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軍需産業へ「高ければ買わない」 [米空軍]

scottMGAF.jpg16日、米空軍参謀本部のスコット運用能力要求課長(Maj. Gen. David Scott, director of operational capability requirements)がAviation Week誌主催の航空宇宙防衛会議で居並ぶ軍需産業関係者を前に講演し、「仮に一連の長距離攻撃(LRS)システムが適切な価格でなければ、空軍は購入しない」と警告を発しました。
「Defense News」16日付記事より

スコット少将は「高度な秘密」として細部の言及を避けつつも・・・

一連の長距離攻撃(LRS)システムについて・・・
●新爆撃機は、一連の長距離攻撃(LRS)システム(family of systems)の一部に過ぎない。
●一連の長距離攻撃(LRS)システムには爆撃機のほかに、空中発射巡航ミサイル、通信衛星、電子攻撃能力、ISR能力が含まれる。

有人オプションもある新ステルス爆撃機は・・
将来の能力向上のための拡張性を有すること。同機は50-80年間に渡り時代に則したものである必要がある。従って、1番機と最終号機は異なった航空機となろう。
●空軍が本機を運用開始した頃には、次の世代の航空機を考慮し始めるだろう。従ってこの程度の少数の調達(80-100機)を想定している。
LRSnextgenbomber.jpg●F-35のようなfused sensorsを搭載する
●米空軍は、B-2爆撃機が将来的には敵の高度な防空網を突破できなくなると考え、新爆撃機に強く取り組んでいる。これは空軍だけでなく、国家を担う兵器である

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スコット少将は、近々欧州米空軍の作戦運用部長へご栄転のようですが、2009年5月からゲーツ長官の薫陶を受け、この「family of systems」の取りまとめに心血を注いできた人物です。
新任地の欧州米空軍には、今後欧州の同盟国と協議しながら削減の方向が打ち出されており(1月6日のゲーツ会見)、今後スコット少将は削減交渉の矢面に立つことになるのでしょう・・・。

ところで、CSBAのレポートそのままの方向性が更に明らかになり始めました。・・と言うことで、しつこく下記の過去記事を推奨させていただきます。

CSBAレポート:長距離攻撃(LRS)システム構想
「序論:長距離攻撃システム構想」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-10-25
「1長距離攻撃システム構想」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-10-26
「2長距離攻撃システム構想」http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-10-26-1
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まったく関係ありませんが・・・・・
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B級も A級知らねば 極上品
相撲にも この技無いよね 丸投げは
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