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ベトナム難民の米海軍艦長が故郷に錦 [ふと考えること]

vietnam.jpg米国防省HPが「ハリウッド映画のような・・」と紹介した話です。
11月7日、ベトナムとの軍事交流強化のためにベトナム・ダナン港に寄港した米海軍ミサイル駆逐艦ラッセン(USS Lassen)の艦長は、35年前に命からがら脱出した生まれ故郷に、米海軍士官学校卒業のエリート米海軍士官として「故郷に錦」を飾ったレエ中佐(Navy Cmdr. H.B. Le)であったとの話です。

ラッセンは平たく言えば、イージス艦です。横須賀が母港ですから北朝鮮のミサイル発射で騒がしいときは、日本周辺で活動しているかもしれませんね。
同中佐の父は南ベトナム軍の海軍中佐で基地の副司令官でしたが、サイゴン陥落直前に司令官が逃亡してサイゴン陥落まで司令官として基地を死守。その間、部下とその家族の待避に全力を尽くす。。その後、サイゴン陥落の混乱の中、父親は逃げまどう住民400人を乗せた漁船を自ら操り何とかベトナムを脱出。米艦船に救出される。・・との逃避行です。

vietnamlass.jpgvietnamlassen.jpg1985年に米国籍を取得。92年に優秀な成績で海軍士官学校を卒業。あれこれ想像すると、現在40~42歳。
第7艦隊の主力ミサイル駆逐艦艦長ですから立派なモンです。Le中佐はあっぱれですね。全くのゼロから米国での生活を立ち上げたお父様も、さぞかし息子を誇りに思っておられることでしょう(遠目)。

もちろん米軍は多様な人種を受け入れる姿勢を示しており(参考http://holyland.blog.so-net.ne.jp/2009-09-11)、民族の融和と世界戦略を見据えての踏まえてのことでしょうが、これだけ優秀な人材を確保できれば十分元を取ってますね。
極東の安全保障に、ベトナムとの関係が複雑な中国への睨みに、ご活躍を期待します

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