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マレン統参議長が高校生に危機リスト示す [Joint・統合参謀本部]

mullimages.jpg6日、マレン統合参謀本部議長がアメリカン大学での高校生リーダー研修会で、自らの職務や現在の課題、そして公共のために働くことの重要性を訴えました。

全米の高校リーダーの中から選ばれた生徒たちに対し、「私の職務は上司が替わっても同じ。国防長官と大統領にベストな軍事的助言を行うことである」とし「現在はイラクからの撤退戦略を立てること、そしてアフガンでは地域的アプローチと強力な文民チーム主導のソフトパワー戦略を組み合わせる大統領の戦略形成を手伝っている」と述べました。

また現在の主要課題として
まずネットワーク防衛を挙げ、サイバー攻撃対処が米国だけでなく全世界的な課題であると指摘しました。
●次に、同議長がほとんどの時間を費やしている課題として「拡大中東圏」をあげ、レバノン・イスラエル・パレスチナ・イラク・イラン・アフガニスタン・パキスタンに言及、全てが相互に関係している問題と語りました。そしてパキスタンへは就任以降既に13回訪問していると明らかにし、その中で米国の視点でなく、パキスタン人の視点で問題を見なければならないと強調しました。

最後に若者へのメッセージとして、「あなたが公共のために尽くせば、与えた以上のものを得るであろう」と述べ、仕事の中で一番好きな所を問われ「今の我々の社会を支えている若者と接することである。前線で勤務する平均21歳の兵士から感化されることがとても多い」とも述べました。

米国防省HPの見出しは「マレン議長、危機のリストを示す(Mullen lists top defense challenges)」ですが、北朝鮮や中国など極東の話は全くありません。これが現実だと思います。

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