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選定終結:アフガンへ最新プロペラ攻撃機 [米空軍]

選定終結:アフガン空軍に超ハイテクプロペラ攻撃機が


米空軍がアフガン空軍への提供を念頭に行っていた軽攻撃機(LAS:Light Air Support)の機種選定で、ブラジルのEmbraer社Super Tucano(映像)が最終的に勝利しました。
外見は懐かしい印象のプロペラ攻撃機ですが、グラスコックピットにHUD、空対空ミサイルにデータリンクも備えたハイテク仕様のプロペラ機で、悪路の滑走路でも使用できる優れものです。

選定の途中で不利が明らかになり、やけくそで選定の不備を政府の監査機関GAOに訴えていた米企業(HBC:Hawker Beechcraft Corporation)のAT-6は、完全に敗退しました。
2011年11月に一度はEmbraer社と初期契約にいたりましたが、米企業HBC(現在の名称はBeechcraftか?)が難癖をつけ、米空軍の書類ミスも発覚したため再選定が行われていたものです

Super Tucano3.jpg結局Embraer社の優位は変わるはずも無く、1年強の遅れで20機を800億円(維持費込み)で契約するそうですが、当初の納入予定2014年が2015年に遅れ、このたった一年が今大きな問題になっています。
つまり、オバマ大統領は2014年末までに米軍のアフガン撤退を表明しており、ほとんど「ゼロ」からのスタートになるアフガン空軍の立ち上げが出来るのか?・・・との疑問です

どれだけの米軍関係者が2014年以降アフガンに残るのかは、米国の意志とアフガン側との交渉次第でしょうが、微妙な話になります
まさか映像のハイテク・プロペラ攻撃機が、いきなりテロ組織に売り飛ばされ・・・なんてことにはならないでしょうが・・大丈夫かな?

「泥沼化:アフガン軽攻撃機の選定」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-11-23
「プロペラ攻撃機が復活か」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-10-18-1
「デモ映像ブラジル攻撃機」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-02-24-1

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