嘉手納滑走路の強化開始か [Air-Sea Battle Concept]

米空軍HP記事が「part of a major construction project」と表現する滑走路関連工事ですが、担当する嘉手納所属の第18施設隊関係者は「3~5年おきに定期的に行うメンテナンス作業だ」と表現しています。
折しも2010QDRや「Joint Air-Sea Battle Concept」では、嘉手納など西太平洋地域の米軍基地の脆弱性対処が求められており、何らかの強度補強や被害復旧の容易さを高める施策が採られるモノと考えられます。

ところで滑走路工事の概要は・・・
●嘉手納基地には南北2本の滑走路がありますが、「それぞれに9ヶ月間の時間をかけ、滑走路の基礎、舗装、各種表示、侵入灯等のランプ類の交換補修を行う予定」と第18施設隊関係者は述べています。
●まず南の滑走路から工事を開始し、次に北滑走路へ作業が進みます。
●工事の間、嘉手納基地の滑走路が1本運用になり、緊急時や天候悪化による在空機増加時には、普天間基地や那覇空港滑走路が代替として使用されることが調整済みだそうです。

おすすめはしませんが、「逆大本営発表」がお好きな方は両新聞をご覧下さい。
(QDRやAir-Sea Battle関連記事)
「QDRから日本は何を読みとるべきか(1)」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-02-07
「CSBA中国対処構想」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-05-18
「(その6)CSBA中国対処構想」→http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-05-24
CSBAと「Joint Air-Sea Battle Concept」の関連記事一覧はこちら
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