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米陸軍長官が交代 McHugh議員へ [安全保障全般]

092109144519_McHugh.jpg21日、米陸軍省は第21代の新長官にJohn McHugh下院議員を迎えました。
前任のゲレン長官(Preston M. Geren)は2007年の8月末から2年間の勤務でしたが、イラクやアフガンの混乱を支え、政権交代の後もゲーツ国防長官と同様に異例の政権残留要請を受け入れ、大変な時期を支えた後の順当な交代と見ることができます。
QDR等おおきな見直し作業が進む中、「なぜこの時期?」との見方もありますが、だからこそこの時期しかなかった・・・とも考えられます。

新任のマクヒュー長官はニューヨーク州出身の下院議員で1992年から議員を務める61歳です。
97年から04年まで下院国際問題委員会メンバー、05年から09年まで下院情報委員会メンバーを努めるほか、最近は下院軍事委員会の上級メンバーとして活躍中でした。また、長く軍人と軍人家族の支援のための運動を続けてきたことが人選の背景と考えられます。

陸軍長官は米陸軍の作戦面に一切関与しませんが、調達取得、技術開発、人材募集、会計、予備役、基地問題、民生事業、環境関連等、縁の下の力持ちとして前線を支える役割を持ちます。
ニューヨーク州の行政スタッフや議員スタッフとしての経験が豊富なことから、実務に長けたところが評価されたのかもわかりません。ゲーツ国防長官を支えてがんばってほしいものです。

ゲーツ国防長官も来年年初にQDRが終わったら止めちゃうのでは・・・とちょっと心配ですが、米空軍や世界の空軍の改革が終わるまでがんばってほしいものです
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