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B-2爆撃機20周年:3月はB-2の当たり月 [米空軍]

B-2Whiteman.jpg3月28日、朝鮮半島にB-2爆撃機2機が飛来して話題となっていますが、もしかして、タイトルに掲げた「B-2爆撃機20周年:3月はB-2の当たり月」に少しは関連があるのでは・・・などと無理矢理こじつけて考えております

1993年12月にB-2初号機がモンタナ州Whiteman空軍基地に配属されてから今年で20周年となり米空軍GSCは2013年を「Year of the B-2」と定め、年間を通じ、B-2の活躍を振り返る年にするようです

そんなB-2の20周年の中でも、3月は特別なんです!
Whiteman AFB.jpg4度B-2は実戦に投入されていますが、その中の3度までが3月の第3週に当たるという奇妙な偶然があります。3度の実戦は1999年のSerbia、2003年のIraq、そして2011年の Libyaです。

いずれも米本土のど真ん中に位置するWhiteman空軍基地からの出撃で、5~6回の空中給油を伴う往復計25~30時間程度の任務飛行でした。

1999年のセルビア:Operation Allied Force
●セルビア軍によるコソボ住民への暴力行為を止めさせることを目的とした作戦
●作戦初日の3月24日、NATOによる作戦の口火を切って、有人機として初めて敵防空網を突破する作戦を実施した

2003年のイラク:Operation Iraqi Freedom
●同作戦の初日の3月20日、イラクの首都バクダッドの複数の目標に対し、複数のB-2爆撃機が攻撃を行った
B-2作戦史上、最も激しい攻撃が行われた作戦で、開戦数日で約100万ポンドの爆弾を投下した

2011年のリビア:Operation Odyssey Dawn
●NATOの作戦で、リビア国民に対するカダフィー派の武力行使を阻止するため、国連の飛行禁止ゾーンを執行する作戦
3月22日、3機のB-2がリビア軍Sirte飛行場の航空機シャエルターを攻撃し、リビア空軍をほぼ完全に破壊した。
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b61-b2.jpg本日ご紹介している米空軍web記事は、3度の実戦に参加した搭乗員の話を掲載しており、「バクダッド上空では、トマホークの精密攻撃を見ながらの作戦飛行だった」とか、「コソボでは、対空脅威を考えるいとまもなく、レーダーの画像と次々に現れる目標の照合に必死だった」等々の後日談を紹介しています

3月28日のB-2の飛行が「20周年記念行事」だとは思いませんが、報道によればWhiteman基地からはるばる飛来したようで、部隊はやる気満々だったかもしれませんね。
もし実戦に投入されれば、アジアの初登場ですから。

なお27日夜ヘーゲル国防長官と韓国国防相が電話会談を行い、米国の韓国防衛関与を再確認しています→http://www.defense.gov/news/newsarticle.aspx?id=119637

B-2爆撃機関連の過去記事
「B-2爆撃機グアム展開が復活」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2013-01-23
「B-2の世界派遣再開へ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-11-13
「B-2爆撃機の現状」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-03-05

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外人さん

大使館からのニュース | 米国大使館 東京・日本: http://japanese.japan.usembassy.gov/j/p/tpj-20130326a.html#.UVGS21ZDG6o.twitter
また、封じ込めを求める人もいます。これについても、私たちは拒否します。新たなモデルを構築できるかどうかにかかっています。習近平氏とオバマ大統領はどちらも、この目標を支持しています。
by 外人さん (2013-03-29 07:46) 

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