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米軍が外国部隊の訓練態勢強化 [Joint・統合参謀本部]

aab2.jpg例えばAAB(advise and assist brigade)、つまり「助言支援旅団」と仮訳させてもらいますが、その名の如く、イラク治安部隊を教育訓練して一人前にするための部隊です。
まあそんな任務の専門部隊もあるのかな? てな印象ですが、そんなマイナーな部隊ではありません

本年10月5日、ゲーツ国防長官は陸軍協会総会でのスピーチで、「通常旅団の変換により、僅か数ヶ月で助言支援旅団が編制されたことに感銘を受けた」、「来年末にはイラク展開米軍のほぼ全てがAABに成るだろう」 と述べているように、今後米陸軍の主要な勢力に成るかもしれないのがAABです。

単に指導する、訓練するだけでなく、「イラク軍をして、イラク軍によって、又はイラク軍を通して任務を遂行する」ことが求められる部隊で、敵を撃破するために訓練してきた軍の概念を大きく変える動きです。

aab3.jpgゲーツ長官は本年1月・2月号のフォーリンアフェアーズ誌で、「敵を撃破殲滅するために訓練していた軍隊が、相手を説得して(反政府活動を)思いとどまらせ、地元の治安機関を育成する任務に迅速適切に適応できるだろうか」と述べて、これまでの軍の訓練体系の変更する必要性を説いています。

公式に決定したわけではありませんが、米空軍に対しても「F-16では(外国部隊の)訓練や助言は出来ない。練習機や軽攻撃機を購入して使い方を展示し、パートナーが望む装備やスキルを伝授すべきである」との意見がある模様です。

更には「海外の軍に助言して訓練し、装備品を提供するような重要な任務が、米軍内の優秀と目される幹部にとって、キャリア管理上魅力無いものと見なされているのではないか」と同誌の中で述べ、「助言支援」の任務をキャリア上でも重みのあるものに変えようとしています。
chanmages.jpg例えば、本年8月末に太平洋空軍司令官から空軍副参謀総長へ栄転したチャンドラー空軍大将は、湾岸戦争後の1992年から約2年間、サウジ空軍のアドバイザー長を経験した方です。栄転の背景は不明ですが、偶然とは思えないタイミングです。

時代は激しく変わってゆきます・・・逆戻りしてていいのか・・

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