SSブログ

X-37Bは中国衛星を追跡? [サイバーと宇宙]

ご注意!
以下の記事は誤り、つまりX-37Bは、単に貨物室搭載諸資材の宇宙滞在影響等々を試験する役割を担ったモノであり、中国の宇宙船をスパイする役割は担っていない(軌道は重ならない)、との指摘もあります
http://www.spacedaily.com/reports/Spying_on_Tiangong_999.html

9日付「Defense Tech」も、両衛星の軌道通過時差やすれ違う際の速度秒速8kmを考慮すれば、スパイ任務と考えるのは不適切との訂正記事を掲載しています。

//////////////////////////////////////////////////////////
X-37Bground.jpg6日付「Defense Tech」は、「謎の無人宇宙飛行船」と呼ばれている米空軍のX-37Bが、中国の実験宇宙ステーション「Tiangong-1」とほぼ同じ軌道を飛行して監視を行っていると報じています。

X-37Bは、2回目の試験飛行のため、昨年3月アトラスロケットを使用して打ち上げられ、宇宙滞在限度と言われている270日を超過した今でも、謎の飛行を行いながら宇宙に滞在しています。

1回目の試験飛行で、軌道や高度を変えながら200日以上滞在したと報じられたことから、2回目の打ち上げ後は、複数の欧米アマチュア衛星追跡観測者グループが、謎の任務を解明しようと光学観測機材で追跡を行っている模様です。

天文観測雑誌の編集長ベイカー博士は・・・
baker-Space.jpg●X-37Bは、通常軍事衛星が投入される両極を周回する軌道とは全く異なり、赤道に対し42.79度の傾斜を持つ高度300kmの低高度軌道に投入されている
●この軌道は、中国が2012年に宇宙飛行士を送り込もうとしている、将来の大型宇宙ステーションの原型Tiangong-1(昨年9月打ち上げ)の軌道傾斜42.78度とほぼ同じで、高度も同じである。
●X-37Bは、中国の新しい衛星を継続的に近接して監視するために用いられているのだろう。
●「宇宙からの宇宙監視」は、様々なセンサーを用いることで全く新たなゲームを可能にするだろう。
//////////////////////////////////////////////

X-37B-2Taxiing.jpgX-37Bは、無人軌道上試験機(OTV:Orbital Test Vehicle)と呼ばれるもので、ロケットの先端に取り付けられて宇宙へ打ち上げられ、地球帰投の際は、完全自動で航空機のように着陸するそうです

紆余曲折を経つつも、現在は米空軍の緊急能力造成室(Air Force Rapid Capabilities Office) が担当しているところからすると、将来的には軍事衛星や通信衛星が敵からの攻撃で機能喪失した際の緊急代替衛星や装置の宇宙投入用を考えているのかもしれません。

予算削減の中で、生き残りのために多様な活用可能性をアピールしており、この報道も秘密保持より世間へのアピールを優先した結果かもしれませんね。

「X-37Bをシャトルの代替に?」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-10-12
「米が宇宙アセット防護計画」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-09-16
「X-37B関連小ネタ」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-03-04
「X-37Bをご存じですか」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-04-20

「1/2米中衝突シナリオを基礎に」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-12-28
「2/2米中衝突シナリオを基礎に」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-12-28-1
「補足米中衝突シナリオを基礎に」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2011-12-28-2

nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0