国防省が強制削減の検討開始 [米国防省高官]
5日、定例会見で国防省のリトル報道官は、国防予算の強制削減（sequestration）への対処検討を開始したと語りました。このような削減は破滅的な影響をもたらす「ばかげた」行為で、議会が回避に向けた措置をとることを希望すると表現しつつも、今後10年間で$500 billion（約40兆円）の削減検討に着手したと公式発表です
リトル報道官は会見で・・・
●国防省は引き続き、議会が来年1月2日発動の強制削減を回避してくれることを希望している
●我々は政府のOMB（Office of Management and Budget）と協議を続けているが、OMBから示された計画の指針に沿って強制削減の計画に着手した
●削減計画の検討は始まったばかりで、細部には至っていない。削減が回避され、「財政の崖」から転落しないことを願っている
●今週OMBから削減の指針が示されたことから、国防省関係者は政府機関として計画に着手したものである。今後、より細部の数字や影響を含めた具体的な検討を行わなければならない●仮に強制削減が実施されれば、年初に発表された新国防戦略（defense strategic guidance）の基礎が吹き飛ぶことになり、2013年度予算要求の基礎もなくなる
●（強制削減は）馬鹿げたメカニズムだが、馬鹿げた強制削減が、馬鹿げた方法で実施されないように努力していく
●1月2日に発動されるが、すぐに影響が表れるわけではなく、具体的指示を出すまでに数カ月の猶予はあると考えている。
●国防省は削減数等の数字を検討するだけではなく、約300万人の兵士や文民職員と意思疎通を図りながら、どのよう削減に備えるか考えることを重視している
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1月2日まで残り3週間ほどしかなく、クリスマス休暇を考えると実質10日間余りの検討期間です・・・・
コタツに入りながら、お手並み拝見です
「基本を解説：強制削減とは？」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-06-28
「CSBAの削減影響分析」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2012-08-28
ところで・・・以下の写真は年末恒例行事
士官学校フットボール対抗戦（8日：陸軍VS海軍）の各士官学校応援団が国防長官強襲です
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