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米空軍の戦闘機削減が本格化 [米空軍]

注意!! → Holylandを防衛研究所の菊池茂雄氏や高橋杉雄氏と勘違いしている人がいますが、間違いです。大変迷惑しています。「はてなアンテナのvon-mansteinさん」は訂正をお願いします。

26日6機のF-16がドイツのスパングダーレム空軍基地に別れを告げ、ミネソタ州にある州空軍(ANG)基地へ向かいました。30日には更に6機がドイツの基地を去ることになっており、最終的には5月末までに計21機が同基地での任務を終えることになります。もちろん交代戦闘機の到着予定はありません。米空軍HPの記事より
 → http://www.af.mil/news/story.asp?id=123201605

F-16RedFlag.jpg独の基地を去った21機は、ほぼ全機がミネソタ州空軍で本当に引退する州空軍機の代替として任務に就きます。
また独の基地では、機数が減少することにより、2つの飛行隊を大きめの一つの飛行隊にまとめて運用するとのことです。500名の兵士が何らかの影響を受け、段階的に転属等になるようです。更に米国人でない民間人基地勤務者の職は削減されるそうです。

米空軍は予算及び人員を捻出するため、2010会計年度中に約250機の戦闘機を早期退役させ(Combat Air Force Restructuring plan)、浮いた3500億円ともいわれる資金と4100人の人員を、いわゆる「今現在の戦い」に投入します。

donleyafa.jpg勿論、表面的には同長官は「老齢戦闘機の早期退役で得られた資金は、残る2050機の戦闘機の戦闘力向上に使われる」と述べ、ドイツの空軍基地担当者も「我々の5世代機に向けた橋渡しとなる戦力基盤構築のため」と説明していますが、ゲーツ長官の「バランスのとれた戦略」からすれば、戦闘機の数が今後回復するとは考えられません。
「おべんちゃら」の慰め言葉を受けて、米空軍戦闘機部隊は表舞台から去っていくのです・・・・

eagle2.JPG2月の航空作戦シンポジウム(Air Warefare Symposium)でドンリー空軍長官は、「4100名の戦力の内、既に3600人は情報処理、分析解析、配布部門に配置換えされた。地上部隊への情報連絡官を2倍に増やしている。」と述べているところです。

250機の中の21機はドイツの米空軍基地から出ました。さあ・・・残り230機余りはどこから抽出されるのでしょうか???? まもなく明らかになるのでしょう・・・・。

「嘉手納から有事早々撤退?」
  → http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-05-13
「ゲーツ長官が国防省と議会にも宣戦布告」
  → http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-05-09
(付録)
「米空軍OBが断末魔の叫び」
  → http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-04-05-1
「なぜ空自にステルス機?」
  → http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2009-11-26-1
「核抑止の代替?CSMについて」
 → http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-04-25

「(Ver.2)QDRから日本は何を読みとるべきか」
  → http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-04-01-1
「QDRから日本は何を読みとるべきか(Ver.1)」
  → http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-02-07
「どんな兵器を:Anti-Access環境対応」
  → http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2010-03-04
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