪問する

●寄港した3隻は、6年前にも訪問したルフ級駆逐艦Qingdao (艦番113)の他、昨年12月就役の新鋭艦ジャンカイ級フリゲート艦Linyi (同547) と給油艦Hongzhu(同881)
●3隻は北海艦隊幕僚長が指揮官として行動しており、8月20日に青島を出航後、既に豪州とNZを訪問済みで、真珠湾到着までに16000海里を移動しての親善訪問

China-Hawaii.jpg●6日到着時には、米太平洋海軍司令官を含む関係者が歓迎式に参加、中国側からも米本土より駐米中国大使や駐LA中国領事が駆けつけて、フラダンスと獅子踊りが披露されたようです
●日本人的にちょっと複雑なのは、「リメンバー・パールハーバー」の象徴である戦艦アリゾナ記念碑で、中国関係者と米側司令官が共に献花している大きな写真の公開です。

関連の過去記事
8月末、アデン湾で実施された米中海軍の共同訓練。昨年9月に続き2回目となる訓練では、中国ヘリが初めて米駆逐艦に着艦。中国国営メディアが「改善された米中関係の一つのサイン」と中国包囲網崩しの心理戦を展開
http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-08-27


中国内で外国空軍と初の空中戦訓練
パキスタン空軍が新疆ウイグル自治区に展開

Shaheen 2.jpg●9日付Defense-Newsによれば、9月第1週から3週間にわたる中国パキスタン両空軍による共同演習「Shaheen 2 (Falcon 2)」が、ウイグル自治区の「Hetian Prefecture」で始まった
●同演習は隔年で中パが交互に開催するモノで、前回はパキスタンで2011年3月に実施された

両空軍は訓練の規模や細部、2011年との比較等細部を明らかにしていないが、パキスタンのAP通信は、パキスタン空軍の中国製F-7PGとミラージュ戦闘機が中国に派遣されたと報じている。中国製の新しいJF-17は訓練に参加していない模様

●元パキスタン空軍操縦者によると、訓練拠点の「Hotien airfield」は高度1500mの高地で、かつバリアがないことから参加可能機が限定され、パキスタン空軍にとってはあまりメリットがない。ミラージュはともかく、J-7PGは目視範囲内の戦闘に限定されると述べた
●同じ元軍人は「本演習は、高い能力を有する外国空軍との訓練を通じ、中国空軍の技量を自己評価する機会を与え、種々の運用要領を外国から学ぶ機会を提供するモノだ」と評価している
●更に、最近中国とパキスタン間で多くの協力合意(インド洋に面したGwadar港への道路建設等)が結ばれており、この一環で軍事協力が進展するのは自然だと同元軍人は分析している。

F-7PG-Pakistan.jpg●別のパキスタン軍事専門家も、2011年の同演習に中国はJ-11フランカーを派遣し、F-7PGやMiragesと訓練を行っており、今回の訓練もパキスタン空軍の豊富な経験を最新の技術を学ぶ意味で、中国軍により利益のある訓練だと分析している

●最近、既に10回行われている毎年恒例の両軍総参謀長会談が北京で行われた。軍需装備品の売り買いに関する話も重要な話題だったようである。
パキスタン側は、中国が開発中のJ-20ステルス戦闘機に興味を示したが、資金不足で話は進まなかった。しかし弾薬や電子装備関連では協力関係は発展しており、両国とも関係発展に積極的である
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米中の高官レベルの軍事交流は、秋からスケジュールが詰まっています
中国の姿勢が頑ななままですので、具体的進展は期待できそうもありませんが、中東が不穏な雰囲気の中、アジア太平洋地域でゴタゴタしたくないのが人情でもあり、淡々と行われるのでしょう

ほぼ進展無し。8月19日の米中共同記者会見
http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-08-17

パキスタン空軍との共同演習ですが、こんな設備が不十分な場所で、最新でもない装備で、何を目的に訓練するのでしょうか?
パキスタン空軍は、人員4万人と作戦機400機を保有する航空自衛隊規模の空軍で、最新F-16を約60機やミラージュ180機を保有し、中国との共同開発したJF-17を250機導入する計画を持つ

素人ですが「新疆ウイグル自治区」で訓練をやることに意味があるのでは・・・と考えてしまいます。

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