嘉手納周辺住民は岩国に学べ

16日、米軍岩国基地（山口県）と嘉手納基地は、今年の基地開放イベントを中止すると発表しました。両基地とも「予算の制約のため」と説明し、来年以降の開催も「未定」としています。

岩国基地では1973年から、毎年「子供の日」に「日米親善デー」を開催していました。米軍機の展示や航空ショーなどが人気で、昨年は約28万人（基地発表）が訪れています。過去中止になったのは、2011年の大震災直後と1986年にサミットが開催された時だけです
嘉手納基地では、毎年米国の独立記念日（7月4日）に合わせて「アメリカフェスト」が開かれていましたが、これも中止となっています。

岩国の「日米親善デー」中止に関し毎日新聞は
●「日米親善デー」は米軍機や航空自衛隊のブルーインパルスによる航空ショーが呼び物で、昨年は約28万人が来場した（基地報道部発表）
●同行事は、年間300万人の同市の観光客の1割を占める最大のイベントで、市内のホテルは予約客でほぼ満室となっており、市観光協会は「キャンセル続出は確実」と頭を抱えている。

●市観光協会によると、市内のホテルなどには１年前から予約が入り、前日の４日夜はほぼ満室状態。昨年12月には岩国錦帯橋空港が開港し、今年は一層の集客を狙っていた
●同協会の米重良治事務局長は「一般の観光客を断る状態だった。大型連休まで２週間前の中止では、代わりの観光客を呼び込むのも難しい。大打撃だ」と話した

一方、嘉手納基地のイベントは
●「アメリカフェスト」（かつては「カーニバル」とも）と呼ばれるオープンハウスが概ね合衆国独立記念日前後に行われる慣習ですが、アメリカ同時多発テロ事件の影響により数年続けて中止となった

●08年、実質4年ぶりに基地公開（アメリカフェスト）が行われたが飛行展示はなく、機体の見学は写真撮影も可能だった。
●09年、当時の米軍基地司令は飛行展示の実施も考慮していたが、基地を抱える沖縄3市町はいずれも飛行展示に反対し、F-22ラプター戦闘機が日本で初公開され注目を浴びたが飛行展示は実現出来なかった。

●10年は開催無し
●11年、7月1日に基地周辺住民のみ、7月2日に一般公開で、いずれも航空機は地上展示だけ
●12年は開催無し　そして13年も中止で以後も不明
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毎日新聞が観光協会の悲鳴（苦情？）を取り上げた思惑は不明ですが、これを機会に難癖を付けようとしているのかもしれません。何が起こっても、米軍や日本政府から「むしり取ろうとする」のが周辺自治体ですから
でも岩国はまだ賢いです。毎年30万人近くを一つの行事で集めるのですから。

それに引き替え嘉手納周辺の皆様は・・・。マニア垂涎の貴重な航空機が山のようにあるのに（呼べるのに）、観光資源として最大限に利用すればいいのに。

F-22を飛行させ、グッズを売り、地元業者に屋台を出させ、前後で「キッヅ英会話キャンプ」とかやったり、米国人歌手なんかを米軍に呼ばせて野外コンサート＆BBQ大会とか・・・
冬の「那覇マラソン」でも数万人だったと思いますが、夏本番を告げるイベントとして沖縄の知恵を絞って活用すればいいのに・・。

9月に予定の三沢基地イベントは、今のところ中止の報道はありません。米空軍参加が縮小や中止の可能性はありますが、航空自衛隊はたぶんやるでしょう

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タグ：嘉手納基地 岩国基地 日米親善デー アメリカンフェスト