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一般教書演説で国防予算と軍内同性愛は・・・ [安全保障全般]

28日、オバマ大統領が初めての一般教書演説に臨みました。大統領の演説の中なら、米国防省HPが取り上げたのは「安全保障予算」、「核問題」、「同性愛問題」でした。予算と核の問題は当然として、同性愛の問題に触れるとは・・・。でも読売新聞の「詳報」には記述がありませんが・・・ 米国防省HPの一般教書演説の書きぶりです。
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安全保障予算関連・・・
●今後3年間は連邦予算を凍結するが、国家安全保障と老人医療費と教育関係経費については例外である。
●大統領は2011年度予算等について細部に触れなかったが、兵士が必要なものを確保すると明確にした
●オバマ夫人が今週初めに軍人婦人の集会で述べたように、軍人家族支援費は3%増加されて軍人子弟教育や各種教育予算が増え、4.2%の住宅手当増や1.4%の給与増などの施策もある。

軍内における同性愛者の扱い・・
これは非常に微妙な問題です。現在の法律(規則ではなく法律です)では「同性愛者であるか問いたださない聞かない。また同性愛者であることを明らかにしない」の原則を持つ、いわゆる“Don’t Ask, Don’t Tell” lawが適応されていますが・・・オバマ大統領は・・・
obamasu2.jpg●議会及び軍部と協議を進め、今年最終的にはこの法律を廃止したい。愛する国を守る任務に就きたいとの同性愛者の権利を否定する法律を廃棄したい。

本件に関しては国防省及び軍で対応に苦慮しているようです。
1993年に“Don’t Ask, Don’t Tell” lawが施行され、それ以前の同性愛者の入隊禁止が緩和されたものです。
ゲーツ長官は本件について昨年6月、「法律の専門家に検討させている」と述べていますが、移行期間をどうするのか? 第3者による密告などで部隊が混乱したりしないか? 法律を柔軟に解釈して対応すべきなのか? どのように議会が法改正を進めるのか? 等々・・疑念を隠していません

核の廃絶もそうですが、高い理想とそれまでの現実的な過程との折り合いをどう付けるかについて大きな問題を残しそうです。 
一般教書演説の気になったフレーズ「一般国民は選挙ばかりが話題になる状況に飽き飽きしている・・・」、どこかの国もそうですね・・・

QDRは米国時間2月1日発表です!!
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